犬がネコの仲間ってほんとう?!犬がネコ目に分類される理由とは一体?

犬がネコの仲間ってほんとう?!犬がネコ目に分類される理由とは一体?

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生物学上では犬と猫は同じ「ネコ目(ねこもく)」に分類されるのをご存知でしょうか?犬が猫と同じネコ目になるということは、猫と犬は生物学上同じ動物ということなのでしょか?今回は犬がネコ目に分類される理由を紹介していきたいと思います!

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犬がネコの仲間ってほんとう?!

犬と猫

Eric Isselee/shutterstock.com

生物学上では犬と猫は同じ「ネコ目(ねこもく)」に分類されるのをご存知でしょうか?犬がネコ目というのは不思議に思われる方もいることでしょう。私も同じように感じた一人です。

犬が猫と同じネコ目になるということは、猫と犬は生物学上同じ動物ということなのでしょか?今回は犬がネコ目に分類される理由を紹介していきたいと思います。

犬はネコ目だから猫の仲間なの?

犬も猫も祖先をたどれば同じですから、大きな範囲では「仲間」ということができます。しかしネコ目だからといって、進化の過程で「猫が犬になった」ということでは全くありません。

ネコも犬も進化の過程での関係性はありません。ネコ目だから猫のほうが犬よりも偉いということではないので、くれぐれも誤解のないようにしましょう。では気になる犬と猫の生物分類をここで見ていきたいと思います。

犬の生物分類は「ネコ目(肉食目)イヌ亜目イヌ下目イヌ科イヌ亜科イヌ属タイリクオオカミ種イエイヌ亜種」となっています。犬の学名は「カニス・ファミリアリス」と言います。

猫の生物分類は「ネコ目(肉食目)ネコ亜目ネコ科ネコ属ヤマネコ種イエネコ亜種」となっています。猫も学名は「フェリス・カトゥス」と言います。ネコ目が共通ですが、それ以下はそれぞれに変化がありますね。

犬がネコ目に分類される理由

犬と猫

Andrey_Kuzmin/shutterstock.com

ネコ目の定義について見ていくと、主に肉を食べて生活する動物が「ネコ目」と分類されます。犬だけが猫に分類されているのではなく、多くの肉食動物はネコ目に分類されていることが分かるでしょう。

それで、犬なのにどうしてネコ目に?と深刻に思わなくてもいいことが分かります。海外での生物分類ではラテン語の「Carnivora」という「肉を食べるもの」という分類になり、日本語で直訳すると「食肉目」になりました。

しかし日本では、1988年の文部省発布「学術用語集動物学編」の中で「目」以下に使われる名称を分かりやすくしようという目的で改訂がなされました。今の分類の仕方はこの時の変化によってなされたものと言えるでしょう。

ネコ目などの「目」の以下の代表になる動物はそれぞれの動物達を代表する動物名に変えるために、「食肉目」が一番分かりやすい猫である「ネコ」になったと言われています。そして漢字を使わないでカタカナを表記にすることになり「ネコ目」という名称になりました。

あくまで親しみやすいということが選ばれた理由になっていますが、犬は雑食傾向の食事スタイルに対して、猫は完全に肉食の動物であるということも理由になっていると言えるかもしれません。肉食動物として親しみやすいという点からイヌ目ではなくネコ目が選ばれたと言えるでしょう。

元をたどれば犬も猫も祖先は同じ

そもそも犬も猫も大昔を考えると祖先が一緒になります。地球が誕生したのは約46億年前で、地球全体が火のような玉になっていて、火の玉の状態が約10億年ほど続いたのではないかと考えられています。火の玉の活動が衰え冷え始めた約35億年前に生命が誕生したと言われています。

時代が進み原子哺乳類が約2億年前に現れて、それから大陸の移動が起こりオーストリア大陸や南極大陸が出来上がったと言われています。月日が経ち、肉食の哺乳類は約6500万年前に出現して、その仲間が猫と犬の祖先であるミアキスというネコ科の動物につながっていると考えられています。

ミアキスは体長が20~30センチの胴長で木登りの得意な森林にすむ動物でした。実はミアキスが犬だけでなくタヌキやクマの祖先とも考えられているそうです。このミアキスは現代の犬によく似た骨盤、ネコ科の特徴である引っ込めることができる鉤爪(かぎづめ)などを持っていました。

犬の歴史の起源である動物

犬のルーツ

Annette Shaff/shutterstock.com

犬と猫の祖先が同じと考えられているミアキスについて見てきましたが、犬の歴史のなかで犬の起源と考えられている動物がほかにもいます。見ていきましょう。

1.キノディクティス

キノディクティス(Cynodictis)は約3720万年~2840万年前に生息した小型肉食獣です。体高は約30センチ、平べったい体型に長いマズルを持ち、走ることや穴を掘ることが得意であったと考えられています。

2.キノディスムス

キノディスムス(Cynodesmus)は約3330万年~2630万年前に生息していたとされる肉食動物です。体の大きさは現在の「ハイエナ」によく似ており、姿形は犬よりも猫に近いものであったと考えられています。現在のイヌ科リカオン属の祖先とされています。

3.トマークトゥス

トマークトゥス(Tomarctus)は約2300万年~1600万年に生息した肉食動物と言われています。その姿は現在の犬によく似ており、イヌ科動物の祖先として最も有力な存在であると推測されているそうです。犬の歴史の中でその祖先や血統についてはいまだ不明確な点が非常に多いというのが現状となっています。

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