
犬にとって苦しくないリードの持ち方とは?シーンに合わせたリードを使用しよう!
普段犬と散歩するときには、リードをしなくてもいいと認められている場所を除いてはリードをつけて歩くというのが愛犬家として守るべきルールの1つと言えます。愛犬に指示を出すのにとても需要な役割をしているリードですが、犬にとって苦しくない正しい持ち方を学んで、散歩を楽しい時間にしましょう!

リードの理想的な持ち方とは

Clare Louise Jackson/shutterstock.com
リードは愛犬と飼い主をつなぐ大切な架け橋であり、飼い主の意思が犬に伝わる一番の道具といえます。しかし意思を伝えたいと思っていても、持ち方一つで愛犬に全く意思が伝わらないということもあります。
つまり、リードの持ち方一つで犬は飼い主や人を見ているともいえるのです。それでリードコントロールがしっかりできているかいないかはとても大切なことです。それだけリードの持ち方は重要なことといえます。
犬にとって心地よい持ち方と、逆に苦しい持ち方があります。悪い持ち方と良い持ち方を知って、犬にとって苦しくない仕方で日々共に歩いてあげるようにできたらいいですね。
もしかしたら、もうすでに自分流の持ち方というものが身に沁みついているかもしれませんが、この機会に犬にとって苦しくない持ち方がどんなものなのかみてみましょう。
悪いリードの持ち方
悪いリードの持ち方として一般的にあげられているのは、リードを伸ばしっぱなしにすること、リードを引きっぱなしにすること、リードを腕にぐるぐる巻いて持つこと、輪っかをグーで握るだけにすることの4つです。
リードの長さというのは、犬をコント―ロールしていく上でとても重要なポイントになります。リードを伸ばしっぱなしで長々と持ってしまうなら、犬は自分の行きたい方向へどんどん動くことができてしまいます。
そうなると飼い主が主導で動くという認識が犬にはつきませんので、愛犬にリーダーとして認められにくくなるかもしれません。
逆にリードを伸ばし過ぎてしまうことに気を使いすぎて、リードを短くし過ぎてしまい、持つときに常に引っ張っている状態が続いていると、犬はただただ苦しいということだけになってしまいます。
そうなるとその苦しさから逃れようとして余計に興奮したり、引っ張ったりしてしまうことがあります。これでは犬に大きな負担がかかってしまうというわけです。
リードを持つときに、持ち手の部分が抜けてしまうのが怖くてぐるぐる巻きにし過ぎてしまうと、犬が急に引っ張った時に急な力がかかってしまい手首をけがしてしまう危険があります。
反対に輪っかを持つだけの簡単な持ち方をしていると、手から離れてしまうという可能性もあります。それは危険なことですので、この点も注意しておくことが必要になってきます。
では、正しいリードの持ち方というものはあるのでしょうか?また、犬が苦しくない持ち方とはどんな持ち方でしょうか。次はその点について見てみましょう。
犬が苦しくない正しいリードの持ち方

Rohappy/shutterstock.com
犬が苦しいと思わない正しいリードの持ち方は確かにあります。そのことを知っておくとリードを持つときにも、犬のことを考えながら、意識してリードを持ってあげることができるかもしれません。
ではどんな持ち方が良いのでしょうか?
まず、利き手の親指にリードの輪の部分をかけて握りこむようにします。親指に引っ掛けることによってリードが抜けにくくなり、力をかけやすい持ち方になります。強く引っ張る癖のある犬で不安がある場合や、リードの長さがまだ余分がある場合には、この時にそのまま1重か2重に巻いて持つことができます。
そして反対側の手は首輪側に小指が入り込むように握り、リードの長さを調節します。リードを何となく短く持った方がいいんではないかということを理解はしていても、いったいどれくらいの長さにすればよいのかということは分からないものです。
ですから、まず適当な位置でリードを握るようにします。そしてそのまま腰のあたりまで持ち上げて、下げるという動作を行うようにします。
腰の位置まで上げた時にリードがピンと張って、犬が飼い主の足のそばについている状態で、下を向いて顔を下げてニオイをかぐことができないようにします。逆に下げた時にはリードが程よくたるんで英字のJのような形や、Jの反転のような形になっているなら良い持ち方といえます。
色々調整していって持つ位置が決まれば、そこに目印となるように結び目をつけておいたり、なにかのしるしを付けておいたりすると毎回時間を取って調節をする必要が無くなります。そうすればスムーズに次の行動に移ることができます。慣れるまでは結び目をつけておくのもおススメです。
このリードの長さによって、持ち上げた時には犬の行動を管理することが出来るわけです。例えば、道路になにか食べ物が落ちていたとします。そこを通る時には良い長さで安全範囲にリードを持つなら犬は下を向くことが出来ませんので、拾い食いを防ぐということが出来ます。
犬が何か反応して急に強く引っ張った時やバタバタしている時なども、リードの長さをこの安全範囲の長さにして行動を制限することで、犬を上手にコントロールすることが出来ます。
しかし通常なにも問題なく上手に歩けている時や危険のない場合には、リードの長さを調節して安全範囲を解除し、犬に負担のないよう程よいたるみのある状態をキープして歩くようにしてあげましょう。
リードを引っ張ることなく飼い主の側を上手に歩けている時というのは、リードが必ずたるんでいる状態ですので、犬にとっては良い状態となっています。
しかし引っ張ってしまうとリードが張ってしまうので、犬にとっては苦しい状態になります。苦しい状態は犬にとっても嫌なことですから、自然と最も良い位置を犬自身が学習することもできます。
最も良い位置をみつけたならその状態をキープして上手に歩けるというのが、愛犬とのお散歩で一番良い状態となるわけです。そのような一番良いというポジションを見つけてあげたいものですね。
リードを持つ逆のリードの長さを調整する手は、犬の首輪側に小指が向くようにして握りこみます。そうすることで親指が首輪を向いた状態になりますので、リードが滑りやすく力が入りにくくなります。
リードの基本的な持ち方というのは以上です。散歩するときにリードをつけることは、犬を苦しめて束縛してしまうと感じる人がいるかもしれませんが、そうではありません。リードの持ち方次第で犬を上手にコントロールすることができますので、愛犬もその違いというものをきちんと感じてくれます。
ぜひ一度、普段のお散歩やトレーニングの時のリードの持ち方を見直して、犬にとって苦しくない持ち方を実践してみてください。きっと飼い主さんにとっても愛犬にとっても、散歩の時間がもっと楽しい時間になるはずです。
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