柴犬のジャンプ力はとても高い!柴犬の身体能力や基本情報を徹底解説

柴犬のジャンプ力はとても高い!柴犬の身体能力や基本情報を徹底解説

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柴犬は日本犬として有名で人気がありますが、実はジャンプ力が非常に高いという特徴があります。今回は柴犬のジャンプ力に加えて、柴犬の基本的な情報をご紹介します。柴犬を飼育している方はぜひ参考になさってください。

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柴犬についての基本情報

かわいい顔をした柴犬

Seregraff/shutterstock.com

ピョンピョンとウサギのように飛び回る柴犬、運動神経がよくて身軽ですよね。本気になるとものすごいジャンプ力を見せてくれます。そんな柴犬についての基本情報をまとめますね。

柴犬の歴史

縄文時代の遺跡から犬の骨が発掘されましたが、この縄文犬は柴犬に非常に似ているとされています。それで、柴犬の祖先はこの縄文犬だと言われています。柴犬は昔から狩猟犬として飼育されてきました。主に鳥やウサギなどの小動物、時にはイノシシ狩りに用いられたこともあるようです。

日本犬は他にも紀州犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬、秋田犬がいますが、柴犬はこれら全6犬種の中で最も歴史のある犬種だと言われています。

明治時代になると、外国から様々な犬種が輸入されるようになりました。そのため日本犬と洋犬の混血が進んでいき雑種化するようになりました。柴犬も同様で、柴犬らしさが失われていくようになりました。そこで、本来の柴犬らしさを残すべきだとして1928年に日本犬保存会が設立されました。1934年には日本犬標準が制定され、それぞれの犬種らしさを保とうとする動きがなされました。

1936年になると、柴犬は国の天然記念物に指定されました。しかしその後に起こった第二次世界大戦、1952年のジステンパーの大流行により柴犬の頭数は激減することになります。当時の柴犬は地方によって特徴がありました。大きく分けると美濃柴、信州柴、山陰柴の3つですが、激減したために各地方から柴犬を集めて交配することが行われました。

こうして柴犬保存運動が起こったおかげで、地方ごとの柴犬らしさは失われてしまったものの、絶滅の危機を逃れることができました。現在では国内外を問わず多くの愛犬家たちに愛される犬種になっています。日本国内においては、日本犬の中で最もポピュラーな犬種でもあります。

柴犬の特徴

柴犬の平均体高は37cm~40cm、平均体重は9㎏~14㎏だとされています。中型犬として扱われることが多いですが、日本犬の中では最小なので小型犬として分類されることもあります。大きさに関してはいろいろな見方がありますが、ペットホテルなどを利用する場合は中型犬として扱われることがほとんどなので覚えておきましょう。

柴犬はダブルコートの短毛で、真っすぐで固めのトップコートと柔らかいアンダーコートを持っています。被毛の色は赤、黒、胡麻、白です。この中でもっとも多いのが赤ですが、厳密にいうと茶色に近いということができます。裏白と言って体の内側が白いのが共通の特徴でもあります。

柴犬は巻尾が特徴的でもありますが、左巻き、右巻き、左二重巻き、右二重巻き、半巻き、差尾など、個体によって巻き方が異なります。耳は小さくて厚い三角形をしていて、ピンと立っているのが特徴です。生まれた時は垂れていますが、成長するにつれてピンと立つようになります。

顔つきも個体によって違いますが、引き締まった顔つきをしたキツネ顔と、頬が張って丸っこいタヌキ顔に分かれています。頬は柔らかくて力を入れなくても伸ばすことができるほどです。

最近では小型の柴犬同士を選択交配させて「豆柴」として販売している場合がありますが、豆柴は公認された犬種ではありません。残念ながら、無理に成長を抑えようと食事制限をしたり、小柄に産まれたりしたために豆柴として販売するなど、トラブルも発生しているようです。

柴犬の性格

柴犬は他の日本犬と同じく独立心が強くて少し頑固なところがあると言われています。愛情深くて人懐っこい洋犬に慣れている人には扱いづらいと感じることがあるようです。それでも、飼い主に対しては従順で、名前を呼んだり近づいたりすると嬉しそうに尻尾を振って感情表現をします。ベタベタとスキンシップをするのを好むタイプではありませんが、愛嬌はたっぷりあると言えます。

