猫の多頭飼いのこつ。猫同士が喧嘩しないで仲良くする方法!

猫を多頭飼いされている方の大きな悩みのひとつは、猫同士の喧嘩ですね。ついさっきまで、仲良くグルーミングしていたのに、いつの間にやら取っ組み合いの喧嘩になっていることも。じゃれ合いならまだ良いですが、流血の騒ぎになると放っておけません。猫同士の喧嘩の原因と止め方です。

猫の多頭飼いのこつ。猫同士が喧嘩しないで仲良くする方法!

猫の多頭飼いをする前に

多頭飼いの前に考えておくこと

猫の飼育頭数は犬に迫る勢いです。 2014年の調査(一般社団法人ペットフード協会)で、犬は全世帯の約15%、猫は約10%で飼われています。飼っている1世帯当たり、犬は平均1.25頭、猫は1.79頭でした。つまり猫は多頭飼いの傾向が強いようです。猫は1匹飼うと癖になるのでしょうか。

多頭飼いすると、猫同士が仲良く遊んでくれて手が掛からない印象ですが、実は面倒なこともあります。 猫が2匹3匹と増えるごとにエサ代が2倍3倍と増え、それに加えて年に一度のワクチン接種、病気になった場合は病気の内容にもよりますが、多頭飼いしている全ての猫の感染有無を調べる事になり、金銭的にも費用が嵩みますし、ケンカに病気のリスクなど、こんなはずじゃなかった、と後で悔やむことがないよう多頭飼いを考えている人は、よく情報を調べておきましょう。

外猫ではなく室内飼いであっても、オスとメスの多頭飼いの場合は、去勢、避妊を考えないといけません。 交配して子猫が欲しい、という明確な目的があるなら別ですが、多頭飼いが崩壊する理由の多くは増えすぎにあります。無責任に子猫を産ませて、飼育放棄するのは止めましょう。

また、アパートやマンションで猫を飼われている場合だと、飼える頭数が制限されてる所や後に増え多頭飼いを拒否されてしまう事もありますので、注意が必要です。

多頭飼いのこつは先住猫

先住猫との対面のさせ方

猫の多頭飼いをする理由のひとつに、予定外に新しい子猫が舞い込んじゃった、というのがあります。猫を飼っている人の元に飼育の依頼があったり、迷い猫を放っておけなくなったりした、というものですね。

この多頭飼いのケースでは、先住猫との相性がうまく行くかどうかのポイントです。先住猫の第一印象が成否を分けるので、対面が大事です。こつはいきなり対面させるのではなく、2,3日は別の部屋に新入りを待機させて、先住猫に心の準備をさせることです。

多頭飼いのこつ

先住猫は、鳴き声やにおいから新入りがいることを察知します。この間、新入りのにおいがついたタオルをフードの側に置くなどして、においをなじませます。初対面はケージの金網越しに行い、お互いの反応を観察しましょう。

最初はシャーッと威嚇したりしますが、根気よく続けると徐々に威嚇より好奇心が勝ってきます。ケージを解放して対面させるときは、新入りの猫が隠れる場所を確保しておきましょう。

互いにストレスなく接することができるようになるには、2,3週間から数ヶ月かかる覚悟が必要です。 トイレは猫の数かそれ以上準備してください。排泄は猫にとってストレスの掛かるものです。だから猫は排泄という偉業を達成したら、ハイになって走り回ります。多頭飼いの当初は、ストレスで先住猫が便秘したり軟便になったりすることもあるので注意が必要です。

初対面の先住猫と子猫のようす。最初はお互いさぐりさぐりです。最初からシャーッとなることもあります。

相性のよい年齢、性別の組み合わせ

多頭飼いで相性が良い組み合わせは、親子、兄弟姉妹のような血縁関係のある猫を最初から飼うことです。幼猫は順応性が高いので、ペアの片方が子猫の場合も良好な関係になります。 猫社会が形成される時期は生後2~7週目といわれています。この時期に親猫や兄弟猫、出来れば血縁のない他の猫と十分な接触経験のある幼猫は社会性が身に付いてる為、先住猫がいるお宅でも直ぐに慣れる傾向があります。 成猫同士ならば、去勢・避妊をしていれば比較的うまくいきます。

相性が悪いのは、成猫のオス同士の組み合わせです。この場合は、テリトリーをうまく分けるようにしないと、ケンカにならないまでも尿スプレーなど問題行動を起こしがちです。老猫と幼猫の場合は、先住猫の老猫にストレスが掛かるので注意してあげましょう。

もし相性が悪かったら

猫同士はなぜ喧嘩するのでしょうか?

