【獣医師監修】犬にキウイを食べさせても大丈夫？キウイに含まれる栄養素と与える時の注意点！【2023年版】

キウイの与え方と注意点

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ここまでキウイの栄養素について紹介してきましたが、キウイの与え方についてご説明します。結論からいうと、「皮を剥いて、生のまま」で与えれば大丈夫です。

皮は食べさせない

キウイの皮には農薬が残っている可能性があり、犬の体にとっては有害なものです。人間がキウイを食べるときも皮は食べませんよね。

また皮は消化に悪いので、胃や腸で消化しきれず下痢や嘔吐などの原因になってしまう可能性があります。皮は剥いてから与えるようにしましょう。

生のままで与える

消化酵素アクチニジンのとこでも説明しましたが、アクチニジンは熱に弱い性質があります。せっかくキウイ特有の優秀な消化酵素が含まれているのですから、それを摂取しない手はありません。

加熱してしまうとアクチニジンがなくなってしまうので、生のままで与えましょう。すりつぶしたり、ジュースにしても大丈夫です。

アレルギーに注意

大多数の犬は大丈夫だと思いますが、たまにキウイに対してアレルギーがある犬がいます。桃やメロンでアレルギー反応を起こす犬もいますが、キウイも比較的アレルギーを起こしやすい食べ物かもしれません。

キウイを食べたあとに、口や目の周りを痒がる、目が充血する、下痢や嘔吐をするという反応がある場合はキウイに対してアレルギーがある可能性があります。もしもアレルギーを起こしているなら早めに病院に行って獣医師さんに診てもらったほうがいいでしょう。

キウイを与えてみる場合、他の食物の場合も同じかもしれませんが、まずは少量ずつ与えてみるようにしましょう。少量与えて犬にアレルギー反応がなさそうであれば少しずつ量を増やしていくことができます。

1日の摂取量

栄養素が豊富なキウイですが与えすぎには注意しましょう。犬によって異なる可能性はありますが、一般的な目安をご紹介します。

キウイ1個はだいたい100グラムぐらいとして、

・犬の体重が1キロの場合→キウイ10グラム ・犬の体重が3キロの場合→キウイ20グラム ・犬の体重が10キロの場合→キウイ55グラム ・犬の体重が20キロの場合→キウイ95グラム

以上を目安として犬に与えればいいでしょう。ただし、上で挙げた目安はおやつとしてキウイだけを与えた場合の目安です。もしも他の栄養補助食品を与えていたり、他のおやつを与えている場合はもう少し少なめに与える必要があります。

まとめ

キウイにはたくさんの栄養素が含まれていて、人間の世界では重宝されています。犬の場合は人間ほどの効果は期待できないかもしれません。でも、キウイには犬にも必要な栄養素が豊富に含まれているのは確かです。もしもキウイが手に入ったら試しにわんちゃんに与えてみてもいいかもしれませんね。