犬がキスを嫌がることがあるのはなぜ?その理由を詳しく解説します!

犬がキスを嫌がることがあるのはなぜ?その理由を詳しく解説します!

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普段は愛犬の方から口の周りを舐めてくるのに、飼い主さんがキスをしようとすると嫌がったり、拒否されたという経験をしたことはありませんか?実は、犬がキスを嫌がることにはそれなりの理由があります。この記事では犬がキスを嫌がる理由について解説していきたいと思います。

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犬がキスを嫌がることがあるのはなぜ?その理由を詳しく解説します!

犬がキスを嫌がる理由とは?

飼い主から顔を背ける犬

Ovchinnikova Stanislava/shutterstock.com

犬は飼い主さんへの愛情表現のひとつとして、口のまわりを舐めるというしぐさをします。愛犬が飼い主さんの顔に近づいて、口の周りを舐めることで”大好きだよ~”というメッセージを伝えています。

しかし、飼い主さんの方から愛犬にキスをしようとすると、顔を背けたり、前足を伸ばすようにして飼い主さんのキスを拒否するようなしぐさをみせる子もいます。

では、なぜ愛犬は飼い主さんからのキスを拒否するのでしょうか?それには次のような理由が関係しているようです。

理由①飼い主さんから嫌なにおいがしている

飼い主さんからのキスを拒否する理由のひとつに、犬にとって嫌な匂いがするという点が挙げられます。犬が嫌がる匂いとして挙げられるものに、タバコや香水などの人工的な香りがあります。

タバコを吸う方であれば、タバコを吸った後にキスしようとすると愛犬が嫌がり拒否することがよくみられます。また、外出先から帰ってきた際、喜んで迎えてくれたのに、いざ抱っこしてキスしようとすると、前足を伸ばしてキスを拒否する場合もあります。その場合、飼い主さんが香水やコロンを付けていて、そのにおいがキライなのでキスを拒否していることが考えられるでしょう。

理由②敵意を向けられていると勘違いしている

犬はじっと目をみられると、敵意を向けられていると感じます。なぜなら、犬同士のコミュニケーションでは、敵意や警戒心を抱いている相手には、襲われないようにしてじっと目を見つめて、ゆっくりと近づいていくからです。

そのため、愛犬にキスをしようとする場合、真正面から愛犬を見つめて顔を近づけるため、愛犬は飼い主さんが怒っているのではないか?と勘違いしてしまいます。

それゆえに、”怒らないで・・”という意味から、顔をそむけるという行動にでるのです。したがって、キスされること自体を嫌がっているのではなく、敵意を向けられているという勘違いゆえに拒否することがあります。

理由③気分が乗らない

犬がキスをしたくない気分であれば、当たり前のことですがキスを拒否します。特に犬が気持ちよく寝ているときに、睡眠を妨害するようにキスをしようとするなら、”せっかく気持ちよく寝ているのに邪魔しないで”とキスを嫌がることでしょう。

愛犬がゆっくり休んでいるときは、そのままそっとしてあげましょう。

犬がキスをしてくる時の心理状態とは?

飼い主にキスしている犬

Vagengeim/shutterstock.com

では、犬はどのような心理状態のときに、飼い主さんにキスをしてくるのでしょうか?

その①愛情表現

上記でも触れましたが、犬は飼い主さんに「大好きだよ~」とか「楽しかったよ~」と伝えたいときに愛情表現としてキスをしてきます。

特に愛犬にとって嬉しいことを飼い主さんがしてあげた時や一緒に遊んであげた後、また飼い主さんが外出先から帰ってきたときなどにキスをしてくることが多いようです。

キスをしてくる際には、とても満たされた表情を見せてくれます。ワンちゃんの中には、「ごはんありがとう~」、「美味しかったよ~」という感謝のメッセージを伝えるために、キスをしてくる子もいるようです。

愛犬がキスをしてきたら、愛情表現や感謝の気持ちで満たされている心理だと受け止めることができるでしょう。

その②不安の気持ちを訴えている

愛犬のキスには愛情表現だけでなく、不安な気持ちがあるときにキスしてくることもあります。

大好きな飼い主さんにキスをして頼ることで、安心感を得ようとしているのです。この行動には、信頼できる飼い主さんの側にいることで、何かあったら必ず守ってくれるという想いが関係しているようです。

不安な気持ちからキスをしている場合は、愛犬に優しく声をかけたり、撫でたりして、心を落ち着かせてあげましょう。

その③ごはんの要求

ごはんを与えている時間にいつも愛犬がキスをしてくるなら、「ごはんをちょうだい」とか「ごはんの時間だよ~」などごはんを要求しているキスと思われます。

その他にも、おもちゃをもってきたら「遊んで~」とか「構ってちょうだい」などの遊びの要求である可能性もあります。

飼い主さんが愛犬の様子やタイミングから、愛犬が何を要求しているかを把握できるなら、愛犬も”飼い主さんは自分のことをしっかり理解してくれている”と感じ、信頼関係をさらに深めることにつながるでしょう。

