犬にチンゲン菜はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬にチンゲン菜はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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犬にチンゲン菜を食べさせても問題ありません。チンゲン菜にはビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれているので、愛犬にチンゲン菜を与えることで、体の栄養バランスを整えることができます。しかし、与え方や量には注意が必要です。今回は、犬にチンゲン菜を与える効果や、与える際の注意点を紹介します。

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犬にチンゲン菜を与えても問題ない?

テーブルの上に置かれた新鮮なチンゲン菜

inewsfoto/shutterstock.com

チンゲン菜は、中国から伝わったアブラナ科の野菜です。チンゲン菜は気温の変化に強い野菜のため、現在では北海道から九州まで日本全国で栽培されています。年中出回っている野菜ですが、主に春と秋に多く出荷されます。

チンゲン菜は、シャキシャキとした食感が特徴で、中華料理には欠かせない食材の一つです。また、アクが少なく、煮崩れしないため、洋食系の料理にも幅広く使われています。

チンゲン菜には、犬にとって中毒となる成分は含まれていないので、犬に食べさせても大丈夫です。チンゲン菜にはビタミンやミネラルなど、健康を維持する上で欠かせない栄養素が含まれているので、犬に与えることである程度の健康効果を期待することができるでしょう。しかし、犬にチンゲン菜を与える場合、注意点がいくつかあります。

犬にチンゲン菜を与えてもいい量

美味しそうにごはんを食べている犬

Chendongshan/shutterstock.com

犬にチンゲン菜を食べさせる場合、与え過ぎるのは良くありません。「適量」をきちんと守って与えるなら、チンゲン菜に含まれる栄養素を愛犬の体にしっかりと吸収させることができるでしょう。

1日に犬に与えていいチンゲン菜の量は、犬のサイズや体重によっても異なります。では、犬の体重別に1日に与えていいチンゲン菜の適正量を見てみましょう。

超小型犬の場合

超小型犬とは、体重4kg未満の犬のことです。超小型犬には、カニンヘンダックスフンドやトイプードル、ヨークシャテリア、ロングコートチワワなどを挙げることができます。

体重4kg未満の犬の場合、1日15g~20g程度の量のチンゲン菜を与えることができます。愛犬の体重に合わせて量を増減するようにしてください。

小型犬の場合

小型犬とは、体重が10kg以下の犬のことをいいます。代表する犬種として、チベタンスパニエルやスコティッシュテリア、ビションフリーゼ、ミニチュアダックスフンドなどがいます。

体重10kg以下の犬の場合は、30g~60g程度を目安としてチンゲン菜を与えることができます。

中型犬の場合

中型犬とは、体重が25kg以下の犬のことです。中型犬には、スタンダードダックスフンドやスタンダードシュナウザー、フレンチブルドッグ、ミディアムプードルなどが含まれます。中型犬の場合は、70g~120g程度が適正量といえます。

大型犬の場合

大型犬には、体重25kg以上の犬種が含まれます。例えば、ロットワイラーやドーベルマン、チャウチャウ、スタンダードプードルなどがいます。

体重30kgの大型犬の場合は130g~140g程度を目安としてチンゲン菜を与えることができます。愛犬の体重に合わせて量は調節してください。

子犬の場合は注意が必要

子犬にチンゲン菜を与える場合は特に注意してください。なぜなら、子犬は消化器官が未発達なので、嘔吐や下痢など消化不良を起こしやすいからです。子犬にわざわざチンゲン菜を食べさせる必要はありませんが、どうしても与えたい場合には、少量だけにとどめておきましょう。

犬にチンゲン菜を与えることで期待できる効果

新鮮なチンゲン菜

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緑黄色野菜に分類されるチンゲン菜には、「βカロテン」が豊富に含まれています。βカロテンは強い抗酸化作用を持ち、免疫力アップやガン予防に効果があります。また、このβカロテンは体内に吸収されるとビタミンAへと変換されます。ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持、視力維持をサポートする働きがあります。

さらに、チンゲン菜には「カリウム」「カルシウム」などのミネラルも多く含まれています。カリウムは、体内の不要な塩分を排出する働きがあるので、高血圧予防に効果があります。カルシウムは、歯や骨を丈夫にしたり、神経や筋肉が正常に機能するのを助ける働きがあります。

加えて、チンゲン菜には「ビタミンC」も含まれています。抗酸化力を持つビタミンCを摂取することで、免疫力を高め、ウイルスや細菌から体を守るほか、老化防止やがん予防にも効果を期待することができます。

犬にチンゲン菜をあたえるときの注意点

チンゲン菜には、尿路結石の原因となる「シュウ酸」が含まれているので、生のままチンゲン菜を犬に与えることは絶対に避けてください。シュウ酸の成分を和らげるためにも、犬にチンゲン菜を与えるときは、茹でてから与えるようにしましょう。また、リスクを上げないためにも、尿路結石になったことのある犬や、現在患っている犬にはチンゲン菜を与えないのが賢明です。

さらに、チンゲン菜などアブラナ科の野菜には「ゴイトロゲン」という成分が含まれています。この成分は、甲状腺ホルモンを作るのに必要なヨウ素の吸収を阻害するので、甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。ゆえに、甲状腺機能に問題がある犬にはチンゲン菜は与えないでください。

チンゲン菜に限らずどんな食べ物でも、犬によってはアレルギーを起こす可能性があります。愛犬にチンゲン菜を食べさせた後に、下痢や嘔吐、体を痒がるなどアレルギー症状が見られる場合は、すぐにかかりつけの病院に連絡し獣医師の指示に従うようにしてください。

小松菜や菜の花は与えても問題ない?

ざるの上に置かれた新鮮な小松菜

NWD/shutterstock.com

小松菜や菜の花など同じアブラナ科の野菜は犬に食べさせてもいい食材なのでしょうか。

結論からいうと、少量であればどちらも犬に与えて大丈夫です。ただし、犬は野菜の消化を苦手とするため、犬に小松菜や菜の花を与える場合は、生のまま与えるのではなく、茹でたものを細かくカットして与えるようにしてください。

先ほども述べたように、アブラナ科の野菜には甲状腺機能を低下させる「ゴイトロゲン」が含まれています。ゆえに、甲状腺に問題のある犬には与えないでください。

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