元飼い主にネグレクトされ痩せ細った犬。救われた恩返しにある大役を任せられることに…

それは2015年のことでした。イギリスに住む女性レイチェル・バトラーさんは世界で最も細いと言われたほどの犬ウィリアムを家族に迎えました。英国動物愛護協会(RSPCA)によって保護されたウィリアムの体が余りにもか細いのには残酷な理由があったのです。

元飼い主にネグレクトされ痩せ細った犬。救われた恩返しにある大役を任せられることに…

壮絶なネグレクトの末

立ち上がる体力さえ無かった

イギリス人カップルのクリストファー・ラシュトンとカースティ―・ヘイルズはインターネットでウィリアムの姿を見て購入しましたが、ネグレクトの末ウィリアムをここまでの姿にしていまいました。

「RSPCAに保護された当初、ウィリアムは死の一歩手前の状態でした」

RSPCAの検査官であるニッキー・フォスターさんはそう話します。
出典:http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/thinnest-dog-ever-abandoned-weighing-9915663

瀕死の状態でレスキューされたウィリアムはまさに骨と皮だけの状態だったのだそう。そして脱水症状を起こしており、その体は糞尿まみれだったのだとか。

生後数か月ほどだったウィリアムはグレーハウンドとサルーキのミックス犬。健康な状態であれば体重は10kgほどのはずですが、保護当初のウィリアムの体重はわずか3.2kgしか無く、立ち上がることもままならなかったのだそう。

犬を飼うということはその命を預かるということ。決して簡単なことではありません。それにもかかわらず食事を与えたり清潔に保つなどの最低限の世話さえできなかったこのカップルには動物を飼う資格など全くありません。

彼らにはそれ相応の罰を与えられるべきではないでしょうか?

ガリガリの天使に一目惚れ

レイチェルさんはRSPCAの広報担当。彼女は偶然にもウィリアムの一件のプレスリリースを書いた人物でした。執筆をする中でウィリアムの写真を目にしたレイチェルさんは心を痛め、ウィリアムの様子を見に行ったのです。
出典:http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/thinnest-dog-ever-abandoned-weighing-9915663

レイチェルさんを一目見たウィリアムは彼女のお鼻にキスをしたのだそう。そんなことからレイチェルさんはウィリアムに一目惚れしてしまったようで、先住犬のハリーの相棒に欲しいと婚約者のクリスさんにお願いしたのだそう。

家族に迎えられた当初はとても大人しかったそうですが、しっかりと栄養をとり、良い環境で輝きを取り戻した始めたウィリアム。その姿には自信さえも見えるようになったのだそう。

そして相棒のハリーともとっても仲良しコンビ。そんな2匹にはある大役が待っていました。

大好きなパパとママの晴れの日に

レイチェルさんとクリスさんの結婚式の日、そこにはウィリアムの姿がありました。

「ウィリアムが結婚式に出席してくれてとっても誇らしかったわ。本当にここまでよく頑張ってくれたわ」とレイチェルさん。
出典:http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/thinnest-dog-ever-abandoned-weighing-9915663

こちらが結婚式当時の写真です。幸せな二人をエスコートするウィリアムの姿は実に気品溢れる紳士のようですね。ハリーとお揃いの蝶ネクタイもとってもお似合いです。

今ではたった3.2kgしかなかった体重も23kgと立派に成長を遂げていますね。ここまでくればもう安心です。

もう心配ないよ!

ウィリアムの元飼い主のカップルは動物虐待の罪を認め、今後一切動物を飼う事を禁じられた他、35時間の社会奉仕が課せられたのだそう。

とっても大人しかったウィリアムも日に日に明るい一面を見せるようになり、時にはスリッパ泥棒なるイタズラも披露するようになったのだとか。

間違った飼主の元で本当の幸せを掴むまで遠回りをしてしまったウィリアムですが、レイチェルさんとクリスさんの元なら最高に幸せな犬生を送れるはずです。

もうお腹を空かせることも、不衛生な環境に耐えることもありません。優しいパパとママと小さな相棒ハリーと共にずっと幸せに暮して欲しいですね。

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このまとめのキュレーター

Silver7s

ミニチュアダックス2匹と暮らしています。2匹のうち一匹は元捨て犬です。海外の動物にまつわる記事を書かせて頂いてます。