愛犬のせいで家がボロボロに…何か対策はある?

愛犬のせいで家がボロボロに…何か対策はある?

update
mofmo編集部

mofmo編集部です。

mofmo編集部

犬は好奇心からいろんなものを噛んだり口に入れたりもしますが、そのせいで家のあちらこちらがボロボロになってしまったりします。噛み癖がついてしまうとこれから大変になってしまいます… 今回は、噛む理由と対策をご紹介していきます。

update

室内犬を飼ったら部屋がボロボロ、どうすればいい?

Collie dog and ruined leather chair

Jana Schoenknecht/shutterstock.com

どの程度部屋がボロボロなってしまうかは、大型犬なのか、小型犬なのか、室内犬の大きさによっても異なってきます。これから、室内犬により、部屋がボロボロになってしまう理由と対策を考えましょう。

家具をボロボロにする場合

室内犬が家具をボロボロにしてしまうことがあります。理由としては犬が椅子やテーブルの足を噛んでしまうのです。大型犬であれば、ぶつかってこわしてしまうということもあるかもしれません。

では、この点対策はあるでしょうか。どうすればよいのでしょうか。そもそも犬にとって噛むことは習性です。噛むとによって、ストレスを発散させることもあるのです。それで、全く噛まないようにするということは難しいですし、現実的なしつけ方とも言えないでしょう。それで、噛んではいけないものと、噛んでよいものを、教えてあげる必要があるでしょう。

噛んでもよい犬のガムなどのかためのおかしや犬のおもちゃを与えてあげて噛ませてあげることができます。一方、家具や飼い主さんのものを噛んでしまったなら、叱って、噛んではいけないものと、噛んでよいものとをしつけて行きます。実際には、噛んでいいものはオモチャなどのごく一部にとどめるようにしましょう。

例えば、普段日常生活の中で使用しているタオルを用いて愛犬と引っ張り合いのような遊びをしてしまいますと、犬はタオルを遊び道具と認識してしまい、家中のタオルを遊び道具として噛んでしまうことにもなりかねません。犬は引っ張りっこのような遊びを好みますが、日常生活の中で使用しているタオルではなく、専用の遊び用のロープなどを用意し、遊ばせるようにしてあげましょう。

部屋の中に犬を放す時には、そもそも犬の歩くエリアにはできるだけ物は置かないようにして、噛んではいけないものに興味を示したなら、そのたびに、噛んではいけないと教えてあげるようにしましょう。噛んでしまったものを後から見つけて叱るよりも、その場で叱るようにし、愛犬が何が理由で怒られているのかがわかるようにしてあげましょう。

かじってはいけないものにスプレーをかけておくという方法もあります。犬がかじると苦い味のするスプレーをかけておくわけです。そうすると犬は嫌がって、やがてはその物についてはかじらなくなるでしょう。ただ、このスプレーですが、場合によってはしみになってしまうこともあります。それで、あらかじめ試験的に少量のスプレーをふりかけてみて、かける物にしみが生じないかどうか確認してから使用してみると良いでしょう。

そして、中にはその苦みがきかない犬もいますので注意が必要です。

かじっていたずらをした時に、大きな音を出してしつけることもできます。かじっていたずらをした時に、手をたたいたり、机をたたいたりしてみるのです。そうると、犬の気がそれると共に、かじると大きな音が鳴るということを認識して行き、噛まない方向へと進んで行くことになるでしょう。

しつけが上手くゆくまでは、もしかすると、子犬がつい家具を噛んでしまったりすることがあるかもしれません。それはやむを得ないことと考えられます。根気が必要かもしれませんが、だんだんと、噛んではいけないものがわかるようになってきます。飼い主との信頼関係が増して強くなって行けば、飼い主の許可なく噛むようなことはなくなることでしょう。

飼い主さんが外出中に家具をボロボロにしてしまったりすることもあり得ます。それで、留守番の際には、大事な家具を置いていない部屋で留守番をさせたり、ケージの中で留守番をさせることもできるかもしれません。

