【獣医師監修】犬が雑草を食べたがるのには理由がある!食べてしまう対処法や注意点を解説【2023年版】
この記事の監修者(185件監修)
獣医師
日本獣医生命科学大学卒。大学卒業後、沖縄の病院にて臨床経験を積み、関東、北陸で動物病院の院長として病院経営を行う。 現在は企業病院およびペット関連事業のコンサルティングに携わる。 また、猫の感染症や遺伝病の分野において大学と共同研究に取り組んでいる。講師歴:広島アニマルケア専門学校、日本獣医生命科学大学 動物病院経営学etc. https://okinawa-ahg.com/
散歩中に愛犬が急に道端に生えている草を食べ始めてビックリされた飼い主さんも多いと思います。犬が雑草を食べる理由については、実はまだはっきりと分かっていない部分も多いようです。ここでは犬が雑草を食べる理由として多く取り上げられている意見や、食べてしまう時の対処法や注意点を取り上げます。
犬が草を食べた後に気をつけること
Vikafoto33/shutterstock.com
犬が草を食べて吐くということはよくあります。しかし、吐き方に注意しましょう。個体差や食べた草の量にもよりますが、通常なら吐くのは1回から3回くらいです。しかし5回以上吐くとか、感覚をあけて何度も吐くようであれば、毒性の草を食べた可能性もあると考えた方がいいかもしれません。
あまりにも吐き気がひどい場合には、農薬や殺虫剤がついた草を食べてしまったことによる有機リン中毒を起こしている可能性もあります。ひどい下痢になったり、嘔吐物に血が混ざったりしていないかよく観察しましょう。もしそのような症状が見られるのであれば、すぐに動物病院へ行きましょう。
また他にも腰が抜ける、痙攣をおこしている、瞳孔が縮まっている、泡を吹いているなどの場合には一刻も早く病院へ連れて行き受診しましょう。数分の差が犬の生死を分けることもありますので、早急の対応が必要です。
このような重症な症状でない限り、草を食べて吐いた後にケロッとしている子も多いです。そういった場合には、ご飯を普段のようにあげてもいいのか悩むところだと思います。吐いた以外の症状がなく、普段と変わらないようであれば、ご飯をあげてもいいとのことです。
しかし念のために、すぐにあげずに少し時間を置いて、いつもの半分か三分の一くらいの量をあげて様子をみましょう。吐き戻すことがないのを確認してから、残りのご飯をあげてみてください。
また、草を食べた後に排便をすると、ニラのような草が肛門から出てぶら下がっていることもあります。これを無理に引っ張ったり引き出そうとしたりすると、肛門に傷がついてしまうこともありますので注意しましょう。
他の注意点としては、噛み切った草が鼻の中に入ってしまいくしゃみが止まらない、片方の鼻の穴から透明色で無い白みがかった色や黄色の膿などが出ているといった場合には、病院で診てもらう必要があります。
このように草を食べた後、飼い主さんは犬をよく観察し、普段と変わりがないか観察しておく必要があります。できれば草を食べさせない方がいいのですが、どうしても食べたい!という子には、ご自宅で安全な草、犬が食べてもいい草を栽培することもできるでしょう。
草を育てるのは面倒くさいという方は、ペットショップで犬食用の草も販売されていますので、買って与えることもできます。また、普段のご飯にニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜を少量刻んで与えてもいいかもしれません。
犬に草を食べさせない為には?
manushot/shutterstock.com
散歩で草を食べさせない為には、落ちている物を拾い食いしないようにしつけていく必要があります。
道に何かが落ちているという設定で部屋の中を再現します。すぐに分かるような場所にオヤツを落としておきます。オヤツの匂いを嗅ぎつけてオヤツに近づいていくはずです。その時に飼い主さんは、犬が拾い食いをしないようにリードをしっかり持っておきます。
リードに邪魔をされてオヤツまで届かないと分かれば、そのうちに諦めます。諦めて飼い主さんのところへ戻ってきたタイミングで褒めてあげ、ご褒美のオヤツをあげましょう。この時のご褒美は、床にあるオヤツよりも良いものをあげてください。床に落ちている物を諦めて飼い主さんのところへ戻るなら、もっといいご褒美がもらえると覚えるようになっていきます。
次に、諦めることと飼い主さんが指示する言葉をリンクさせていきます。犬がオヤツを諦めて飼い主さんのところに行くといいことがあると覚えたら、「ダメ!」という言葉でもいいですが、普段の生活の中で使っている言葉と混ざらないような英語や他の言語で言ってもいいでしょう。
慣れてきたら、リード無しでやってみましょう。犬が指示に従って落ちている物を食べなくなったらオヤツの数を増やし、オヤツの数が多くても落ちている物に興味を示さなくなってきたら、今度は床に落としているオヤツのグレードをあげてみましょう。質が良いもの、自分が好きなものが落ちていたらクリアするのは難しいかもしれません。
上質なオヤツにも見向きもせず飼い主さんの指示に従えたら、いつもの散歩コースに一緒に行き、犬が落ちている物や草などに興味を示し鼻先を近づけるたびに、指示を出します。その指示に従って対象物から興味をそらした時には、褒めてオヤツをあげましょう。
このようにしていくなら散歩でも草に興味を示さず、飼い主さんも心配することもなくなり、楽しい散歩になることでしょう!