食べ物に不自由しない飼い猫は、餌の取り合いで熾烈な喧嘩をすることはありません。また避妊や去勢をした猫は、発情期の異性を巡る争いにも無縁です。それなのに喧嘩をする原因は、テリトリー(縄張り)の主張や、社会的優劣の確認行為の習性が残っているからです。これはメス猫にも見られます。

また外で行われている猫同士の喧嘩や、獲物となる鳥の鳴き声に誘発されて攻撃的な感情が芽生えたとき、仲間の猫にそれをぶつけることもあります。室内飼いの猫同士の喧嘩は、大きな怪我に繋がるようなことは少ないようです。

外猫との喧嘩

室内飼いではなく外に出している猫の場合は、縄張り争いや異性を巡る争いが喧嘩の大きな原因になります。外猫同士の喧嘩は、熾烈な争いに発展することもあり、巻き込まれると怪我を負って帰ってくることもあります。

猫同士のじゃれあいと喧嘩

猫のじゃれあいは社会性の勉強

子猫のじゃれあいは、どれくらい噛むと痛くて怪我になるのか、降参や止め方はどのようにしたら良いのかを学ぶ訓練です。子猫のときに隔離されて、喧嘩で学ぶことのなかった猫は、大人になって甘噛みの加減がわからなかったり、攻撃の止め方がわからず「獲物」と言われる状況になったりします。

動物は同じ種族同士で傷つけ合うことを避けるため、喧嘩で互いの優劣が決したらそれ以上傷つけ合わないルールがあります。犬では負けた方が急所であるお腹を相手に晒すと、強い方はそれ以上攻撃しません。

猫にも似たような止め方のルールがありますが、子猫のときに学ばないと弱い方は降参の仕方がわからないのが原因で、怪我を負うまで攻撃が続くことがあります。

じゃれあいと喧嘩の境目

猫同士がにらみ合ったり、猫パンチの応酬や取っ組み合いをしたりしているとき、じゃれ合いなのか本気の喧嘩なのかわからないと止め方にも迷いがでます。喧嘩の場合は、威嚇のときの声がシャーッからウゥーという低い音に変わり、一方が耳を寝かせて負けモードでも攻撃を続けて追いかけ回すのが特徴です。じゃれあいでは、一方が飽きたら執拗に追いかけ回すことはしません。

猫同士の喧嘩の止め方(原因別)

じゃれ合いがエスカレート

原因がじゃれ合いのエスカレートである室内猫の場合は、執拗に追いかけ回さないようであれば放置しておけば治まります。

ストレス発散のために、喧嘩を止めないほうが良いとの説もありますが、ほどほどにしておきましょう。室内猫の場合は霧吹きなどで水をスプレーし、文字通り頭を冷やしてあげるのが有効な止め方です。

外猫との縄張り争い

家の外で飼い猫が他の猫とにらみ合いをしていたら、心配でしょうが自分の猫といえども手を出す止め方は禁物です。

興奮状態で飼い主さんを見分けられないときに触られると、本気で引っ掻いたり噛み付いたりします。家では大人しい猫でも、鋭い爪による攻撃を人間が受けると、何針も縫うような怪我になることがあります。

猫同士がにらみ合っていたら大きな音を出して注意をそらしたり、傘やダンボールなどを間に入れたりして両者を分けるのが適切な止め方です。

猫の喧嘩でできた傷の治療

猫同士の喧嘩を避けるためには、室内飼いで他の猫との接触を避けるのが良いですが、外に出すのなら喧嘩の原因を排除するよう発情期を避け、季節隔離をしましょう。他の猫との争いが原因でウイルス病を罹患しないようワクチン処置をしておく必要もあります。

去勢・避妊も攻撃衝動を和らげるのに有効です。また多頭飼いの猫は、爪切りをして遊びでも目などに傷を負う原因を作らないよう配慮しましょう。多頭飼いでの喧嘩の原因を排除するためには、それぞれの猫の安心生活スペースの確保してください。

キャットタワーで高い場所を確保してあげたり、玩具で攻撃性を発散させたりするのも有効です。ケージなどで弱い猫の逃げ場を作ってあげ、餌や水やトイレを複数箇所設置すると喧嘩の原因が少なくなります。

