ゴールデンレトリバーにはアメリカ系とイギリス系がいる!性格や見た目はどう違う?

ゴールデンレトリバーにはアメリカ系とイギリス系がいる!性格や見た目はどう違う?

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優しくて飼い主に忠実で、おっとりとしていて大きくて…ゴールデンレトリバーは語りつくせないくらいの魅力をもつ、日本でも大人気の犬種です。そんなゴールデンレトリバーには、じつはアメリカ系とイギリス系という二つのタイプがいます。ここではイングリッシュとアメリカンの違いについて解説します。

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イングリッシュとアメリカンの性格の違いとは?

飼い主とくつろぐ犬

Africa Studio/shutterstock.com

ゴールデンレトリバーの性格は賢く、忠実で温和といったものが特徴です。とはいえ活発で好奇心もあります。では、イングリッシュゴールデンレトリバーとアメリカンゴールデンレトリバーを比較したときに、性格的な違いはあるのでしょうか?

どちらも温厚な性格ですが、特にイングリッシュゴールデンレトリバーは犬種の中でも随一を誇る温和さを持っています。アメリカンゴールデンレトリバーのほうがやんちゃな所があるようです。

性格に関しては受け取り方によって違いがあると思いますが、イングリッシュゴールデンレトリバーを飼育していると、あまりの温和さにびっくりされる方もいるようです。温和というか、テンションが上がることがほとんどないといった感じです。

いつもテンションが高くないので、はしゃぎまわったり吠えたりすることがほとんどありません。もちろん人が大好きですが、アメリカンゴールデンレトリバーのようにキャピキャピとしていつも人にすり寄ったり、テンションMAXで喜んだりするようなことはほとんどありません。

1人の時間も大切にするような、とにかく落ち着いているタイプです。それでテンションがあまり高い犬は苦手という人にはうってつけのタイプです。興奮することがほとどないので、愛犬と静かに穏やかに、でも温かい愛情のある家族として一緒に過ごしたいという人にとって最高のパートナーとなることでしょう。

イングリッシュゴールデンレトリバーの場合、あまりにも人にくっつかれたりベタベタされたりするのが苦手という子もいるようです。パーソナルスペースを大事にするタイプなんですね。

なので、ゴールデンレトリバーはとにかく人懐っこくて、いつもキャピキャピと元気で走り回っているというイメージを想像している方の中には、元気がないけど病気なのでは?とか、もしかして自分に心を開いてくれていないのでは?と心配になる方もいるようです。

でもそれがイングリッシュゴールデンレトリバーの「普通」です。だから心配する必要はありません。テンション高く甘えるということはないかもしれませんが、わたしたちを包み込んでくれるような優しさをもち、話しを静かに聞いてくれるような器の大きさも感じます。

そして真面目で、自分で考えて行動しようする意志の強さも持ち合わせているのがイングリッシュゴールデンレトリバーの特徴です。自分が嫌なことにははっきりとNOというタイプなんですね。

一方でイングリッシュゴールデンレトリバーと比べると、アメリカンゴールデンレトリバーはより好奇心が高く、元気いっぱいで人懐っこい、天真爛漫なタイプといえるでしょう。

活発でハイテンションになることも多く、人の役に立ちたい!という強い願いがあります。人と一緒に遊ぶことが大好きです。そして動物的な本能はアメリカンゴールデンレトリバーの方が高いといわれています。

どちらの血統かはどうやって分かるの?

上記で紹介した見た目の違いで、どちらの血統のゴールデンレトリバーなのかを見分けることができますが、血統書を見るとさらに一目でわかります。

血統書には祖先犬の名前が記されています。もしそこに「KC」と記されているならばそれはイギリス系の血統だということです。逆に「AKC」と記されているものはアメリカ系ということになります。

血統でいえばイングリッシュゴールデンレトリバーはより希少で、ブリーダーさんたちも本来の血統を守ることをとても大事にしている傾向があります。それでアメリカンと比べると多くはありません。

しかしアメリカンゴールデンレトリバーの場合、原種となったイングリッシュゴールデンレトリバーをアメリカで独自に改良して、その他の犬種を掛け合わせています。それもあって、ブリーダーさんたちも本来の血統を守ることにそれほど強いこだわりを持つことはあまりないわけです。

価格の違い

日本ではアメリカンゴールデンレトリバーがより多く飼育され、知られています。アメリカンゴールデンレトリバーはペットショップなどでもよく見かけ、だいたい10万円から30万円ほどの価格で売られています。専門のブリーダーさんも多く、手に入れるのが難しい犬種ではありません。

一方でイングリッシュゴールデンレトリバーは、ペットショップで見かけることはほとんどありません。それで専門のブリーダーさんから直接に購入する形になります。専門のブリーダーさんが日本国内にもいますが、価格は50万円以上とアメリカンに比べると高価で、希少な犬種となります。

あなたはどっちがお好み?

眠る2匹のゴールデンレトリバー

Petr Jilek/shutterstock.com

イングリッシュゴールデンレトリバーもアメリカンゴールデンレトリバーも、どちらも魅力が溢れる犬種です。どちらがお好みかは人それぞれでしょう。

とにかく温厚でテンションが高すぎず、マイペースなタイプのイングリッシュゴールデンレトリバーは、とくに家庭犬として飼育しやすいといわれています。アメリカンゴールデンレトリバーは陽気で元気いっぱいな性格をしています。

どちらも非常に賢く優しくて、温厚で訓練性の高い犬種です。手に入れやすいのはアメリカンの方ですが、イングリッシュ系の専門ブリーダーさんも国内にいますので、本当に家族として迎えたいという人は連絡を取ってみることができるでしょう。

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