【ドッグトレーナー監修】犬が服を噛んでくる理由とは？犬の気持ちと対処法をご紹介【2023年版】

犬が”本気”噛みをする前兆とは？

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ここまで見てきた犬が服を噛むという行動は、飼い主さんがケガをするなどの被害はほとんどありません。

一方、犬が本気で噛むときは噛む前の前兆としてある仕草をみせます。つまり、犬がその仕草をしたら、本気で噛みついてくるので注意が必要です。では、犬が本気噛みをする前にはどのような仕草をするのでしょうか？

①勢いよく吠えてくる

犬は興奮したり警戒したりすると、勢いよく吠えるという行動をします。これは本気噛みの前兆のひとつです。犬がどれだけ勢いよく吠えているかを観察することで、どのような感情や気持ちをしているのかをある程度理解することができます。

たとえば、”ワンワン”ではなく”ワワワワン”といつもより勢いよく吠える時は気持ちが高くなっており、いつもより感情を伝えたい気持ちが強いことが読みとれます。

一方、犬が本気噛みをする時の前兆に見せる吠え方は、”ワワワワワン！ワワワワワン！”と、まるでマシンガンのように勢いにのせて力強い特徴があります。おそらく勢い強く吠えることで、”噛みつくぞ！”と相手に警告していると思われます。

②唸ってくる

犬は怒っていると、唸るという仕草もします。唸るという行動は、本気噛みの前兆としても知られています。”ヴヴウゥ～と低い声で唸り、相手に警告しているので、距離を置くことは大切です。

すぐにでも本気噛みをしそうなほど怒っている場合は、唸りながら歯をむき出していることがあります。すでに興奮している状態ですので、歯をむき出して唸っている犬を見た場合は、少しでも近づいたり手を伸ばしたりすると本気噛みされる危険性があるので近づかないようにしましょう。

③耳が後ろに倒れている

犬の感情は、耳の動きにもあらわれます。本気噛みをしたいくらいとても怒っていたり、警戒したりしている場合は、耳をグッと前に倒して攻撃的な表情になっています。耳を倒すことで喧嘩モードになっていますので、近づかないことが賢明です。

④姿勢を低くしながら後ずさりしている

姿勢を低くしながら後ずさりしている仕草も、本気噛みをするサインです。犬は自分を守るために本能から本気で噛みついてくることもありますので、注意が必要です。

⑤歯をむき出している

歯をむき出している仕草は、だれが見ても犬が怒っていると感じることでしょう。その場合、鼻筋にシワが寄っていることもあり、物凄い険悪な表情になっています。近づくなどして刺激を与えるならさらに興奮してしまうので、刺激を与えないようにしましょう。

まとめ

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犬が服を噛む理由についてみてきましたが、いかがでしたか？

犬が服を噛むことには、歯がかゆい、遊んでもらいたい、構ってもらいたい、楽しい、退屈しているなどの理由が関係しています。

愛犬が服を噛んできたら、どんな気持ちなのかを理解し、それに合った対処をしてあげるようにしましょう。

一方、子犬に嚙み癖があるようであれば、嚙み癖がエスカレートしないように、出来るだけ柔軟性のある子犬期に嚙み癖のしつけやトレーニングをしていくことをおすすめします。そうすることで、成犬になってからの問題行動を回避することができるでしょう。