多頭飼いの猫に新入りの猫を迎える場合、新入りが子猫なら受け入れやすいですが、成猫を迎えるときは難しい場合もあります。慎重に距離を縮めながら、新入りと旧猫の融和を図りましょう。

この記事が気にいったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

この記事のコメントを残す
1 E
通報

猫同士のじゃれ合いは見ていてとても微笑ましいのですが、いつ本気の喧嘩になるのかハラハラする時もあります。これからはよく観察しながら、声を聞き分けたいと思いました。 外猫同士の喧嘩は、人間がへたに手を出さない方がいいんですね〜…ちょっと心配ですが。 ワクチン処理をきちんとして、家にマキロンなどを常備して帰りを待つ事にします。

2 名無しさん
通報

何匹も猫を飼っていると、やっぱり喧嘩が絶えませんよね。人間も兄弟が多いところは喧嘩が多いといいますし。。遊んでいるのか、喧嘩しているのかわからない時もありますが。 それでも猫の喧嘩を止めることは出来るんですね。猫の社会では上下関係が厳しいので大変だなー 喧嘩による傷を見つけたら早めに消毒してあげたいと思いました。

3 名無しさん
通報

相性は飼ってみないとわからないことも多いと思います。多頭飼いしたいとは思いますが、既に飼っている猫がかわいそうにならないか心配です。

4
通報

ねこを複数飼っているんですが、結構喧嘩をすることが多くて悩んでいました。多少のじゃれ合いは気にする必要はないだろうけど、本気の喧嘩をしだしたら飼い主が時には介入しなくちゃいけないこともありますね。相性もあるでしょうし、飼い主がきちんとしなくてはいけません。

5 ねこはねこ
通報

多頭飼いは喧嘩のリスクもあるし、避妊しないと爆発的に増えてしまう問題も抱えてますから、飼い主のモラルも問われますよね。エサ代とかいろんな費用が倍々ゲームで増えていくのも飼い主にとっては大変ですが、飼われてる猫からすればそんなこと関係ないのでやはり飼い主がしっかりしないといけません。

6 ゆきやこんこん
通報

猫の多頭飼いは多頭飼い崩壊リスクが付きまといますので、しっかりと避妊するのが飼い主の責任です。たまに避妊なんてかわいそうと放置してしまい、爆発的に増えてしまって多頭飼い崩壊しちゃう人がいますが、それこそ無責任すぎますので避妊や予防接種は間違いなく受けるようにしましょう。

7 特製
通報

猫の多頭飼いは難しいみたいですね。喧嘩がエスカレートすると、止めに入るのが大変そうです。喧嘩ばかりしている姿を見るのは辛いものがあるので、猫同士の相性が良いか悪いかを飼い主さんが判断して、多頭飼いを続けるかどうかを検討した方がいいのかもと思いました。

8 メメ
通報

一回、多頭飼いをしようとして失敗したことがあります。結局、仲良くならずずっと喧嘩してばかりで、先住猫がストレスで病気になってしまったので、泣く泣く友人に子猫を引き取ってもらいました。今では、両方とも別々の場所になってストレスなく生活していますが、やはり多頭飼いは本当に難しいと思います。

9 名無しさん
通報

沢山飼うことのメリットもあると思うけど、相性が合わなかったときのデメリットも沢山あると思います。うまく行ったらいいとは思いますが、うまく行かなかった相性が悪かった時のためにどうするかもよく考えて飼い始めることが必要だと思いました。だって相性が悪かったら捨てるなんてわけにはいきませんからね。飼い主としての責任をしっかり果たす必要がありますよね。

10 メン
通報

何十匹も飼うのが夢ですが、今の所先住猫が神経質なので飼うことができていません。喧嘩しても嫌だし、ストレスになってもかわいそうだし…。でも、この記事を見て少しずつ慣らしていければいいのかな〜という気になってきました。

11 ブルー
通報

人間でも人が集まると喧嘩になることもあるから猫もそうなんでしょうね。でも仲が悪いもの同士生活するとなると結構なストレスでしょうね。そういったことを考慮してから多頭飼いを始めなければなりませんね。

12 猫は猫
通報

猫の多頭飼いは色んな問題があるので出来るだけ避けたいところです。喧嘩はもちろん、避妊や去勢の問題があって漏れていると一気に増えて手に負えなくなって崩壊してしまいますから。相性の合わない猫どうしだと喧嘩からさらに発展して殺してしまうこともありますからね。

