猫の匂いの原因とは?臭い匂いを出す猫のための対策4つの方法!

猫の匂いの原因とは?臭い匂いを出す猫のための対策4つの方法!

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体臭が少なく、むしろ良い匂いがするとまで言われる猫たちですが、「ただいまぁ~」と帰宅したら、倒れるほど部屋中が臭い時があります。それに清潔にしているのにある日、「あれ、なんだこの匂い?!」と強烈な匂い猫の体から発することがあります。こうした、猫独特の臭い匂い対策をいくつかご紹介します。

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猫の臭いを家から消すために

Sprayed air freshener in hand on white shelves background

Africa Studio/shutterstock.com

猫の匂いはの大部分はトイレからです。

臭い対策をするためには、まずトイレの清掃から始めましょう。

何といっても猫が排せつ物を出したらすぐに捨てることです。

匂いの元を根こそぎ取って無くすことがいいわけですね。

そして猫用のトイレの砂も定期的にそっくり交換してあげましょう。

交換頻度は短ければ短いほど匂いは出なくなりますので早めの交換をしましょう!

また砂の交換をするときは砂を入れている容器もしっかり洗ってあげましょう。

そうすることで容器に付いている匂いのもとも断ち切ってあげることができます。

容器にも臭いは付いていますのでこの部分の対策もしっかり講じないとほとんど意味がなくなってしまいます。

このトイレ関連して、やはりにおいの元は排せつ物ですから猫のお尻の周りに糞が付いているようならすぐに取るようにしましょう。

時折確認して見るとわずかですが肛門周りの毛に付いていることがあるものです。

これは明らかににおいのもとになりますので断ち切りましょう。

ウェットティッシュでお尻を拭いてあげるのがベターな方法ですね。

そしてニオイを消す方法としては消臭スプレーも効果的です。

最近は猫のにおいの原因を取り除く効果の高いスプレーも市販されていますし、無臭タイプもあれば良い匂いをひろげてくれるタイプもありますのでお気に入りのものをぜひ見つけて試してみてください。

そしてこのスプレーはやみくもに家中かけまくるのではなくピンポイントで狙ってスプレーするようにしましょう。

スプレー一つでも費用がかかっていますからね。

特にカーペットやカーテンなどの布類には匂いが付きやすいので入念にかけてあげると良いでしょう。

除菌と消臭を同時に行っていくことで家の猫臭はずいぶんと消えてくれるものですよ。

なかなか臭いが取れない時

色々試しても匂いとの戦いに終止符が打てない状況にあるならさらなる根本原因にメスを入れるのが良いでしょう。

その方法とは、シャンプーすること、肛門周りの毛をカットすること、避妊手術を受けさせることです。

これらの方法はどれも匂いに対する根本的な対処となりますので効果を発揮してくれることでしょう。

できれば匂いに困り始めた最初の段階からこの方法で匂いを消す努力を傾けたほうが良いかもしれません。

猫への対策が猫自身への負担になることもありますので、いろいろやって失敗するよりも最初から効果性の高い方法を試してみることの方が短期間で解決に向かうことができるからです。

