犬が朝吠えるのは何故?無駄な朝吠えをする理由と対策を紹介

犬が朝吠えるのは何故?無駄な朝吠えをする理由と対策を紹介

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犬が朝型にけたたましく吠えてしまうことがあります。朝早い時間に吠えると近所迷惑にもなるのでどうにかしたいところですよね。今回は何故犬は朝吠えることがあるのか、その対策としてどんなことができるかをまとめました。

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犬が朝によく吠える

顔をあげて吠えている犬

cynoclub/shutterstock.com

家で飼っているワンちゃんにしても隣近所が飼っているワンちゃんにしても、犬が朝方にけたたましく吠えることは珍しくありません。中には「犬の声で目覚めてしまう」とか、「近所に迷惑がかかっていないか心配」、「隣の人にいらいらする」といった睡眠や人間関係の問題も気になってくることがあるでしょう。

犬が朝吠えるのはなぜ?

ごはんを待っている犬

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

ではなぜワンちゃんは朝よく吠えるのでしょうか。それにはいろいろな原因が考えられます。いくつかの理由をあげてみたいと思います。

理由1:何か要求がある

小さな子どもがお腹が空いた時に母親のもとに行ってねだるのと同じように、ワンちゃんも何か要求事項がある時に飼い主に向かってアピールすることがあります。そのために朝方にワンワン吠えている可能性は高いです。「散歩に行きたいよ」とか「お腹空いたよ」など、何かを催促するために吠えているのかもしれません。

猫と違ってワンちゃんは定期的な散歩を必要としていますし大きな楽しみの一つでもあります。家の周りが明るくなってくるにつれて「早く散歩に行こうよ!」となるわけです。またもしトイレの時間が散歩中だとしたら、特にトイレに行きたいがために散歩への要求吠えをしているのかもしれません。

また空腹ゆえの要求吠えの場合は、夕食の時間が早い子やたくさん食べる子によくみられるようです。朝早くにもうお腹が空いてしまって欲しくなってしまうので、自然と飼い主にとってはずいぶん早い時間に起こされてしまう結果になるのです。いずれにしてもこのような要求吠えが朝方に犬がよく吠える理由としては最もメジャーなものと言えます。

理由2:さみしくて吠える

別の理由は寂しいという理由です。別にお腹が空いているわけでもなく散歩に行きたいわけでもなく、単純に飼い主がいなくて寂しがっているというケースです。同じ部屋にいるのであればまだしも、別の部屋にいるとか家にいない場合に不安になってないてしまう可能性があります。これは人間の赤ちゃんや子どもでも同様ですよね。

もし飼い主が姿を見せた瞬間に吠えるのをやめるとしたらこの理由である可能性が高いです。不安が強いと「分離不安」という症状にステップアップしてしまう恐れがあります。

分離不安とは飼い主と離れることへの過度の不安のことで、不安のあまり衝動的な行動を見せてしまうことがあります。例えば以下のような症状があります。

  • 下痢や嘔吐
  • 食欲の低下
  • ずっと吠え続ける
  • 脚をかんで自傷行為をする
  • トイレ以外の場所でそそうをする
  • パニックになる
  • ずっと飼い主の後についていく

このような症状が出たら、単に甘えているだけでなく分離不安になっている可能性があります。分離不安を治すために根本的な対策が必要です。

理由3:家の周りの音に反応して吠える

朝方は静かですが犬は聴力が優れていて小さな物事にも反応できます。朝と言えば運動している人の走る音や新聞配達員が動く音などが聞こえるものですが、それに対して反応して吠えているのかもしれません。興奮するワンちゃんの場合はいちいちそのような音に反応して警戒してしまい、威嚇などのために吠える可能性が考えられます。このような行動は室外犬によくみられるようです。また外が見える場所にいる犬にも多いようです。

理由4:老化

シニアの犬であれば、老化が原因で朝に吠えてしまうという可能性もあります。トイレが近くなって吠えていたり朝方早く起きてしまうためにお腹が早く空くのかもしれません。「昔は全然朝方になくことはなかったのに、最近そうなった」という場合はそのような可能性も考慮すると良いでしょう。あるいは認知症になってしまった恐れもあります。一度獣医さんに相談して健康診断してもらうと良いです。

理由5:病気

場合によっては病気を疑った方が良いかもしれません。例えば体に何かしらの痛みがあったり、認知症を患っていたり、ストレスをかかえていたり、難聴の問題があるのかもしれません。このような場合はできるだけ早く医療機関にかかると良いでしょう。

