アルファシンドロームって何のこと?肯定説と否定説両方から犬の正しいしつけ方法を学ぼう!

アルファシンドロームって何のこと?肯定説と否定説両方から犬の正しいしつけ方法を学ぼう!

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みなさんは「アルファシンドローム(権勢症候群)」という言葉を見聞きしたことがありますか?犬のしつけの専門家の中でもアルファシンドローム説を支持する人たちと、それを否定する真逆の立場をとる人たちの2つに意見に大きく分かれているようです。どちらの意見も見て、犬の正しいしつけ方法を学ぶことにしましょう。

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アルファシンドロームのような状態になりやすい犬種とは?

柴犬

Africa Studio/shutterstock.com

アルファシンドロームのような状態になりやすいのは自我が強く、気が強い気質をもつ犬種です。もちろん生まれ持った性格や気質も大きく影響を与えますが、そうした性格の犬種はアルファシンドロームになりやすいと言われています。

たとえば柴犬、チワワ、トイプードル、ポメラニアンなどです。これらの犬種に共通していることは、飼い主さんにはとても忠実である一面を持ちながら、一方で警戒心がとても強く、頭が賢いという特徴を持っていることです。

とても賢いため人間に対して警戒心が強く、相手がどのような感情を抱いているか、自分が何をされているのかなどを察知できる感受性を備えています。

そのため、たとえ飼い主さんやその家族であったとしても、自分を支配しようとする相手や自分に痛みや恐怖を与えようとする相手に対しては自分を守るために威嚇し、アルファシンドロームのような行動を見せることがあります。

愛犬がアルファシンドロームのような問題行動を起こさないためには、子犬の頃からしっかりしつけをすることに加え、深い信頼関係を築くことが欠かせません。是非、愛犬との信頼関係を日々強めていくよう努力していきましょう。

愛犬と信頼関係を築いていこう!

飼い主と犬の信頼関係

Sergey Nivens/shutterstock.com

では、最後に愛犬と信頼関係を築くポイントを4つご紹介しましょう。

犬が嫌がることをしない

犬は嫌がることをしてくる人を信頼していません。たとえば大きな声で怒鳴る人、尻尾を引っ張る人、急に近づてきて触る人、追いかけ回す人、目をじっと見る人、無理矢理抱っこする人、叩く人、押さえつける人などを苦手とし、信頼しません。

愛情表現をする

愛犬をしつけるために愛情を注がないことは間違っています。優しく声をかけたり、スキンシップを図ったりすることで、犬が愛情を感じることができるように愛情表現をしてあげましょう。

味方になってあげる

愛犬が不安や恐れを感じているときは常に味方になってあげましょう。たとえば他の犬に吠えらて攻撃されているときや雷に怖がっているときなどに、側にいて守ってあげるなら信頼関係が深まります。

一貫性をもつ

飼い主さんの気分で愛犬に対する態度を変えるなら、犬は理解できずに信頼することを難しく感じることでしょう。基本、犬は穏やかで落ち着いている人を好む傾向にあります。それで一貫性をもって愛犬と接していくようにしましょう。

まとめ

トレーニングをする女性

goodluz/shutterstock.com

アルファシンドロームの肯定説と否定説についてみてきましたが、いかがでしたか?

アルファシンドロームについても見方は人それぞれですが、現在では犬に対してしつけを厳しく行う一方、完全に服従させるしつけは控えることが常識となっています。

つまり愛犬を正しい方法でトレーニングをし、家族のような存在となるため信頼関係を深めることが大切とされています。そのためには犬に人間社会のルールを学んでもらうことも必要です。

言葉の分からない犬にとって人間社会のルールを学ぶことは容易ではありませんので、飼い主さんが愛情をもって教えてあげるようにしましょう。

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