フローリングに傷をつける場合

室内犬がフローリングに傷をつけてしまうことがあります。その理由は犬の爪にあると言えます。小型犬が少し走った程度では傷にはなりにくいかもしれませんが、大型犬がフローリングの上を走るなら、深い傷をつけてしまうことがあり得ます。

走り回ったり、遊んだりしている時に、犬の爪がフローリングを引っかいてしまい、傷をつけてしまうのです。そして、フローリングは犬にとっては滑りやすい素材です。滑りそうになると、爪や手足を使って踏ん張ろうとするため、そういう状況でも傷がついてしまいます。

では、この点対策はあるでしょうか。定期的な爪切りをしてあげることができます。そうすれば爪が地面に触れてしまうのをある程度防ぐことができます。手足の被毛をカットしてあげることも良い方法です。そうすることで滑りにくくなりますし、フローリングを傷つけにくくすることができるでしょう。

他にも、愛犬にとって安全な成分を使用した塗料などを用いてフローリングに滑り止め加工をしてあげることもできます。もし、フローリングの滑り止め加工を行うのが難しい場合には、滑りにくい素材を用いた敷物を準備してあげることもできます。

ジョイント・マットを活用すると、フローリングを保護することができます。ジョイント・マットは比較的安価で購入できますので助かります。柔らかい素材でできていますので、愛犬の脚に優しいと言えます。断熱効果を期待できるものもありますし、冬場は暖かく過ごすことができるでしょう。食べかす程度が落ちても、掃除機できれいにすることができます。

水をこぼしたとしても、こぼしたあたりのジョイント・マットをはがして床をふけば大丈夫です。ジョイント・マットはお風呂で丸洗いをすることも可能です。何らかの事情でマットに穴をあけてしまっても、その部分のジョイント・マットを外して、新しいマットと交換すれば大丈夫です。捨てる時にも場所によっては可燃ごみとして捨てることができるので便利です。必要とあらば、カットして、粗大ごみにならないようにすることもできます。

ただ、ジョイント・マットも万能なわけではありません。ジョイント・マットのジョイント部分にゴミがたまることがあります。またマットの裏にもごみがつくこともあります。掃除するのが面倒と感じることもあることでしょう。

壁紙をボロボロにする場合

室内犬が壁紙をはがしたり、ボロボロにしてしまうことがあります。全ての犬に見られる行動ではありません。中には壁紙を器用にはがしてしまうわんちゃんがいます。とりわけ壁の角の部分は犬が噛みやすい箇所です。角の部分の壁紙をボロボロにされてしまうということがあり得ます。

さらに、壁を使って爪とぎをするのが好きな犬の中には、爪が伸びてしまうことによる不快感を解消するために壁紙を掘ってしまうということもあり得ます。

では、この点対策はあるでしょうか。あえて家具を置き、壁紙に触れられないようにすることができるかもしれません。あるいは、ペットの引っかきにも対応している耐久性の高い壁紙があるなら、ボロボロにされていまいそうな場所については、耐久性の高い壁紙に張り替えることができるかもしれません。

さらに、保護シートを貼ることもできるかもしれません。壁紙シールなどを貼っておけば、壁にできてしまったささくれから守ることもできます。しかも、壁紙シールはきれいにはがせるので、原状回復が必要となる賃貸住宅にお住まいの方でも使用することができます。

しつけは幼いうちに!

