猫にりんごは大丈夫?食べていいかどうかと知りたい注意点。

猫がりんごを食べても大丈夫。大きな問題は起こりませんが、繊維質による消化不良、下痢を引き起こす可能性があるので、食べていいけど食べ過ぎには注意してください。りんごジュースなどの酸味を猫が嫌う理由や、食べてはいけないとされる人間の食品についても解説します。

猫にりんごは大丈夫?食べていいかどうかと知りたい注意点。

猫はりんごの酸味が苦手だけど食べていい


猫が柑橘類を苦手な理由

猫は本来肉食です。 肉が腐って食べると危険な状態になると、酸っぱくなります。これは微生物が増殖する過程で、酸性の物質を出す(二次代謝産物といいます)せいです。 猫はりんごの食べていいとは言えない状態を本能で知っているので、酸っぱい柑橘系も苦手です。 本来はりんごも苦手ですが、酸味の少ない種なら食べていいと考えられます。

りんごは食べていいけど、消化できない。

猫にりんごは大丈夫です。食べていいですが、猫はりんごの繊維質を消化するのが苦手です。 草食動物は、植物から有益な成分を体内に摂り込む腸をもったのに対し、猫など肉食動物は植物を消化する器官の代わりに、草食動物を補食する運動能力を得たためです。 りんごのあげすぎによる下痢は、大丈夫ではありません。注意しましょう。

猫にりんごをあげるメリットとデメリット

猫にりんごをあげるメリット

猫にりんごをあげるメリットは、カリウムとミネラルが摂れることです。 カリウムは病気予防になりますし、ナトリウムやカルシウムといったミネラルは、人間同様、猫にとっても必要な栄養素なのです。 ただし、メリットといえるのは適量を与えた場合だけです。 りんごの与えすぎは高カリウム血症などの原因になってしまうので気を付けてください。

猫にりんごをあげるデメリット

猫にりんごをあげるデメリットは、下痢をしやすいことです。 なぜなら、猫の胃腸は野菜や果物に含まれる食物繊維を消化、吸収できないからです。 これは、猫がもともと肉食動物だからで、胃腸は獲物(動物)を消化、吸収することに向いているためです。

猫がりんご食べていい適量ってどれくらい?

こればかりは、猫の体重や種類、個体差によっても違うので、一言で「これだけなら大丈夫」とは言えません。 ですから、最大限にあげようとするのではなく、ほんの少しだけ与えるようにしましょう。 人間が少ないかなと感じる量でも、猫にとってはけっこうな量だといえます。 与えすぎが心配なら、小さく切ったりんごを二つ、三つくらいにとどめておくとようにしてください。 可能であれば、あげるとしてもほんの少し(スプーン一杯ほど)のりんごをあげてみて、まずは反応をみてみてくださいね。

猫はりんごジュースを飲む?

りんごジュースや皮のパウダー

りんごは食べていいけど、りんごジュースも飲んで大丈夫です。 猫はりんごジュースのりんご酸が苦手だと思いますが、便秘改善のため、餌に混ぜてあげる飼い主さんもいるようです。 りんごの皮を粉にしたりんごパウダーは、ポリフェノールを含むサプリとして市販されています。餌にトッピングしてあげてください。

猫にりんごをあげるときの注意

猫がりんごは食べ過ぎなければ大丈夫です。 でも食べ過ぎたら下痢をしてしまいます。特に、脱水に注意して水分を摂りやすいようにしてあげましょう。

むしろ猫にりんごをあげたほうがいい場合

また、りんごをあげることが猫のためになる場合もありますので、いくつか紹介しておきましょう。 ただし、どれも適量を与えたときの話です。 度をすぎると、猫の身体に負担を与えてしまうので気を付けてください。 あとは、与えるときは果肉だけ。種は猫にとってよくありませんから、確実に取り除くようにしましょう。

猫が便秘のとき

先ほど、猫にりんごを与えると下痢をしやすいといいましたが、便秘のときはそれが助けとなります。

猫の体重が7キロ以上の場合

猫にはビタミンCが必要なのですが、そのビタミンCは、本来猫が自分の身体の中で作ります。 ただし、体重が7キロを超えると、作る量が必要な量に追いつかないのです。 そのため、少しりんごを与えて、りんごからビタミンCをとるといいでしょう。

猫にりんごをあげたいけど、食べてくれない時はどうする!?

実は猫は、基本的にりんごなどの柑橘類が苦手です。 なぜなら、さっきもいった通り、もともと猫は肉食動物だからです。 肉は腐ると酸っぱいにおいや味がしますよね。 猫は、それを「腐っているから食べちゃダメ!」というサインとして受け取るようにできているのです。 だから、酸味のある柑橘類も、本能的に避けるという仕組み。 逆に言えば、酸味さえおさえれば大丈夫だということです。 どうしても果肉を食べてくれないようなら、りんごのかわりに甘みのあるりんごジュースを与えるといいでしょう。

りんご以外に猫が食べても大丈夫、とは言えない食品

ペットの有害食品リスト

Nationwide.comがアメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)のデータを元にまとめた、ペットの有害食品リストを下に参照します。 イラスト付きなのでわかりやすいと思います。 これにはシアン配糖体(青酸配糖体)が含まれる植物としてチェリーなどがあげられており、この種にはりんごの原種も含まれます。 酵素によって有毒なシアンに転換する可能性がある成分のある植物群ですが、人が食べていい改良品種の果実は大丈夫、心配ありません。 しかし人間に比べて体重が少ない(耐性が低い)猫などでは、リストの食品には注意したほうが賢明です。

猫に食べていい刺身をあげたら虐待?

アメリカ動物虐防止協会の危険リストには、生魚(Raw fish)が入っています。魚を生食する習慣のないアメリカでは、生魚は病原菌が含まれる危険食品なので、刺身を猫に与えるのは虐待とみなされかねません。 このように危険食品リストは、食習慣による食品衛生の地域性が反映されています。危険リストは大いに参考にはなりますが、該当食品の危険性はその意味するところを吟味する必要もあります。

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このまとめのキュレーター

kei3141

猫白血病のチャトラに仕えて13年。ベテラン猫執事です。SF小説なども書いています。