それでは今挙げた方法を詳しくご紹介します。

シャンプーをしてみる

Female hands washing small cat with soap

Yellowj/shutterstock.com

ウェットティッシュなどで被毛を拭いてあげるのも匂い対策として良いですが、根本的な臭いを消すためにはしっかり匂いの部分を洗ってあげるのが最善といえるでしょう。

シャンプーをしてあげて匂いの元を根こそぎ取ってあげるわけです。

先ほど挙げた猫伝染性陽炎の場合は獣医の判断を仰いだ方が良いですがそうではない場合は積極的にこの方法を取り入れてみましょう。

とくに長毛の猫には有効です。

被毛が長くて細いペルシャ系の猫ですと毛が絡みやすく、その中で匂いがこもりがちになります。

そのため少しの匂いが体全体で匂っているような気持ちになってしまいます。

内側にこもってしまった匂いは毛を大きくカットするか、シャンプーするかしか選択肢がなくなってしまいます。

長毛の猫を大きくカットしてしまうと風邪をひいたりしてしまいますし、見た目もあまり良いものではありませんから、シャンプーという方法を取ったほうが無難でしょう。

しかも猫は自分で体を水で洗うことはしません。

猫は水が嫌いだからです。

極度に拒否反応を示す猫もいるほどです。

それでシャンプーは臭い消しに大変有効ですが慎重に行うことが必要でしょう。

1,2か月に一度くらいの頻度でシャンプーしてあげると良いでしょう。

特に匂いの元となる肛門付近は念入りに洗ってあげたいものです。

とはいえ、猫は水が嫌いですからあまり長い時間はかけずテキパキと作業を進めましょう。

そうすることで毎回のシャンプーが猫にとってかなり大きいストレスになってしまうのを防ぐことができます。

ただし年を取ってしまった猫に限っては水に付けることがかなりの負担になるため体力があるときにだけしてあげるようにしましょう。

このようにして被毛を定期的に洗ってあげることが手っ取り早く臭いを取ってあげる方法といえます。

肛門周りの毛をカットしてみる

無臭の猫の匂いが気になるときの大半は、肛門周りに付いてしまった糞などの排せつ物が原因となっていることでしょう。

その場合はシャンプーも効果的ですが、いっそのこと肛門周りの毛はカットしてしまうのも根本原因の解決になってくれるでしょう。

とくに長毛の猫は肛門周辺の被毛も長いのでどうしてもトイレの際に被毛に排せつ物が付いてしまいがちです。

仮にそうなっても自分で取り除くことができれば問題ないのですが猫はそうはいきません。

人間の手で取り除いてあげなければいけないわけです。

とはいってもトイレのたびにお尻の部分をチェックしてあげて綺麗にしてあげるのは大変な作業です。

一日何回もトイレに行く猫ですから付きっ切りで見てあげられる方でもないかぎり無理でしょう。

それを考えれば毛そのものをカットしてしまったほうが対策としては効果的ではないでしょうか。

カットはもちろん自分でもできるものですので、見栄えを気にしなければ費用を考えずにしてみることができるでしょう。

とはいえペルシャのような被毛のカットが必要な猫種の場合はカットしてくれるお店で切ってもらうのも良いでしょう。

猫が暴れる可能性も考えると皮膚を傷付けない為にもプロに任せてしまっても良いかもしれませんね。

とはいえ一度カットしてもまた伸びてきますから匂い対策としてのカットであれば定期的なカットが必要になるでしょう。

最初一度だけプロにカットしてもらってその様子を観察したり仕上がりをみてから見よう見まねで自分でカットしてみるのも良いかもしれませんね。

避妊・去勢手術を受けさせる

猫の匂いの元となるひとつは猫のおしっこですが、このおしっこはかなりのきつい匂いとなりますし、一度匂いが付いてしまうと落とすのが容易ではなくなってしまいます。

猫はこうしたおしっこを上手に利用して自分の縄張りを主張するために自分の活動エリアでおしっこを撒いていきます。

つまりこれはマーキングといわれる行為です。

とくに去勢手術を受けていない猫はこうした行為を日常的に行います。

ですから臭い猫の匂いを断ち切るための方法の一つとしてマーキングをやめさせるというのがやり方となります。

そしてマーキングを辞めさせる方法が去勢手術になるわけです。

去勢手術を受けた猫はマーキングをしなくなるようですから、この方法は効果的でしょう。

ときに家の中にマーキングをしてしまうような猫の場合は去勢手術を受けさせた方が良いかもしれませんね。

ただし猫は一度マーキングしてしまった場所に何度も戻ってマーキングする習性を持っていますので去勢してもこの行為を繰り返す可能性もあります。

とはいえ避妊手術を受けた猫の分泌物はそれほど強烈な匂いではなくなるようなので大人の猫になる前に避妊してしまうのが良いかもしれませんね。

まとめ

Retro portrait cat

DavidTB/shutterstock.com

猫を飼っているとどうしても気になる猫の匂いですが、意外なことに猫はいい匂いなんですね。

猫が出す分泌物やおしっこがきちんと清潔に保たれないことが原因になっています。

