台風の中、震えているスズメを一晩だけ保護。その行動にSNS上では賛否両論の声が上がった。

台風が来たある夜のことです。 男性が外を歩いていたところ、スズメの雛がびしょ濡れになっているのを発見しました。

台風の中、震えているスズメを一晩だけ保護。その行動にSNS上では賛否両論の声が上がった。

雨に打たれていたスズメを発見

一旦は雨をしのげる場所にスズメを移動させて見守っていた男性ですが、いくら待っても親鳥が迎えに来ないことや、猫が多い場所だということも考え、止むを得なく保護したそうです。

濡れていると体力が奪われていくので、男性は羽を乾かしてあげました。

あまり見ることのできない、かわいらしい寝姿を見ることも出来ました! 鳥を飼っていればよく見る光景ではありますが、野生のスズメの眠る姿を目の前で見ることはなかなかないと思います。 次の日には元気になり、ベランダから飛んで他のスズメの群れに合流したとのこと。

この男性は、普段から野鳥の雛を見かけても構わないよう心掛けているそうです。 今回は、放っておくと凍死か猫の餌食になってしまう可能性が高かったため、悩んだ末に一晩だけ保護したそうです。

「エゴを押し付けた様に思われるかもしれませんが、私はどうしても見過ごせなかったのです」

とも言っています。

動画でもご覧ください。

この動画には、

「かわいいからって無責任に拾うものではない」 「匂いが移って育児放棄される」(※スズメの嗅覚は鳥類の中でもあまり発達していない) 「若鳥だから警戒心が薄いんじゃ?」 「拾うなと言われているが、この状況を目の当たりにしたら自分も同じことをすると思う」 というコメントが寄せられていましたが、この男性は一つ一つ丁寧に返していました。

雛を拾うのはNG?

基本的には、野鳥の雛は拾ってはいけません。

子育て中の場合、その雛の周囲に親がいる可能性も十分あり、下手をすると引き離してしまうことになります。 今回のケースは、台風で完全にはぐれてしまっていたのでしょう。 スズメの嗅覚はそれほどよくないので、「人の臭いが移る」ことはさほど気にしなくていいと思われます。

※危険が迫っていない限り、下手に拾ってはいけません。

野鳥の捕獲は法律で禁止されている

鳥獣保護法により、野鳥の捕獲をしてはいけないことになっています。 ですが、一時的に弱っている野鳥を保護する保護飼養は許可の対象となるそうです。 ちなみに、健康な鳥の保護はそれに当てはまらない可能性があります。 各都道府県の鳥獣保護担当部署に相談して、的確な判断をしましょう。

(日本野鳥の会のTwitter)

動物に親しんでいる方ならよくご存じでしょうが、決して軽い気持ちで拾ってはいけません。 今回ご紹介したような緊急ケースの場合以外、安易に動かずに、しっかりと調べて判断することをお勧めします。

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