警察犬の仕事内容にはどんなものがある?現在活躍中の犬種とあわせて解説!

警察犬の仕事内容にはどんなものがある?現在活躍中の犬種とあわせて解説!

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犬の中には、人間より優れている身体能力を活かして、人間社会で有用な働きをしてくれている子がいます。代表的なのが警察犬です。警察犬はテレビなどでもよく取り上げられますが様々な場面で活躍してくれるので重宝されています。今回は警察犬の仕事内容に迫りたいと思います。

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警察犬の仕事は様々

警察官と一緒にいる警察犬

Victor Jiang/shutterstock.com

犬の中には、人間より優れている身体能力を活かして、人間社会で有用な働きをしてくれている子がいます。例えば、人間の4千倍~6千倍と言われる鋭い嗅覚等の能力を訓練して、警察犬として犯罪捜査に加わっている犬もいます。空港で麻薬を探している犬をイメージされる人も多いかと思います。

警察犬は麻薬捜査以外にも様々な場面で活躍してしてくれています。警察犬はどんな仕事をしているいるのか、そのためにどんな訓練を受けているのでしょうか。警察犬として活躍している犬種についても一緒にみていきましょう。「警察犬=大型犬」と思っている方は驚かれるかもしれませんね。

警察犬の仕事の種類―4つ

麻薬の匂いを嗅いでいる麻薬探知犬

New Africa/shutterstock.com

警察犬の仕事の種類はおおきく4つに分けられます。麻薬探知犬、跡追求犬、気選別犬、威警犬の4つです。それではひとつずつ仕事内容を見ていきましょう。

1.麻薬探知犬

映画やニュースなどでよく見かけるのが麻薬探知犬です。空港の生還などにも麻薬探知犬は常駐していて、麻薬を国内に持ち込ませないように見張っています。訓練によって様々な種類の麻薬のほんのわずかな匂いで嗅ぎつけることができ、すぐに税関職員に報告するように訓練されています。

2.跡追求犬

跡追求とは、事件の現場に犯人が残した遺留品の匂いをかぎ、その匂いから犯人の居場所などを追及する仕事のことです。その仕事を行う犬が跡追求犬です。犯人だけでなく、行方不明になった被害者の持ち物の匂いを嗅ぐことで、被害者をいち早く見つけ出し役割も担っています。地域によっては、雪山などで遭難した人を探す救助犬の仕事を請け負っている場合もあります。

3.気選別犬

気選別犬とは、逮捕された容疑者と現場に残されていた証拠の匂いが一致するかを確認する警察犬のことです。匂いが一致した場合、それは裁判でも利用することのできる立派な証拠になります。

4.威警犬

犬に吠えられることや犬の牙を恐れる人は多いですよね。犬は犯罪者を威嚇するためにも警察官と共に一役買っています。威警犬が警察と一緒にパトロールを行うことによって、犯罪抑制にもつながっているのです。

威警犬はまた、パトロール中に不審者を見つけたら、警察官の指示により足に噛みつくなど逮捕のための行動を起こすこともあります。威警犬には、いるだけで威圧できるような大柄で強そうな犬が選ばれることが多いようです。何かあったときも出された指示に恐れることなく従いそうですもんね。

警察犬になるためのトレーニング

訓練を受けている警察犬

Leeloona/shutterstock.com

警察犬が一人前になるまでには、どのようなトレーニングを積む必要があるのでしょうか。警察犬として認められている犬種は7種類います。

シェパード、ドーベルマン、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、エアデールテリア、コリー、ボクサーです。従来はこの7種類でしたが、最近では優秀だと認められるなら、種類差別はせずに警察犬として採用、活躍してもらおうという動きが広がりつつありそうです。

嘱託警察犬として採用試験を通ったワンちゃんも警察犬として働くことができます。嘱託警察犬は警察が直接保有する犬ではなく、一般家庭や民間施設が警察犬育成のために飼育・訓練・所有している委託形の警察犬のことです。被災地や狭い場所で有利に活躍できる小型犬も訓練を積んで警察犬として働いています。

