犬を多頭飼いするときの注意点。相性や喧嘩などに気をつけよう!

町で2頭以上の犬を散歩させていると、「うらやましいな。」と思う飼い主さんもおられるでしょう。多頭飼いはコスト面で頭数分かかりますし、初期投資額も大きいです。ですが、多頭飼いの魅力は、なんといっても高度な飼育技術が磨けることですね。多頭飼いの犬の相性、喧嘩の仲裁方法をご紹介しましょう。

犬を多頭飼いするときの注意点。相性や喧嘩などに気をつけよう!

多頭飼いの魅力と飼育の注意点

基本は室内で管理すること

大型犬、小型犬を問わずよほど大きな庭がない限り、野外で飼育、管理するのは、多頭飼いでは難しいです。

理由は一度一匹が見知らぬ人を発見すると全員が一斉に吠えるため、ご近所迷惑になるケースが多いからです。

犬を飼うということは、家族が増えるだけではなく、糞や尿の臭い、鳴き声など、少なからずご近所に我慢してもらうことでもあるんです。

「室内で余裕を持って飼えそうだな」と思えてから多頭飼いの決心をしてください。

相性の良い犬を飼う

多頭飼いがうまく行くかどうかについて大型犬、小型犬でもあまり犬の体格の違いは関係ありませんが、超小型犬と大型犬を同時に散歩した場合は、リードを引っ張る力が異なるために、相当苦労することになるでしょう。

そのため、初めは同じ種類か体格のよく似た犬種が飼いやすいですね。

中でもミニチュア・ダックス、ミニチュア・ピンシャー、ゴールデン・レトリバー、ミニチュア・プードル、スタンダード・プードルなどは、同種で多頭飼いをすると非常に仲が良いですね。

また飼い方のコツとして、去勢してあればオスメス関係なく喧嘩も少ないです。

最初から多頭飼いであったり、兄弟姉妹の犬を複数迎えた場合はあまり問題が起こらないようですが、犬どうしの相性は難しいです。

最初に1頭で飼われ愛情を独り占めしていた犬がいる場合、2頭目の犬を受け入れることができるかどうかで多頭飼いの可能性は左右されます。

3頭目以上になると自然に犬たちの中で秩序ができると言われますが、新しく飼い始める犬があまりに無遠慮である場合は先住犬たちがストレスで体調を崩したり問題行動に発展してしまうこともあります。

去勢していてもオスどうしの相性は悪く、メスどうしであればケースバイケース、オスとメスであればどちらか一方または両方が非常に勝気で喧嘩早い性格でなければ折り合って行けると言われています。

ただしオスとメスの組み合わせでは避妊しなければ犬は妊娠期間が約2か月と短く、一度の出産でたくさんの赤ちゃんを産むこと、オスかメスどちらかの去勢で妊娠の問題は解決できるものの去勢されていない方の犬が中途半端に異性を知ることになるのはストレスになりますので双方の去勢が望ましいでしょう。

多頭飼いを始めるときには、必ず事前に犬どうしを何度も会わせ、一緒に暮らしても仲良くできるかどうかを見極めることが必要です。

先住犬がオスかメスかにかかわらず神経質で他の犬を寄せ付けない性格の場合、多頭飼いはその犬にとってストレスになるばかりか後から迎えた犬がいじめられたり、逆に先住犬をいじめたり、犬どうしの喧嘩が絶えないといった問題が予想されます。

犬を可愛いと思えばこそ断念しなければならないときもあります。

犬どうしの年齢差はあまりない方がよい

なかなか相性がよくなく多頭飼いが難しい先住犬でも、新しく迎える犬が生後3か月までの子犬の場合は相手のことを「赤ちゃんだ」とわかるため攻撃したりいじめることもなく、赤ちゃん犬が多少わがままでしつこく先住犬にかまっても怒らないことが多いのです。

多頭飼いの上に幼い犬を迎えることは飼い主さんのお世話の負担も増えるので大変ですが、相性を見極めるのが難しいときはこれは1つの方法です。

その場合、子犬には専用のケージを用意してやり、子犬に必要な睡眠時間を確保したり、飼い主が見ていて先住犬が子犬の相手に疲れてしまっているときは子犬を隔離するようにしましょう。