ただし朝だけ吠えるという場合は、必ずしも病気が原因とは言えません。もし病気が原因なら朝だけでなく一日中吠えるからです。もちろん何かしらの理由で朝に吠えてしまう可能性もゼロではありません。そのため、これから紹介する対策を一通り講じたうえで、もし何の効果もないのであれば、医療機関を受診するのも手です。

犬の朝吠えの対策

元気よく走っている犬

Maria Ivanushkina/shutterstock.com

すでに説明したように犬の朝吠えにはいろいろな理由がありますが、いずれにしても近所トラブルなどに発展する前になんとか解決したいものです。ではどのような対処策ができるのか見ていきましょう。

要求吠えしてきた場合

もしごはんや散歩を要求して吠えていることが分かった場合の対策から見ていきましょう。

まず原則的に犬の言う事を聞いてはいけません。なぜなら犬が要求する通りに行動していたら、犬が主人になってしまうからです。「吠えれば動いてくれる」と考えてわがままな犬になってしまいます。

人間の子どもでも泣きわめいたりぐずったりする場合がありますが、もし母親や父親が当面の対処策として子どもの言うとおりに動いてしまったら、のちのち悪い影響が出てしまいます。ですから基本的には無視が一番です。

決められた時間をしっかり守って要求が通らないことを毅然とした態度で示せば、それを学習する可能性は十分にあります。

もちろん飼い主の側が十分に散歩させていなかったり給餌していないという場合は別です。その場合は「犬の要求がもっとも」ということもあるので、散歩やエサのタイミングを見直してあげましょう。

散歩に関しては、そもそも時間帯を変えてしまうという方法もあります。例えば朝の散歩が日課になっているなら夜の時間に変えてみたりするのは良いです。その時にしっかりと体を動かして適度に疲れさせれば朝はぐっすり寝たままでいてくれるかもしれません。トイレのことも考えて外だけでなく家の中でもさせるようにしても良いでしょう。

食事の要求吠えをするのであれば、一度に多量のエサを与える代わりに小分けにするのも良いです。就寝前にしっかり食べさせれば朝になってすぐにお腹が空くこともないでしょう。

周りの音に反応しているなら

もし周りの音にいちいち反応しているようなら、外が確認できない場所に置いてあげると良いです。外飼いの犬なら玄関や室内などに入れたり、窓際にクレートなどを置いているなら別の場所に移動したりなどできます。家の中でできるだけ静かな場所に置いてあげるのも良いです。

場合によってはケージなどに覆いをして朝日を感じにくくするのも手です。私たちも厚いカーテンがひかれた部屋や、朝日が入ってこない部屋で寝る場合は遅く起きがちになるものですが、刺激を抑えるという意味で使える方法でしょう。時間の感覚を遅らせれば、周りの音やその他の刺激に反応しにくくなるかもしれません。

実は犬はもともと「薄明薄暮性」の生き物です。つまり薄暗い時間帯に活動する動物ということです。ですから朝方にいろいろ動き回りたくなるのは自然なことで、人間に飼われている場合の時間サイクルの方がある意味不自然と言えるでしょう。

人間の生活にすっかり慣れてしまったとしても、どこかで野生のプログラムが動いてしまうこともあります。ですから朝方に吠えてしまっても決して頭ごなしに叱ったりしないようにしましょう。特に子犬の場合は寝たり起きたりするサイクルが多いので、朝方にキャンキャン吠えてしまう率は高いかもしれません。そのあたりは多少覚悟しなければいけないので、近所には前もって挨拶しておくと良いでしょう。

老化や病気の場合

残念ながら老化が原因の場合は、生理現象なのである意味有効な手段はないかもしれません。それでも、体力が衰えて不安になり、それで吠えてしまう可能性もありえるので、できるだけ愛犬にとって快適で安心できる環境を作ってあげることができます。

また病気の場合は先述の通り、医師による専門的なアドバイスが有効でしょう。

まとめ

「ワンちゃんが朝方によく吠える」という悩みは多くの人に共通しています。その理由には要求吠えや老化、病気、外から刺激、不安な気持ちなど様々なものが挙げられますが、それぞれの状況に応じて適切な対処策をとってあげましょう。病気や分離不安などに関しては獣医との良いコミュニケーションを持ちながら少しずつ解決してあげると良いでしょう。

私たち人間もストレスがたまったりすると声をあげたくなるようなことがありますよね。そんな時はストレスを解消する方法を探します。同じように、ワンちゃんにもワンちゃんの気持ちがあるので、飼い主さんはその気持ちや状況をよくくみ取ってあげることが必要です。

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