そうしたにおいの元をしっかり断ち切ってあげさえすれば匂いは気にならなくなりますよ。

既に家中に猫のにおいが気になり始めている方であれば早速ここで挙げた方法を試してみてくださいね。

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23 名無しさん
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猫には体臭がないって驚きの一言なんだけどっ。じゃあいつも私が嗅いでいるあのいい匂いは何って感じだけど、グルーミングとか日向ぼっことかをして、ニオイケアを頑張ってるんだよね。あの行動にこんな深い意味があったとは!?

22 名無しさん
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太陽の日差しを浴びて臭いを消しているなんてすごすぎ!太陽光にはそんな力まで備わってるんだなぁ。すごいとしか言いようがないね。太陽みたいな香りがするのはそういうわけだったのか。知れば知るほど奥が深いやぁぁ。

21 名無しさん
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シャンプーをすることに慣れておらず、どうしても時間がかかってしまいます。でもこれだと、猫にとっては嫌でしょうから、効率よく手際よく、かつ丁寧にシャンプーをすることができるよう、練習を積んでいかなくちゃいけないと感じました。

20 名無しさん
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臭いと、毛がボサボサになっていることに関連があるということに驚きました。無関係のように見えるのですが、すごく重要なポイントになってくるわけですね。感染症の可能性もあるそうで、今後は毛の状態もしっかりと注視します。

19 名無しさん
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グルーミングしているところは何度も目撃しているのですが、単に毛づくろいをしているだけであると思っていました。ですが、自らに匂いを消しさるという意味があったんですね。縁側によくいる理由もわかって嬉しかったです。

18 名無しさん
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私はマンション上ペットを飼えないので飼っていませんが、実家では猫ちゃんとワンちゃんを飼っています。飼っていないからかペットのニオイには敏感になります。実家に行ったときには少しニオイがします。しっかりお風呂に入れてあげたりケアをしていても飼ってる人はなかなか気付かないみたいですね。

17 名無しさん
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えっ猫が臭いのって病気の可能性もあるんですね。

コンスタントに臭いと気づかない可能性もありますよね・・・

とにかくトイレをできるだけこまめに掃除して、機嫌のいい時に肛門せんをやってあげて、できるだけいい匂いを保つ努力をしたいと思います!!

16 名無しさん
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臭いは感染症によっても、現れることがあるという事実は、きちんと知っておくべき事実と強く感じました。臭いがするからといって、普通は感染症を疑うことはなかなかないので、こうして知っておくことで、すぐにもしや?と思うことができ、早期発見にもつながると思うのです

15 名無しさん
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俺の猫も臭ぇ

15 どら焼
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私が嗅いでいた匂いは、あれは猫自身から発せられる体臭かといつも考えていましたが、餌による影響も多少はあるのですね。餌が原因ならば、それは体臭とは言わないですよね。匂いの対策はできると知ったので、意識的に行動していきます。

13 ミホシ
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肛門絞りしなきゃ駄目なんですね!今まで一度もしたことがなかったので、これが原因で臭ってたのか~と驚きました。自分一人でやるのは難しいのかな。多少ひっかかれるのは覚悟してやらなくちゃいけませんね。頑張ります。

12 5倍!
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きちんと対策をしていれば、猫の匂いは気にならないということなんですね。餌も匂い対策となるのは意外でした。何を食べるかによって匂いも変わるんですね。感染症の疑いもあるとのことでしたので、たかが匂いとは考えず、ちゃんと匂いにも気を配ろうと思います。知らないことばかりで、勉強させてもらいました。