警戒心の強い子も多く、見知らぬ人がかわいいからと言って撫でようと手を差し伸べると、威嚇したりかみついたりすることもあるようです。番犬に向いている性格ですが、他の人や犬をケガさせてしまわないように気をつける必要があります。

大胆な性格でもあるので、前述の通り家の外の通りで他の犬がケンカを始めると、興奮して柵を飛び越えてしまうような子もいるようです。活発で運動神経がよく、とてもやんちゃな性格の子もいるので、塀や柵などを軽々と飛び越えてしまわないように注意する必要があります。

警戒心の強い子は、攻撃的になることもあります。人を噛みやすい犬のひとつとしても挙げられることがあるので、しつけをきちんと行う必要があります。柴犬は賢い犬種でしつけやトレーニングがしやすいと言われていますので、けっして飼いにくい犬種であるというわけではありません。

柴犬を飼育する際の注意点

ブラッシングしてもらっている柴犬

MitchyPQ/shutterstock.com

柴犬は独立心が強くてマイペースなところがあるので、性格に応じた接し方をするようにしましょう。ベタベタとスキンシップをするのはあまり得意ではないようです。柴犬の反応を見ながら適度なスキンシップを心がけるといいでしょう。嫌がることがあるのでその場合は少し距離を置いてあげるといいでしょう。自分から飼い主の足元に擦り寄ってくることがありますよ。

柴犬は賢くてしつけがしやすい犬種だと言われています。トイレの場所はすぐに覚えてくれるという飼い主さんもたくさんいますよ。上手にできた時はたくさん褒めてあげるようにしましょう。たくさん褒めるとやる気を出して様々なトレーニングに応じてくれるようになるでしょう。

運動は欠かさず行おう

柴犬は活発で運動量も多い犬種です。運動不足になるとストレスが溜まったり肥満の原因になったりしますので、毎日十分な運動ができるように心がけましょう。少し長めの散歩をしてあげたり、ドッグランに連れて行ったりすると喜びますよ。広場や河原などで安全を確かめてから思いっきり遊ばせてあげるのもいいでしょう。

運動不足でストレスが溜まると、無駄吠えなどの問題行動を起こすようになるので注意しましょう。特に雨の多い季節は散歩に連れて行くのが難しいですが、ストレスを溜めてしまう前に屋内のドッグランに連れて行くなどして対処するようにしましょう。

小型から中型くらいの犬種ですが、運動量が多くて筋肉質なので食事は高タンパク質のものを選ぶようにしましょう。原材料をチェックして、栄養価の高いものを与えることをおすすめします。激安ドッグフードは粗悪な原材料を使用していることがあるので、愛犬の健康を考えるなら注意する必要があるでしょう。

運動量が多い柴犬ですが、歳を取るとだんだんと運動量が少なくなります。それでも同じように食事を与えていると肥満になってしまいます。柴犬が歳をとってきたら、食事の内容も変化させる必要があります。年齢に合わせた食事を与えることによって、シニアになったときに肥満にならないようにすることができます。

被毛の手入れ方法

柴犬はダブルコートなので換毛期になると毛がごっそりと抜けます。換毛期のブラッシングはこまめに行うようにしましょう。普段からブラッシングを習慣として行っていれば嫌がることはないでしょう。週に1回~2回はブラッシングをするようにしましょう。ブラッシングは愛犬とのコミュニケーションの機会になりますし、皮膚病の予防にもなりますよ。

柴犬は日本犬なので日本の気候に合った犬種で、比較的病気に強いと言われています。屋外で番犬として活躍している子もたくさんいますよ。それでも、ほかの犬種と同じようにかかりやすい病気というものがあります。愛犬の様子をいつも観察するようにして、いつもと様子がおかしい時はすぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

まとめ

柴犬についてまとめることができましたが、魅力が十分に伝わったでしょうか?国の天然記念物にも指定されて、多くの人たちの力によって絶滅の危機を逃れることができたこともわかりましたね。日本を代表する魅力的な犬種ですので一度は飼育してみたいと思った人がいたのではないでしょうか?

柴犬はしつけやすくて飼い主にも従順な犬種です。それでもマイペースで警戒心が強い一面を持っています。そして運動神経が抜群な柴犬がものすごいジャンプ力で高い柵を飛び越えてしまうことがあるので注意したいですね。

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