ブラッシングで犬とのコミュニケーション力をアップ!理想的なやり方を解説します!

ブラッシングで犬とのコミュニケーション力をアップ!理想的なやり方を解説します!

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愛犬の被毛を清潔に保つために、ブラッシングを定期的にしてあげることは大切です。またブラッシングをしてあげることで病気の早期発見につながったり、愛犬とのコミュニケーションを図る貴重な時間にもなります。今回はブラッシングをする具体的なメリットについて解説するとともに、その理想的なやり方を紹介します!

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理想的なブラッシングの方法

飼い主にブラッシングされている犬

Dmytro Zinkevych/shutterstock.com

道具や頻度について分かったところで、今度はブラッシングの方法について解説したいと思います。以下のような方法でやってみてください。

事前に毛の絡まりを取る

ブラッシングの前に毛の絡まりを取っておくようにしましょう。毛が絡まっている状態で無理やり引っ張ると、必要な毛がごっそりと抜けてしまったり皮膚を傷めてしまう恐れがあります。

ですから先にシャンプーをして、ほこりや汚れを取り除いてからはじめるのもいいでしょう。スリッカーブラシで抜け毛やホコリなどを取り除くのも良いです。

また換毛期で抜け毛が多い時期はファーミネーターやラバーブラシで取り除いてあげるとベターです。

ブラッシングはゆっくり始める

ブラッシングを嫌がる犬もいますので、なるべく嫌がらずにブラッシングを行なうためにも背中や首元などから始めるのはおすすめです。耳やしっぽ、足先は敏感なので触られるのが苦手な子が多いです。ブラシという得体のしれないもので体をなでられるだけでもびっくりなのに、敏感なところを最初に触られるなら戸惑ってしまう可能性があります。

背中から始める場合も勢いよくやらないようにしましょう。一気にやると痛みを感じて愛犬が驚き、トラウマになってしまうかもしれません。私たち人間も髪をブラッシングする際に根元から一気に行なうと、途中で引っかかって痛い思いをしますよね。

犬の表皮はとても薄く、人間の1/4程度の薄さしかないためとても敏感です。愛犬に辛い思いをさせないように、まずは毛先を中心にブラシを入れて、抜け毛や絡まりをほぐしてから根元部分へとブラッシングをかけていきましょう。一度に行おうとせずに少しずつ徐々に慣らしていき、時間をかけて愛犬がリラックスできるようにしましょう。

コームは粗目から細目の順番で行う

コームは目が粗目と細目に分かれているものがありますので、まずは粗目でしっかりブラッシングした後に細目を使いましょう。毛の流れに沿って上から下へブラッシングしながら血行の促進を促していくと良いです。

なお後ろ足と前足の付け根と胴につながる部分は皮膚が薄いので、力の調整を行なうようにしましょう。

力を入れすぎない

ブラシを持つ腕の力は抜き、手首の動きを柔らかくスナップを効かせるようにしましょう。腕や手首の力を抜くことで、ブラッシングに必要以上の力がかかることを防ぐことができます。

力を入れすぎるとお互いに緊張が伝わってリラックスした時間にはならないので注意しましょう。もし犬が嫌がったら、叱ったり力で押さえつけて無理に行なうことはしないようにしましょう。しばらく時間を置いて落ち着いてから再開します。

マッサージも組み合わせよう

頭をマッサージされて気持ちよさそうにする犬

leungchopan/shutterstock.com

ブラッシングだけでなく、気持ちのいいマッサージをしてあげることによってコミュニケーションを図ることもできます。マッサージしてあげることによって気持ちよさはもちろん、飼い主さんに触ってもらえているという安心感からうっとりとした表情を見せてくれるはずです。

マッサージのやり方

実は人間と同じで犬も体の至る所にツボがあります。そこを刺激してあげることによってリフレッシュ効果が期待できます。マッサージするときは強く揉み過ぎないことが大切です。やさしく撫でるように触っていき、耳の後や首筋、背中、お腹、四肢など全身をマッサージしてあげましょう。

