マンチカンってどんな猫？性格や飼い方、子猫のしつけについて知ろう！

マンチカンの特徴

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身体的な特徴

見たまんまの身体的な特徴と言えば「短い手足」で、猫会のダックスフンドと呼ばれています。 でも この短い手足は 新種改良ではなく、突然変異で自然発生していったそうです。 そのため奇形ではないかと疑われることもあったようですが、品種が固定していることも認められ、健康的には問題ありません。

この短足種ですが、実は全体の２～３割だけで、残りは中くらいから長足のマンチカンが存在するのです。実は短足のマンチカンは貴重な存在なんですね。 性格は足の長さに関係ないです。

マンチカンはしっぽをぴんと立て、お尻をフリフリしながら歩く「モデルフォーク」ができるオシャレな猫でもあるのです。 しっぽの動きに特徴があるんですよ。

毛並みも短毛と長毛の２種類があるのが特徴で、その色や模様も多種多様ですが、性格はそれに左右されません。

マンチカンという名前の由来は、オズの魔法使いに登場する「マンチキン」（小さい人や子ども）という小人の種族です。 足が短いせいもあって背が低く見えます。 平均体重は、オスで３～５キロ、メスで２．５～４キロなので一般的な猫よりもやや小さめです。身体特徴に合った, ぴったりな名前だということですね。

マンチカンは猫のスポーツカー

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足が短く可愛らしく歩くため、一見ドンくさいように見えますが、実は重心が低く安定している上に運動神経もいいので、小回りが利き、猫界のスポーツカーと言われるほどなのです。 好奇心いっぱいの性格ですから、おもちゃを追いかける時のスピードは目を見張るものがあり、走っていてコーナーを曲がる時の切れはまるでレーサー！ 足が短くても、速く走ることができます。

ジャンプ力もすごく、１度のジャンプで高い塀や本棚に乗ったりするのは苦手ですが、段差などを利用しながらすばしっこく器用に飛び乗ります。 なんと、木登りもできるんですよ。

外見とはうらはらに 身体は意外に筋肉質なため、運動能力が高くとても機敏に動くという見た目とのギャップも人気の理由のひとつですが、飼う時にはできるだけたくさん遊び回ることができる場所を作ってあげ、十分に遊ばせてあげてくださいね。 キャットタワーがあるととても喜ぶでしょう。そしてもちろん、一緒に遊んであげることも大切です。

マンチカンの子猫は、特に性格が明るくて元気いっぱいです。好奇心も成猫に増して旺盛です。 ですから、お留守番中にちょこっとイタズラをしてしまうこともありますが、イタズラされないように おうちの中の環境を整えることも大切ですね。

子猫はイタズラをしてしまうことがあるとは言え、マンチカンはとても賢く聞き分けが良い性格です。 子猫のうちにしっかりとしつけをしておけば、お留守番の時も安心できるでしょう。しつけされた大人のマンチカンの性格も、聞き分けがよく利口です。

マンチカンの寿命

一般的に、猫の平均寿命を正確にだすのは難しいと言われています。

猫と言っても知られていない猫種も入れると３００種類以上もいるため、種類も違えば家猫や野良猫など、育った環境にも大きく左右されるのです。 その中で だいたいの猫は１０年～１６年の寿命だと言われていますが、屋内飼育の家猫は屋外飼育の猫よりも比較的長く生きます。

マンチカンの平均寿命は１１歳～１３歳が多く、全体よりも少し寿命は短めです。生命力には個体差もあるため、中には２０歳まで生きるマンチカンもいます。 愛情を持ち、普段から飼い主さんがきちんと体調管理をすることで、その寿命は大きく変わるでしょう。

医療が発達してきているのとキャットフードも様々な物が出ているため、年々平均寿命がのびて１５歳以上生きる猫も増えています。 健康で長生きしてもらうためには、食事や健康面の管理以外に、予防接種や定期検査をかかさず受けさせてあげましょう。ワクチン接種や定期健診により、病気の早期発見や早期治療ができます。

家だけで飼育するほうが、交通事故や怪我などのリスクを避けて安全に過ごすことができるため、外に出ることが多い猫と比べて、完全な屋内飼育の猫の寿命が長いという統計結果もでています。

また、日頃から耳や爪、目やグルーミングなどのお手入れを怠らないようにしてあげましょう。 体調の変化にいち早く気がついてあげられます。

正しいお手入れ方法を獣医さんに訊いたりして、家族に迎える前だけでなく、迎えてからもたくさんマンチカンについて知ることで、愛猫との生活がより楽しくなることでしょう。

マンチカンの歴史は？

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実はマンチカンという種はありません。 慣用的な言い回しで血統種を犬種猫種とは言いますが短足猫トゥールーズの子孫を、オズの魔法使いのキャラにちなんで「マンチカン（Munchkin）」と呼ぶことを、米国の猫家系図（血統書）発行団体のひとつであるThe International Cat Association (TICA)が決めたのです。

足が短い猫は、1930年代から世界の各地で見つかっていました。 1983年に米国ルイジアナ州の音楽教師だったサンドラ・ハシェンデルさんが、ブルドッグに追われてトラックの下に隠れていた2匹の妊娠した猫を見つけて保護しました。 その1匹、黒猫のブラックベリーが短い足のオス猫トゥールーズを産み、友人のケイ・ラフランスさんに譲られると、彼女は放し飼いにしました。 するとトゥールーズの子猫と思われる、短い足の野良猫が現れたため、これは新しい血統種ではないかと言われたのがマンチカンの始まりです。