警察犬は将来性のある犬が民間から購入されます。選ばれた犬は、訓練所に入所し、三か月のテスト期間を過ごします。その間に担当者と仲良くなり、警察犬としての適性を判断されます。警察犬として適性アリと判断されたのち、しつけを通して集中力を養います。

その後、6か月にわたる服従訓練を行ない、服従訓練に耐え抜いた犬はさらに6ヶ月の周期選別機訓練・警戒訓練を受講します。その訓練を終えると、初級検定と上級検定を受け、上級検定に合格してはじめて現場に出ていくことが許されます。一人前になって現場で活躍するまで、平均して訓練所入所から1年と6か月かかるそうです。

現場に出てからも、日々訓練は続き怠ることはありません。現場に出ない日は、朝の6時には起床し、7時から10時30分まで訓練、11時に朝食、その後も休憩をはさみながら夜の8時まで訓練は続くそうです。警察犬は、犯罪撲滅のため日夜訓練を欠かさないのです。

警察犬として活躍している犬種

カメラをじっと見つめるドーベルマン

everydoghasastory/shutterstock.com

従来、警察犬として認められているのは7種の犬種でした。ではそれぞれの犬種の特徴を見ていきましょう。

ジャーマンシェパード

警察犬として一番に連想されることが多いのはシェパードでしょう。ジャーマンシェパードは、ドイツの牧羊犬を軍用に改良された犬種です。知能が高く忠誠心があり、訓練を喜んで行うことができます。嗅覚も鋭く、攻撃力もあり、見た目も威圧感もあるので威警犬としても活躍しています。

ドーベルマン

護身用の番犬として人気がある犬といえばドーベルマンでしょう。ドーベルマンは一見凶暴で怖そうですが、飼い主に忠実な性格から警察の訓練に馴染みやすい犬種と言えるでしょう。風貌で被疑者を威圧させて、警察犬に認定されてから急激に人気になった犬種と言われています。運動能力も高く忠実を誓った相手のいることを必ず聞く賢さもあります。

ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバーは、情緒が安定していて公務員である警察犬として職務を全うしてくれやすい犬種です。もともと鳥猟犬として、撃たれた鳥を水中にまで取りに行くといったしつけをされることも多かった犬種で、しつけがしやすいということも特徴のひとつです。

ラブラドールレトリバーは匂いで犯人を追跡するような嗅覚を使った仕事に従事することが多いです。

ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーも、撃った鳥を取ってくるために作り出された犬種です。そのため、鳥を狩る犬として高い能力を保持しています。しつけしやすい犬でもあるので、警察犬として重宝されています。性格も穏やかなため、長時間拘束されるような仕事でも大人しく受け入れます。

エアデールテリア

テリア種の中で最も大型で、低い吠え声と持ち前の力強さ、機敏さで手ごわい獲物を追いかけ狩猟を得意とする猟犬です。鋭敏な嗅覚も持ち合わせていて、勇敢で、一度リーダーとして認めると従順なので警察犬に向いていると言えるでしょう。テリア犬種の粘り強さがあるため、犯人を匂いで追いかけていく跡追求犬に選ばれることが多いです。

コリー

毛足が長く知的なルックスのコリーは、知能が高いことでも有能で、教えられたことを吸収する能力に長けています。牧羊犬としての時代も長く、ラフコリーは羊を追っており、スムースコリーは家畜運搬を担当していた歴史があります。被毛の多さから行く山の遭難者を探す跡追求犬の仕事を任されることもあります。

ボクサー

日本ではあまり馴染みがないため、少し怖い印象を抱きがちな犬種ですよね。忠実で辛抱強く、番犬としての要素を兼ね備えていて、観察力に優れ、周囲の人間の行動を観て合わせることができます。賢く物覚えが早いので、警察犬としての厳しい訓練にも耐え抜ける知力を有しています。もともとは「闘犬」として作られた犬なので、競争本能も強いとされています。

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