日本犬ってどんな犬？性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ！　

日本犬の歴史

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では、古来から日本に土着し、今では国の天然記念物として指定されている日本犬たちというは、どのような歴史を持つのでしょうか？

日本には、もともとイヌ科の種としてニホンオオカミが生息していました。

しかし、そのニホンオオカミが日本犬の祖先ではなく、縄文人が南方アジアから日本に移住してきた際に、共に入ってきた犬が祖先であると言われています。

なんと縄文時代の遺跡の中から、その祖先となった犬の骨が見つかっているそうです。

その犬の形質とよく似ているのが、北海道犬、そして琉球犬だといわれています。

そして、縄文時代から生きている在来犬と、約２０００年前ほどに朝鮮半島から入ってきた犬が交配することによって、秋田犬や四国犬、紀州犬、甲斐犬、柴犬などが生まれたとされています。

そして、土佐闘犬などは近年になり、日本犬と西洋犬を交配して作出された犬種となります。

ちなみに、日本犬保存会が認定している日本犬はすべて国の天然記念物として指定されています。

年代順に言うと、秋田犬が１９３１年７月、甲斐犬が１９３４年１月、紀州犬が１９３４年５月、柴犬が１９３６年１２月、四国犬が１９３７年６月、北海道犬が１９３７年１２月です。

ほかにも、琉球犬は１９９５年に沖縄県の指定天然記念物に認められています。

日本犬の性格

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日本犬は忠誠心があり、飼い主に対しては従順なことが特徴の一つです。

賢くて、勇敢で、警戒心があり、他人にはよく吠えます。

柴犬は、きれい好きな個体が多いことも知られています。

北海道県は、寒さに強く、思いやりも深いようです。

野性的で我慢強く、粗食でも耐えうる強さももっています。

日本犬の中で一番最初に天然記念物として指定された秋田犬は、飼い主には忠実で、普段はおっとりしているところもありますが、とても警戒心が強くて、知らない人や犬に対しては攻撃的になることもあります。

虎毛が美しくかっこいい甲斐犬は、無駄吠えが少なく、とても賢い犬種です。

武士のように、自分のご主人には一生をかけて尽くすという特徴をもちます。

比較的無駄吠えが少ない犬種です。

紀州犬は、少し気性が荒い面がありますが、しつけができれば穏やかになります。

四国犬は、飼い主にしか心を開かない犬種です。

その分、飼い主に対しては絶対的な忠実さを示します。

日本犬の飼いやすさ

日本でも海外でも人気の高い日本犬ですが、野性味があり、警戒心も強く、自立心も高い事が多いです。

しつけの難しさから、初心者向きではないといわれることもあります。

もちろん、個体によりその性格や持っている特徴は違います。

犬種によっても違った特徴がありますし、同じ犬種でも独立心が特に強い性格の個体もいれば、逆にとてもおっとりとしていて静かな性格の子もいます。

とはいえ、自立心や防衛本能の高い犬種は、飼い主との信頼関係と主従関係をしっかりと築く必要があります。

そのようにしてしつけと訓練ができていなかったり、運動量などが足りずストレスが溜まっていると、無駄吠えが多くなったりと飼育しにくいと感じることが多くなるかもしれません。

少し頑固なところもある日本犬ですが、自分がリーダーと認めた人や自分の家族に対してはとても忠実ですし、とても賢いですので、それぞれの持つ特性を認めつつ、たっぷりの愛情と適切な飼育、訓練としつけができれば、かけがえのない愛する家族やパートナーとなってくれることでしょう。 愛情を注ぐと、それにしっかりと応えてくれるというのも、日本犬が愛される理由です。