A tiny Boston terrier puppy chews a hole in the bathroom door in an attempt to escape

Helioscribe/shutterstock.com

赤ちゃん犬はとにかくよくかじります。赤ちゃんのうちに、しっかりしつけをしてなおしておかないと、成犬になってからではなかなかなおらず大変です。成犬になって、物ならまだしも人に噛みついて怪我をさせるようなことがあれば大変な事態になってしまいます。

幼いうちから正しく、愛犬をしつけてゆきたいものです。基本的に子犬の時期にケージで生活することを覚えさせるようにしましょう。さらに少し大きくなると、サークルの中にトイレやケージを置いて、留守番中などはその中で生活ができるようにしつけることができます。サークルは、犬が留守番をするときや寝るときなどに過ごすことができるスぺ―スのことですが、色々な大きさのものがあります。

犬は数時間なら狭いスペースで寝ていることも苦にはなりませんので、留守番中は、自分のスペースで静かに過ごしていられるようにしつけてあげましょう。もし、留守番の時間が長くなりがちのようなら、中で多少飛び回れるような大きさのサークルを用意してあげることもできるでしょう。

ケージの大きさについても考慮してあげることができます。人間の感覚からすると,ケージの中は広いほど良いのではと感じるかもしれません。しかしその犬にとっての最適な大きさがありますので、その点を考慮してから購入する必要があります。

ケージは、やや小さめと思う程度の大きさで大丈夫です。やや小さめのイメージとしては、愛犬が方向転換できる程度の大きさということになります。場合によっては、よっぽどきゅうくつそうな感じであれば別ですが、子犬時代のケージをそのまま成犬になっても使い続けることもできます。

飼い主の思いとしては、子犬時代のケージをそのまま使い続けるなんで、愛犬がかわいそうと思うかもしれませんが、逆に大きくて快適そうなケージに交換したとたんにその場所で寝なくなったという問題がよく生じるのです。

もちろん、ケージに劣化や汚れがあるなら、新たに買い替えてあげることもできます。しかし、犬にとって大きすぎると、落ち着かなくなったり、ケージの中で動いているうちにそこでトイレをしてしまう場合もありますから、必要以上に広げないように留意してあげましょう。犬は少し狭いくらいの場所の方が落ち着いて過ごせるようです。

犬はきれい好きです。そのためゲージをトイレとして使用してしまいますと、ケージに入りたがらなくなってしまいます。どうしてもケージを使ってくれない場合には、愛犬のにおいが染みついたお気に入りのおもちゃや毛布を入れてみましょう。

ケージに入れられて、扉を閉めると、犬は閉塞感を感じるのか、吠えて騒ぐことがあります。しかし、それはおそらくはじめの頃だけでしょう。初めてのことをされて不安を感じ、どうしてよいのかわからず吠えているだけなのかもしれません。ケージの扉を閉めることに慣れされることは、焦らずに徐々に行ってゆくようにいたしましょう。

もし、ケージに慣れずに夜に吠えてしまうことがあればどうすれば良いでしょうか。夜間ですからご近所のこともあり、さすがに吠えるままにしておくことはできないでしょう。そんな時には、タオルや毛布でケージを覆ってあげることができるかもしれません。そうすることによっておとなしく寝つく場合もあります。

あるいは飼い主さんの寝室の端にケージをセットして、すぐそばに飼い主さんがいる状況にしてリラックスさせてあげることもできるでしょう。飼い主さんがそばにいれば、おとなしく寝つけるかもしれません。

これはまれなことかもしれませんが、部屋数にゆとりのある家であれば、サークルではなく、一部屋を犬用にとりわけ、留守中はそこで過ごすようにしてあげることもできるでしょう。犬用の部屋の中には、犬にとって危険なものは置かないように注意することができます。

例えば、電気コードなどを置いておいて、犬がそれをかじってしまいますと危険です。感電してしまうおそれがあります。殺虫剤や除草剤なども危険です。犬が容器をかじって、場合によっては犬にとって毒性のものを摂取してしまう場合があります。愛犬の安全も意識して、犬用の部屋をととのえてあげることができるでしょう。

まとめ

犬は様々なものを噛みます。元気な室内犬が勢い良く壁や柱などをかじると、部屋がボロボロになってしまうことがあります。そして、ボロボロになると、壁や柱などにささくれが生じ、家族や愛犬自身のケガの原因にもなりかねません。

それで、飼い主さんが、部屋がボロボロになる理由と対策をしっかり把握し、できれば幼犬の時からしつけを始めるようにしてあげましょう。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板