-
- 愛犬と一緒に出社する夢を実現した富士通『ドッグオフィス』に行ってみた!
- “愛犬と一緒に出社する” ワンちゃんを飼っている社会人なら憧れる人も多いのではないでしょうか。そんな夢のような取り組みを富士通は大手企業ながら実現してしまいました。富士通が愛犬家のためにどんな取り組みをしているのか新たに設立された【ドッグオフィス】を取材してきました!
- 犬の生活
-
- 【2023年版】東京都内の犬と入れる人気ドッグカフェ一覧をご紹介!【63店舗】
- 愛犬と一緒に楽しめる東京都内のドッグカフェを紹介しています。わんことのお出かけ中、乗り換えのついでに立ち寄るのにピッタリのお店や、遠くからでもわざわざ訪れたくなる魅力的で新しいカフェで愛犬と一緒にまったり過ごしましょう!
- 犬のお出かけ
-
- 【獣医師監修】犬が口をくちゃくちゃする理由を解説!意外な理由と注意点を解説【2023年版】
- 犬が口をくちゃくちゃと動かしている様子を見たことがあるでしょうか。不思議な仕草なので、普段から気になっている飼い主さんも少なくないと思います。今回は口をくちゃくちゃする理由を紹介します。
- 犬の気持ち
-
- ミキ亜生(芸人)/第1回 「犬派だった僕が、3匹も猫を飼うなんて夢にも思ってなかったです」
- お笑いコンビ・ミキの亜生さんは、自身が保護した3匹の猫ちゃん「助六(メス)」「銀次郎(オス)」「藤(メス)」と生活をしています。芸人として活躍する傍らで、街で見つけた猫を保護し、里親を見つける活動を行っている亜生さんに、保護猫活動や猫たちとの生活についてインタビューしました。
- お笑いタレント
-
- 【2023年版】徳島県のワンコと入れるドッグラン付きのSAPA一覧をご紹介!
- 愛犬と一緒に楽しめる徳島県内のドッグラン付きサービスエリアを紹介しています。ドライブ中に立ち寄るのにピッタリのサービスエリアなので、ちょっと寄り道してワンちゃんと一緒にランチタイムを楽しみましょう。
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】佐賀県の犬と入れるドッグカフェ・レストラン一覧をご紹介!
- ワンちゃん用ランチやケーキを豊富に提供する佐賀県のドッグカフェを紹介しています。愛犬とのドライブ中に、旅行のついでに立ち寄って、愛犬同伴でランチを楽しんだりドッグランで思いっきり遊んだりしましょう!
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】佐賀県のワンコと入れるドッグラン付きのSAPA一覧をご紹介!
- 24時間利用可能な自然公園も併設されたドッグラン付きサービスエリアがある佐賀県。休日には愛犬と一緒にドッグランで思いっきり遊んで、美味しい地元の海産物を使った料理を味わいましょう!
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】島根県の犬と入れるドッグラン付きの道の駅をご紹介!
- 島根県にあるドッグラン付きの道の駅をご紹介します。ワンコと一緒にのんびりと旅を満喫するのにおススメのスポットですよ!
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】鹿児島県のワンコと入れるドッグラン付きのSAPA一覧をご紹介!
- ワンちゃんと一緒に楽しめる鹿児島県のドッグラン付きサービスエリアを紹介しています。雄大な桜島を眺められる展望台や、地元鹿児島県産黒豚を使用したランチは必見です。
- 犬のお出かけ
mofmo掲示板
-
- シーズーは貴重な犬?見かけないんだけど…
- シーズーってペットショップでもあまり見かけないと思いませんか?
- コメント
僕もシーズーでワンちゃんデビューを果たしたけど、時々入る感じかな。
-
- 多頭飼いしたい。けど家族には1匹で十分だと言われます。
- 多頭飼いしたきっかけ、教えてください!
- コメント
もう1匹犬を飼いたいですが、家族に反対されます
-
- 赤ちゃんにやきもちをやく愛犬
- この度、飼い主の私が出産し、新しい家族がふえました。 新生児の赤ちゃんにやきもちを焼き、頻繁に吠えるようになりました。 新生児の世話、家事、で手いっぱいで、出産前のように頻繁に散歩に連れていけない 状況です。ストレス発散させる方法はありますか?
- コメント
便利屋さんにお散歩代行を頼むとかはどうかな?何度か来てもらってペットに慣れてもらって、公園でたっぷり遊んでもらう。もしくはベビーシッターを頼んで赤ちゃんを預けて犬と遊んであげる。家事代行を頼んで家事の時間をペットに充てるとか。