その④相手をなだめる

犬は怒っている相手や警戒している相手に対して、その気持ちをなだめるために軽く舐めるようなキスをしてくることがあります。

たとえば、おしっこに失敗してしまったときやいたずらをしたときなど、飼い主さんに怒られると不安そうに近づいてきて、顔をペロッと舐めることがあります。

この行動は飼い主さんに対して「怖いから怒ったりしないでね」となだめている行動と言われています。自分のしたことに反省している意味とは異なりますが、飼い主さんが自分に対してマイナスの感情を抱いていることをしっかりと読み取っています。

その⑤飼い主さんから良い香りがする

犬は飼い主さんからいい匂いがしていると、キスをしてくることがあります。基本的に口や口周りからするいい匂いのみですので、おそらく飼い主さんが美味しい食事をした後などのにおいがするのでしょう。

そのため、このキスには特に深い意味はありません。

犬に舐められることで人に感染する可能がある病気

飼い主の顔を舐める犬

Luis Molinero/shutterstock.com

飼い主さんの中には、愛犬にキスを拒否されたとしてもキスをすることを習慣としている方もいるのではないでしょうか?

上記でもみたように犬がキスを拒否するには理由がありますし、愛犬から飼い主さんの顔を舐めてキスしてくることにもそれぞれ意味があります。

しかし、犬から人に感染する可能性のある感染症があることをご存知でしょうか?犬や猫、鳥などの動物と人間の両方にウイルスなどが感染することを病気の総称として「人畜共通感染症(ズーノーシス)」と言います。

人獣共通感染症には世界で300種類程度あると言われていますが、ここ日本では100種類ほど存在しています。その中でも犬が関係している人畜共通感染症には、次のようなものが挙げられます。

狂犬病

狂犬病は、感染すると発症までに約2週間~2カ月程の潜伏期間があります。潜伏期間は、噛まれた部位によって発症までの時期が異なってくるようです。

初期症状には、むやみに歩き回る、ものに噛み付く、穴を掘る、遠吠えなどの異常行動があらわれます。その後、足などの末端から麻痺が始まり、全身に麻痺してきます。

そして、最終的には昏睡状態になり、感染した犬は100%死亡するという恐ろしい感染症です。狂犬病は、人間にも感染する危険性がある人獣共通感染症のひとつです。

人間へ感染した場合、犬の感染と同じように幻覚やけいれんなどの症状があらわれ、最終的に死に至ります。

パスツレラ症

犬から感染するものの中でも特に気をつけたいのが、パスツレラ病と言われています。

パスツレラ症とは、パスツレラ・ムルトシダと呼ばれるパスツレラ属菌によって発症する病気で、免疫力が低下した時にだけ症状があらわれる「日和見感染(ひみよりかんせん)」症です。

犬の口の中には高確率で存在している、身近な感染症と言えるでしょう。

犬の場合はほとんどが無症状ですが、犬に傷口などを舐められて人間に感染した場合、30分~数時間以内に腫れや痛み、気管支炎肺炎などの症状があらわれます。

万が一、犬に噛まれたり、傷口を舐められた場合は、応急処置としてすぐに患部を水で洗い流しましょう。そして、すぐに病院を受診されることをおすすめします。

サルモネラ症

サルモネラ症は、細菌の一種で土壌や河川などの環境や動物の消化管などに生息しているサルモネラ菌を経口摂取することにより感染する病気です。

人間以外の動物が感染している場合、無症状のことが多い傾向にあります。しかし、犬の場合は3~10%が保菌していると言われています。犬がサルモネラ菌に感染していると、免疫力が低下している時に軽い下痢になるなどの症状しかあらわれません。

でも、人に感染すると、約8~48時間以内に腹痛や下痢、発熱、嘔吐、急性胃腸炎、敗血症などの症状が発症し、重症になると死に至る場合もあります。

河川や土壌などの自然環境に多く分布しているので、特に菌が繁殖しやすい7~9月の愛犬との散歩には注意しましょう。

皮膚糸状菌症(真菌症)

皮膚糸状菌症とは、カビの一種である皮膚糸状菌に感染している犬や人間と接触することで発症する感染症です。

人間が皮膚糸状菌に感染した場合、発疹、かゆみ、体部白癬(たむし)、股部白癬(いんきん)、足白癬(水虫)、爪白癬(爪水虫)、頭部白癬(しらくもケルズス禿瘡)などの症状があらわれます。たいてい抗真菌薬などを塗れば、症状は改善されます。

また、感染源である犬も必ず動物病院に連れて行って治療してあげましょう。

イヌ・ネコ回中症

回虫とは寄生虫の一種で、犬や猫が保持しています。犬がお尻や毛についている回虫の卵を舐めて、その口で飼い主さんの顔などを舐めることで人に感染します。

発熱や喘息、肺炎、視力障害などの症状を引き起こします。

Q熱

Q熱とは、コクシエラ・バーネッティという細菌が感染することで生じる病気です。

犬が菌の含まれている排泄物を舐めたり、空気中に浮遊している菌を吸うことで、コクシエラを保有したマダニを介して感染します。通常、軽い発熱などの症状のみですが、感染した犬が妊娠している場合流産や死産などにつながる危険性もあります。

人に感染した場合とくに症状は出ませんが、3週間ほどの潜伏期間を経た後に40度近い高熱や頭痛、肺炎などの症状がでることもあります。

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