ただ、赤ちゃん犬なら先住犬が受け容れてくれるとは言っても、7歳以上のシニア犬にパワフルな子犬の相手は負担になります。

また、犬も人間と同様に年齢を重ねると新しいことに慣れるのが大変ですので多頭飼いを始めるのは先住犬が5歳よりも前の若いうちが理想的です。

子犬もやがて成犬になりますが、やがて先住犬がシニア期に差し掛かりますので、犬どうしの年齢差はあまりないように気をつけてあげましょう。

多頭飼いは費用がたくさんかかる

多頭飼いをすると、たとえば犬が2頭になっても飼い主の犬のお世話は2倍にはなりません。

けれども飼育スペースは2倍の広さを確保してあげる必要がありますし、餌代や医療費は間違いなく2倍かかります。

トイレも犬の数だけ用意できれば理想的ですが、無理であればそのぶんトイレに敷くペットシーツは頻繁に交換する必要があり費用がかかります。

やや注意は愛玩犬の多頭飼いです。ポメラニアン、シーズー、マルチーズなどで、この種類は、トリミング費用や場合によって洋服代とか費用は結構かかります。

性格も飼い主の独占欲がやや旺盛です。

愛玩犬の中で多頭飼いに適しているのは、トイ・プードルと、ヨークシャーテリアで、トイ・プードルは陽気で誰とでも仲良くでき、ヨークシャーテリアは、個性は強いですが同種で飼っても飼い主の独占欲があまり強くありません。

初心者にとって避けたほうが良いのが和犬全般です。 従順な代わりに、喧嘩を始めると初心者では手に負えません。

野外で飼育すると、住宅街では迷惑になることが多いです。

憧れの高級犬多頭飼い

費用が許すなら、アフガンハウンド、ボルゾイ、オールドイングリッシュ・シープドック、スタンダード・プードル、ホファベルトのロングコートの毛並みはブラックアンドゴールドなどで、犬種を変えて3頭で買うと相当な愛犬家ですが、初期投資も管理費用も”高級”ですね。

価格は毛艶や被毛のカール具合などで決まり、血統はあまり関係ありません。ボルゾイやアフガンハウンドは、良い子犬であれば、40万前後です。

この中で比較的安めはスタンダード・プードルで、子犬が平均26万前後ですね。

喧嘩について

普段は仲良しな多頭飼いの犬たちも時には喧嘩をすることがあります。

ほとんどは餌のタイミングで喧嘩になることが多いです。散歩でよく吠えるのは、ポメラニアン、マルチーズなどで、飼い主さんへの独占欲が強い種類です。

餌に関しては、必ずなんでも同時に与えるか、先住犬から先に与えるようにします。

犬の数だけの食器を用意してそれぞれの犬に準備しておいて、手際よくやることがコツです。おやつも全員均等に、回数も同じである必要があります。

散歩する際も、必ず2人で最初は行ってください。もし人手がないときでもいきなり2頭以上の犬を外に連れ出すことは犬も人も危険です。

1頭ずつ別々に散歩に連れて行くならば先住犬から順番にします。愛情を均等に与えるのではなく、「群れのリーダーが飼い主」となることです。

そして必ず先住犬を立ててやるよう心がけます。飼い主が決めた序列に従って何事も進めてゆくわけですが、そのためにも犬たちに納得してもらえるリーダーとして振る舞いましょう。

室内フリーでもケージは必要

子犬を後から加えるときは、離乳期は別室で管理、ワクチンが終わるまではほかの犬に触れさせません。初めて連れてきたときは、全員に匂いだけを嗅がせてやってください。

あとはケージ内に入れて管理し、他の犬が見られるようにしておきましょう。憧れの多頭飼い、あなたも始めてみませんか?

他にも病気やケガ、体調の良くない犬を休ませるときにケージは必要です。

スペースに問題がなければ夜寝るときはそれぞれの犬が別々に休むことができるように犬の数だけケージを用意してあげるのが理想的です。そうすれば留守番のときには犬をケージに入れておくことができます。

留守中にいたずらをして部屋を荒らすことのない犬もいますが、多頭飼いをしているとどうしてもやんちゃな犬が出てきます。

その犬だけをケージに入れるのはかわいそうですが、みんなケージでお留守番なのであればどの犬もおとなしく過ごしてくれます。

犬をたくさん飼いたい方は必見!

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      コメント

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このまとめのキュレーター

kasatake

元ペット業界の専門職の知識を生かして、関連用品、犬猫、小動物に至るまでの飼育経験を生かし、様々に詳しく解説した記事を書いていきます!

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