ドーベルマンの立ち耳って何のこと?断耳の手術は本当に必要か解説します!

ドーベルマンの立ち耳って何のこと?断耳の手術は本当に必要か解説します!

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ピンと立った耳で遠くを見ているドーベルマンはとても凛々しいですね。ところが、最近では耳が垂れているドーベルマンを見かけることがあります。実はドーベルマンの立ち耳は「断耳」といって手術によるものです。どうしてわざわざ手術をするのでしょうか。今回はドーベルマンの断耳について取り上げます。

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断耳は本当に必要なのか

ドーベルマンの赤ちゃんを抱く女性

Pavel L Photo and Video/shutterstock.com

賛否両論がある断耳ですが、本当に必要なのでしょうか?世界の愛犬家はどのような考え方をしているのか、そして日本ではどのような考え方がなされているのか見てみましょう。

断耳に対するヨーロッパ諸国の考え方

ヨーロッパでは早くから動物愛護の味方により断耳を禁止するようにする働きがなされています。1899年にイギリスで断耳の禁止が決定されてから、ノルウェー、スウェーデン、ドイツ、デンマーク、スイス、ポーランド、オランダ、フランス、オーストリアなどヨーロッパの各国で断耳の禁止が決定されています。

医学的な理由や犬にとっての利益を考えてどうしても必要である場合を除いて、断耳を含む美容目的の外科手術が禁止されています。どうしても必要な場合は資格を持った獣医師が麻酔をかけて手術を行うように定められています。

断耳に対するアメリカの考え方

アメリカでも断耳に反対する獣医師がたくさんいます。動物病院や州レベルで断耳の禁止を決定してはいますが、肝心のアメリカンケンネルクラブ(AKC)は伝統を守っており、断耳を犬種スタンダードとして許容しています。さらに犬の健康のために断耳が効果的であると主張する人もいます。様々な意見がありますが、アメリカでは断耳が普通に行われているようです。

断耳に対する日本の考え方

ジャパンケンネルクラブ(JKC)は基本的にアメリカンケンネルクラブ(AKC)と同じく断耳を容認する立場をとっています。ただし動物愛護の観点から断耳を実施しないという獣医師も多くいるため、すべての動物病院で断耳を行うことができるわけではありません。

日本には「動物の愛護及び管理に関する法律」がありますが、断耳については明確に述べられていません。現状としては、飼い主やブリーダー、獣医師次第だということです。

ドーベルマンの断耳をする前によく考えましょう

賛否両論がある断耳ですが、行うかどうかの判断は基本的に飼い主に任されています。断耳の歴史を知るとともに、本当に必要かどうかをよく考えたうえで決定するようにしましょう。ただ単に立ち耳のドーベルマンのほうがカッコイイからとか、犬種スタンダードだからという安易な考えでは愛犬がかわいそうですね。

また、断耳を行うことに決めたなら、できるだけ子犬が苦痛を感じないように優秀な獣医師を探すこと、断耳の適切な時期やアフターケアをしっかりすることを心がけましょう。断耳を行わないことにするなら、その旨をあらかじめブリーダーに伝えておくといいでしょう。

まとめ

ドーベルマン

Eric Isselee/shutterstock.com

ドーベルマンの断耳の必要性についてまとめることができましたがいかがでしたか?

もともとは垂れ耳の犬種だと知って驚いた人もいたのではないでしょうか?現在では美容整形の分野として断耳が行われていますが、本当に必要かどうかを考えて、我が家のドーベルマンにも断耳を行うかどうか決定するようにしましょう。

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mofmo掲示板

1 名無しさん
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…飼い主様の任意ですね。断耳と断尾。その犬一人一人の健康面が守られているなら僕はその手術に否定はしませんよ。