鼻がピクピクしているのはなぜ?犬の鼻が動くメカニズムと心理について

鼻がピクピクしているのはなぜ?犬の鼻が動くメカニズムと心理について

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犬と言えば嗅覚がとても優れた生き物として知られています。ではどんなメカニズムで鼻が機能しているか、他にどんなことに使われているのかご存知ですか?今回は犬の「鼻」に注目してみました。

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犬の鼻の大切な役割とは?

鼻と鼻でキスする犬

xkunclova/shutterstock.com

優れた嗅覚の持ち主と知られている犬ですが、あなたは愛犬の鼻ついてどれくらい知っていますか?観察をしたことがありますか?

きっと多くの飼い主さんが、愛犬の鼻についてはあまり考えたことがないことでしょう。

では、犬の鼻にはどんな大切な役割があるのでしょうか?

役割①においを感じること

まず鼻の役割として、においを感じることが挙げられます。

においは鼻の鼻腔内の粘膜で感じているのではなく、鼻の奥にある嗅上皮と呼ばれる限られた部位のみで感知しています。

役割②呼吸を助けている

鼻はにおいを嗅ぐだけでなく、呼吸器としての役割も果たしています。鼻腔内は複雑な構造をしており、粘膜でキレイに覆われています。

外から吸い込まれた冷たくて乾燥した空気は、水分が多く含まれている粘膜によって加湿されます。

その後、鼻腔内を通る際に温められるので、器官や肺に届くときには刺激はありません。

役割③生体防御のサポートをする

わたしたちが生活している空気中には、ホコリやウイルス、細菌、花粉などさまざまな異物やゴミが含まれています。

鼻粘膜には線毛よ呼ばれる細かい毛がたくさん生えており、これらは異物を吸着し、体内への侵入を防御し、鼻の外へと排出する働きをしています。

また、鼻粘膜にある白血球やリンパ組織は、細菌やウイルスを撃退する役割も果たしています。このように鼻は、外部からの異物が体内に入り込まないよう日々闘っています。

3つのタイプに区別される犬の鼻

犬の鼻

Luka Djuricic/shutterstock.com

犬の鼻には大切な役割がありますが、犬の鼻と言っても鼻がペチャンコになっているブルドッグやパグのような犬種もいれば、細い鼻が特徴的なグレイハウンドやボルゾイなどの犬種もいます。

犬の鼻の場合、鼻先から目頭までの部分は「マズル」と呼ばれています。

このマズルの長さと、目頭から耳元までの頭蓋骨の長さを比較し、3つのタイプに分類されています。それは「長頭型」「中頭型」「短頭型」の3つです。

「長頭型」

長頭型とはマズルと頭蓋骨の長さが同じ、もしくはマズルが頭蓋骨よりも長い形をしています。

においを感知する機能を持っている器官が他のタイプよりも大きいので、一番嗅覚が優れていると言われています。

これに該当する代表的な犬種には、グレイハウンド、ボルゾイ、シェパードなどが挙げられます。

「中頭型」

中頭型は、マズルと頭蓋骨の長さがちょうど真ん中程度になっています。

これに該当する代表的な犬種には、ビーグル、コーギー、柴犬などです。

「短頭型」

短頭型は、いわゆる鼻がペチャンコにつぶれているように見えるタイプです。

これにはパグ、ブルドッグ、ボストンテリア、シーズーなどが当てはまります。

あなたの愛犬は、どのタイプの鼻をしていますか? このように犬は鼻の形は違いますが、その役割や嗅覚の能力は同じように備えています。

では、人間と犬の嗅覚はどれくらいの差があるのでしょうか?

犬の嗅覚はどれくらい人間よりも優れている?

犬の鼻(アップ)

Nuttyme/shutterstock.com

上記でみた犬の鼻の役割は、人間の鼻の役割とほぼ変わりはありません。しかし、人間と犬の鼻で圧倒的に異なっていることがあります。それは、においを感じる能力、つまり、嗅覚です。

においを嗅ぐ力は、鼻腔の奥にあるる嗅上皮(きゅうじょうひ)という粘膜の広さと、そこに存在している嗅細胞(きゅうさいぼう)の数が関係しています。

人間の嗅上皮は3~4c㎡程度しかありませんが、犬の嗅上皮はヒダ状にすることで広い面積を確保することができるため表面積は人の10~50倍もあると言われています。

嗅細胞の数も人間の500万個に対し、犬は約2億個もあるため感度がわたしたちとは比べものにならないほど敏感です。

においの種類によって嗅ぎ取る能力は異なりますが、犬の嗅覚は人の1000倍~1億倍も優れていると言われています。

つまり、空気中に漂っているにおい分子の濃度が1000分の1になったとしても、何のにおいなのか嗅ぎ取れ判断できるということです。

においはどのように伝わっている?

では、犬はどのようににおいを感知しているのでしょうか?

次のようなメカニズムがあります。

1、まず鼻の穴から空気がはいります。それにより鼻腔内が空気で満たされます。

2、空気中のにおい成分が臭粘膜に触れることで、嗅覚細胞が刺激されます。

3、嗅覚細胞は刺激されることで、電気信号を発します。

4、においの電気信号が臭球を介して、脳に到達することでにおいを感知します。

臭粘膜は人間よりも広いため、犬は嗅覚が優れています。

犬のにおいの嗅ぎ方には種類がある!?

犬はクンクンとしきりににおいを嗅いでいるイメージがありますが、よく観察してみると2通りの嗅ぎ方をしています。

それは地面に鼻をすりつけるようにして、地面に残されているにおいをクンクン嗅ぐ方法と、鼻先を高くしてピクピクと空気中に浮遊しているにおいを嗅ぐ方法です。

犬はこの2つの方法を使い分けながら、目的を果たしています。

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