・肩の付近 犬は四足歩行ですので、首のラインから肩のラインがこりやすいと言われています。この場所を慣れるまで円をかくようにマッサージをしてあげるだけでも疲労回復の効果が期待できるでしょう。

・顔付近 顔も触っても大丈夫なようであれば、顔のマッサージをしてもOKです。ただしいきなりやるとびっくりさせるかもしれません。そのため最初はゆっくりと手を近づけて手の匂いを嗅がせたり、背中のあたりを優しくなでてあげて警戒心を解くようにしましょう。

犬は耳の付け根から目の間のあたり、目の周りの筋肉をよく使うため凝りやすくなっています。そのあたりをマッサージする時は指先をくるくるさせながら優しくなでてあげるとうっとりとしてくれます。

犬種によっては顔の皮膚が重なりあっているいる犬もいます。このような犬種は顔のしわの汚れをお掃除してあげながら、頬をなでるように顔の外に向かうようになでてあげると血行が促されて気持ちよさそうにします。

眉間から鼻の辺りは凹凸があって犬が自分でなかなか掻くことができない部分です。そのため飼い主さんの優しい手でなでてもらうと気持ちよさそうな表情をします。

あごの下を犬が掻いている様子を目にすることがあると思いますが、この場所も飼い主さんに触ってもらうと喜びます。

犬のあごの下には緊張を和らげるツボがあり、ここをなでてあげる何ともリラックスしたような顔になります。あごの下は犬にとって自分で触ることが難しい場所なので、飼い主さんがなでてあげるとうっとりするのです。

また毎日たくさんの音を聞いている犬の耳は、いろんな方向に向いたり動いたりしてコリや疲れが溜まりやすい場所です。耳の後ろは自分でも足が届く場所ですが、飼い主さんが代わりに指先で掻いてあげると、気持ちよさそうに耳を押し付けておねだりすることもあるそうです。

爪は立てないように注意する

マッサージをする時に気をつけたいのが爪を立てないようにすることです。人間の場合もマッサージする人の爪が当たると痛いですよね。気持ちよいどころか逆に苦痛を与えてしまいます。

同じように犬の体をさわる時は長い爪でマッサージしないように注意してください。特に耳などデリケートな部分に触れるときは特に注意しましょう。爪があたって痛みを感じたり傷になってしまうことがないように気を配って行ないましょう。

場合によっては爪を切らなければいけないかもしれません。長い爪が好きな人には嫌かもしれませんが、大切な愛犬を傷つけたくはないですよね?もしどうしても爪を切りたくない場合は、指サックなどをつけて保護するという工夫ができるかもしれません。

急いでやろうとしない

マッサージしてあげるのは良いことですが、ブラッシングと同じく適当にやることは避けましょう。「ブラッシングしなければいけない、マッサージしなければいけない」というように義務感のみで行うと、愛犬には喜ばれないでしょう。

また急いでちゃっちゃと済ませようとするとケガの元にもなりかねません。時間がないのにバタバタとマッサージをしても、愛犬は落ち着かないでしょうし、ストレスの元になりかねません。

やはり時間に余裕をもって飼い主さんもリラックスした状況で行なうことによって、お互いにとってリフレッシュ効果が期待できる時間となるでしょう。

まとめ

ブラッシング時間を定期的に取ることには色々なメリットがあります。愛犬の健康状態をチェックできたり、愛犬との貴重なコミュニケーションタイムになります。

頻繁にブラッシングすることによって信頼関係は深まり、飼い主も愛犬もリラックスした時間を一緒に過ごすことができるでしょう。

ブラッシングの効果をより高めるために愛犬にあったブラシを選んであげるのも重要です。紹介したブラッシング方法を実践するとともに、マッサージも適宜行ってあげてください。

愛犬をいつまでも清潔に、そしてリラックスさせてあげられるように、ブラッシングを積極的に行ってあげましょう。

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