13 鳴き声
通報

多頭飼いをする場合、じゃれあいと喧嘩の境目を知っておくことは大切なポイントになってきますね。二つの区別がきちんとできないとそのままにしてしまい、大喧嘩になってしまっては大変ですから。猫の飼育経験がないと、多頭飼いは難しいと思いました。

14 名無しさん
通報

たしかに友人の一人も、猫を一匹飼い始めたと思ったら、次に聞いたらもう一匹増えていたなんてことがありましたね。先住の猫と相性が合うかどうかその子を数日家に持ち帰って預かり、様子を見たといっていました。多数飼いの場合はこうした配慮が必要ですよね。

15 複雑ですね
通報

猫が喧嘩してしまうって悲しいですよね。多頭飼いって仲良くしてくれたら本当に素敵だし、いうことないけど難しそう。人間だってある日突然知らない人と暮らしなさいって同居を迫られたら嫌になっちゃうし、相性が良い悪いってあるから、一緒に飼う前にお試し的にできたらいいのにな。

16 やし
通報

猫の多頭飼いのコツを読むと、長期戦になりそうですね。お互いが慣れるまでには、長い期間が必要であるということですね。猫同士が上手くやっていけるかどうかの見極めも難しいと感じます。関係が良くないまま、ずっと共に過ごすのは苦痛になると思うので、早めの見極めが肝心だと思いました。

17 名無しさん
通報

家猫であれば、多数飼いになるとそれぞれの縄張りになる居場所を見つけるまで落ち着かない様子を見せるので、その数か月間はよく観察しておくことが必要ですね。

18 かよ子
通報

外猫との縄張り争いは怖いですね。猫が持つ習性を知っておき、正しい止め方をしないと大事になってしまうので、多頭飼いをするなら注意点をしっかりと踏まえなくてはと思いました。できれば、どの猫も幸せに暮らせるような多頭飼いをしたいです。

19 名無しさん
通報

我が家でも近くの公園に生後間もない子猫が捨てられていて拾って自分でエサを食べれるまで育てたことがありました。その間に、猫をすでに飼っている友人たちに相談して、そのうちの一家族のところにもらってもらいました。最初の数日は先住猫のほうが様子を見るかんじで子猫のほうはマイペースな様子でいましたが、数週間後はお互いに寄り添って寝ているようになったと聞いて安心しました。

20 ライフ
通報

多頭飼いは実際にしてみると難しいですね〜…最初の頃はお互いにおそるおそるという感じで、それからすぐに仲良くなるか、喧嘩し続けるか…という感じですよね。どうなるかは本当に相性次第なので難しいですね…。

21 ML
通報

多頭飼いって難しいですよね。我が家は猫を2匹飼っているんですが、ある日捨て猫を拾ったら、相性が悪くて悪くて……2匹も3匹も変わらないだろうと思ったら大間違いでした。結局別のお友達が新しい子を引き取ってくれたんですが、難しいなぁと痛感しました。

22 ソルティライチ
通報

多頭飼いって難しいんですね~。実は今、猫を1匹だけ飼っているんだけど、昼間は一人になってしまうことが多いので、お友達がいたらなぁって思って猫の数を増やそうかなって検討していたんです。でも相性が悪かったら最悪ですよねー…。ちょっと考えてみなくちゃ。

23 堀内
通報

多頭飼いって難しいですよねー…。うちも1匹じゃ寂しいかなって、子猫をもらってきたんだけど、相性が悪い悪い……orz。元々居た猫がメスで気性が穏やかだったからなんとかなっていますが、10年経っても別居婚状態というか、一緒に住んでいるけどまるで他人のようですね……。

24 みおりん
通報

多頭飼いをする以上、多少の喧嘩はつきもの……だけどやっぱり仲良しでいてほしいですよね。猫って相性もあるから、多頭飼いをするときは要注意ですね~。お友達の家は10年経っても全然仲良くならないっていうし。相性ってあるんだなぁ。

25 コラム
通報

多頭飼いする場合のコツは何個かあって、どれもをこなすのは難しいと感じます。猫の飼育経験が豊かでないと、多頭飼いはしてはいけないように私は思います。経験がある方の方が、いろんなことを知っていて、何か問題が起きた時にきちんと対処できるでしょうからね。

関連するキーワード

関連する記事

このまとめのキュレーター

kei3141

猫白血病のチャトラに仕えて13年。ベテラン猫執事です。SF小説なども書いています。

おすすめコンテンツ

猫の飼い方を知りたい!

あわせて読みたい

おすすめ情報をお届け!