犬の困った行動には飼い主が原因なことも！犬種によっても変わってくる性格や行動とは？

犬の性格も色々ある

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人間も住んでいる国や地域が違うと、性格が違ってきます。親からの遺伝なども関係しますね。犬の性格も犬種の特性や親からの遺伝による先天的な要因と、子犬時代の過ごし方、つまり、子犬時代の生活環境や育て方、年齢などの後天的な要因が絡み合って形成されていきます。しかし、愛犬の性格は、後天的な要因によるものが大きいともいわれていますので、しつけをちゃんとするかしないかで随分と差が生じることは皆さんご存知の通りです。

飼い主さんがアクティブだと、犬も一緒に外に連れて行く機会が増えるので、犬もアクティブな似たような性格になります。それとは対照的に、いつもイライラしているような飼い主さんの場合、犬も神経質になり怒りっぽくなってしまいます。室外か室内か、そして飼い主さんのご性格によって愛犬の性格も形成されていくというのはなんとも興味深いことではないでしょうか。

パピヨン

パピヨンという犬種をご存知でしょうか。この犬は頭が良く小型犬のため、飼われてある方も多い犬種です。人の言葉をよく理解し、言葉の抑揚で感情を読み取るのに長けています。群れのリーダーの統率に従って、命令を聞き分け動くことができるのです。

この犬は、好奇心が旺盛なことでも知られています。おもちゃや家具などに興味を示し、いたずら好きなやんちゃな犬です。賢いので怒られるかもと分かっていることは、飼い主さんの留守中にしちゃうような悪知恵が働くところもあります。飼い主さんに向かってぴょんぴょんと飛んだりと、運動量が多くとても活発です。

またプライドが高く。自己主張が強い一面もあります。思い通りにいかないことがあると、唸ったり吠えたりと攻撃的になることもあるそうです。賢さを良い方に伸ばしてあげるよう小さいころからの訓練がやはり必要ですね。

他の面では、華奢な外見に反して、体は環境への順応性も高く丈夫さも兼ね備えていて、遺伝的な病気なども少ないとされています。体臭も少なくお手入れも難しくないという点で飼いやすい小型犬の一種となっているようです。なにしろ、人間が大好きで家族として認識しますし、友好的で甘え上手な犬種なので仲良くなりやすいと思います。

ボーダーコリー

ボーダーコリーは運動神経抜群で、賢くて柔軟、行動力が魅力の犬種です。ドッグスポーツファンの間で長く愛されてきた犬種でもあり、活発で並外れた体力があります。ボーダーコリーは牧羊犬としても有名ですが、状況判断能力に優れ、追いかける羊に対してストレスを与えることなく、羊の群れを追い込むためのコントロールの仕方を判断することができます。なので、動物的な知能ではなく、人間的な知能に近い賢さを感じさせる犬種です。

ボーダーコリーは、高い運動神経とエネルギーにあふれる犬種です。フリスビーなどのドッグスポーツ競技にも向いていて、一緒にドッグスポーツを楽しみたい飼い主さんにもお勧めです。また、愛情を注いでくれる飼い主さんに対して、その愛情に応えようとしてくれるとても従順な性格です。その反面、見知らぬ人にはあまり自分から近づこうとはせず、適度な警戒心を持っています。

なので、きちんとしたしつけができれば、飼い主さんや家族の動きや声の大きさからその状況を察知してくれ、家族を大切にするとても優れた一面もあります。牧羊犬に適していることもあり、他の犬と遊ぶよりも人と遊ぶことを好む傾向があるようです。いつでも飼い主さんと一緒にいたい性格なので、番犬や庭での放し飼いなどには向いてないでしょう。

ボーダーコリーはかわいらしい愛玩犬ではなく、並外れた能力を持った中型犬です。飼い主から指示がなかったり、訓練をせずに自由に育てられたりすると、攻撃的で荒れた性格になってしまいます。また、子犬の時期に一度でも飼い主さんをリーダーだと認めなかった場合は、成犬になっても言うことを聞かなくなってしまい、手がつけられなくなってしまう可能性もありますので、ご注意ください。

それで、ボーダーコリーは飼いやすい犬種とは言えません。初めて犬を飼う方や飼育経験がある方も今一度検討し、覚悟を持って飼う必要があることをお忘れないように願います。

ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバーの性格の特徴は、優しくて温和で従順で人懐っこいところです。人懐っこいがために、番犬にはあまり向きませんが、とても賢いのでしつけがしやすく、訓練にも耐えてすぐに覚えることができるので盲導犬などに向いています。また、人や他の動物とも仲良くすることができるので、とても飼いやすい犬種と言えます。

大きさは、体重が30㎏前後で体高は60㎝前後まで成長するので大型犬です。しかし、性格は前述の通り、攻撃的な性格ではなく人間が大好きで飼い主の指示には従順に従うとてもお利口な犬です。人間の子供の相手も良くしてくれるので、家庭犬としてはとても優秀です。

それに加え、遊びも大好きです。2歳ごろまではとてもやんちゃで部屋をめちゃくちゃにされたりするので、飼い主さんは少し大変かもしれません。しかし、2歳を過ぎるとやんちゃもおさまってくるので大目に見てあげて下さいね。

ラブラドールレトリバーは、名前の通り「レトリーブ」という、なんでもくわえてしまう本能的な行為をすることがあります。なんでもくわえてしまうので注意が必要です。とは言っても、レトリーブする行為は、ラブラドールレトリバーに本能的に備わっている行為なので、くわえることを無理やりやめさせることはラブラドールレトリバーにとってストレスとなってしまいます。それで、くわえても良い物とくわえてはいけない物の区別をはっきりできるように訓練する必要があります。

フリスビーやボールなどの「もってこい遊び」はとても好きですので、休みの日は広場に連れ出して一緒に遊んであげて下さい。

まとめ

今日は、やんちゃな犬について皆さんと共に考えることができました。一言でやんちゃと言っても様々なタイプのやんちゃがあることをお分かりいただけたのではないでしょうか。また、犬種によっても実に様々な性格があります。

犬を飼う前に、自分はどういう犬を望んでいるのか、犬を飼う環境はどうか等をよく考えておくことは大切なことです。また、飼いたい犬が決まったらその犬種について調べて、特性や性格を理解しておくことは、後々手におえない状態にならないためにもとても重要なことでした。これからも愛犬と楽しい充実した生活を過ごされることを願っています。