11 ダラー
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肛門絞り、知らない人も多いですね。これをしてあげるのとしてあげないのとでは、随分匂いのちがいが出ますよね。できるだけ、匂いのストレスを飼い主も猫ちゃんの方も抱えないように、体も身の回りも綺麗にしてあげたいなと思いました。

10 給食室
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猫の匂いの原因は複数あるとは知りませんでした。特に衝撃だったのは猫伝染性腸炎です。死亡率の高い感染症とのことで、物凄く怖いです。野外の猫から移されるそうですので、感染する確率を低くするためにも、猫を外へ出さないよう気をつけなければと思います。

9 SEIKO
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猫って飼育してると臭いになれちゃって気付きにくくなるけど、きちんと手入れをしないと臭いがするんですよね。お友達の家に行った時に「あっ!この家、猫飼ってる!猫臭い!」ってなったことがあって、気をつけなくちゃいけないと思います。

8 名無しさん
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家猫だとたしかにトイレのケアを定期的にしてあげないと匂いが気になってしまいますね。本来猫は清潔好きなので、その性質にも合わせていつでも使いやすい状態にしておいてあげる必要があるかなと思います。

7 トンネル
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匂いの原因はいくつもあるんですね。特に餌が原因の一つというのが意外でした。何を食べさせたかによって匂いがきつくなったり抑えられたりするという事ですね。記事内であげられた対策の中で、餌を見直すのは一番取り組み始めやすいと思います。

6 VVV
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猫の匂いはこういったところから発生しているということが分かって勉強になりました。食べ物の注意はしていました。私たちが食べる食べ物でも口臭に影響したり、体調に影響することがあるので、健康なものや野菜を多めにとることで改善されるのと同じで、猫の食事もよいものを取り入れることで解消されるかと思っていました。他にも臭いを削減する方法があるので、実践してみたいと思います。これで家の中も動物臭が少し消えるかなと思います。お客さんが来るときかなり気になってしまいますから。。。

5 ノラ
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肛門絞り難しいですよね。あまりにもできないときには、健康診断がてら動物病院に行ってやってもらってます。いつもの匂いと少しでも違っていたら、病気かも?と疑えるように常に見張っていたいですね。

4 みどり
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猫は無臭ではありません、犬に比べれば臭いの程度が低いというだけで臭いはしっかりあります。それにうんちの臭いは独特のものがありますので、知らない人が家に来たら直ぐにきがつくでしょう。臭いがそれほど強くないから洗わなくていいわけではなく、飼い猫である以上は清潔にすることがお互いのためにもなります。

3 ゆき
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飼っている猫の臭いが気になると、遊びに来た友人に言われて困っていました。自分では毎日一緒に暮らしているので鼻が麻痺してしまっていて気づかなかったのですが、猫を飼うなら臭い対策が必須ですね。猫の肛門絞りは初耳でした。自分でやるのは大変そうなので定期的に健康診断に連れて行こうと思います。

2 名無しさん
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猫の匂いの原因はいくつかあるんですね。 肛門腺絞りはしたことないですが、動画を見ると本当に難しそうです。猫も暴れないか心配になります。ひっかかれたりして傷になりながらやるか、臭いのを我慢するか。。。悩みます。病院に連れて行って指導してもらうのが一番かなとも思います。 食べ物にも注意することで臭いも軽減できるようなので、餌を変えてみようかとも思います。

1 ねね
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匂いの原因が何かをちゃんと気をつけておかないと、飼う側だけでなくて、猫にとっても辛いことですね。排泄物の処理はすぐにしたら良いことはわかっていますが、どんな餌をあげるかも少し考えた方がいいですね。それに、外で自由に動き回って楽しんでくれるのは飼い主にとっても嬉しいけど、何か体調を崩す原因をもって帰って来てないかってことも少し敏感であるのは大切なんですね。