犬は頭がいい!頭がいい犬種解説と頭のいい犬に飼い主が感心する瞬間

犬は頭がいい!頭がいい犬種解説と頭のいい犬に飼い主が感心する瞬間

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mofmo編集部

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犬は、嗅覚が優れているといわれていますが、最近では、頭もいいといわれています。 実際どのくらい頭がいいのでしょうか?また、どんな時に頭いい!と感じるのでしょうか? 今回は、そんな犬の頭脳についてお話していきます。

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犬種による差はある?

Different dogs looking up isolated on a white background

Gelpi/shutterstock.com

では今度は同じ犬の中で知能に差があるかどうかを見てみましょう。犬の知能研究者であるスタンレー・コレン博士によると、人間が出す指令を理解する能力において、犬種による以下のような差があったようです。

第1位ボーダーコリー 第2位プードル 第3位ジャーマン・シェパード 第4位ゴールデン・レトリーバー 第5位ドーベルマン(別名ドーベルマン・ピンシャー) 第6位シェットランド・シープドッグ 第7位ラブラドル・レトリーバー 第8位パピヨン 第9位ロットワイラー 第10位オーストラリアン・キャトル・ドッグ

このランキングを見て、自分の愛犬の犬種がランクインして喜ぶ人もいるでしょう。ボーダーコリーやプードル、シェパード、レトリーバー、ドーベルマンなどはイメージ的に頭が良い犬種なので、それほどこの結果は違和感なく受け入れられるかもしれません。ボーダーコリーは運動能力が優れていて、昔から牧羊犬としても有名です。プードルは愛玩犬としての地位が確立されていますが、競技犬としても有名です。シェパードはも牧羊犬として活躍しています。忠誠心があり訓練能力も高いです。警察犬や麻薬探知犬として地位も確立されています。レトリーバー犬も盲導犬や介助犬などの社会犬として有名です。ドーベルマンは強いイメージがある犬ですが、賢さにおいても優秀です。この結果がすべての個体において一律に当てはまるわけではないでしょう。それでも、同じ犬のカテゴリにいながら、人間の下す命令への理解度が犬種によって異なるのは事実のようです。

思わず感心する犬の賢い行動

Jack russell  dog  waiting a the door at home with leather leash in mouth , ready to go for a walk with his owner

Javier Brosch/shutterstock.com

ではここからは、思わず感心してしまうような犬の賢い行動をあげてみたいと思います。犬はしつけが比較的しやすいほか、芸を覚えることができる賢い動物ですが、単にお手やおすわり、待てなどができるだけの動物ではありません。そのほかにも賢い行動をとることができます。いくつかの例を見てみましょう。

犬の賢い行動例1:長期記憶がある

犬は記憶力に関して特異な能力があります。それは長期記憶力に優れているという点です。短期記憶に関してはあまり得意ではないものの、一度覚えたことをそのまま覚えているといわれています。特ににおいや音や痛みなどと結びついた経験などについてはこの能力を発揮しやすいという意見があります。

犬の賢い行動例2:人の言葉を理解する

ある推定によると、知能が高い犬は250ほどの言葉や簡単な計算ができるようです。新しい単語を教えるテストでは、制限時間内に正しいアイテムを7割の正解率で持ち帰ることができたようです。またほとんどの犬も165の言葉や標識や信号が分かるようです。数字は5まで数えられるという意見もあります。中には1,022個の名前を覚えたと言われる犬もいたようです。

犬の賢い行動例3:いたずらする能力や推理力

賢いといえるかどうかは別として、いたずらができるという点で知能の高さを示すエピソードもあります。物を隠しても探し出す能力があったり、ケージから脱出出来たり、おやつをもらえる方法を考えてみたり、傷つけずにポーチを開けることができるなど様々な行動があります。

スイス、チューリッヒ大学の研究者マリアン・ヘバーライン氏によると、犬が仲間とぐるになってほしいものを手に入れる行動を取ることができるようです。例えば1匹が人の注意をそらしてもう1匹が相手の寝床を奪うという行動を取りました。またある研究では犬の推理能力を示唆するような結果が得られたようです。

研究ではあるボーダーコリーが識別できる物体を山積みにしたところに知らないおもちゃを1つ紛れ込ませました。そしてそのコリーにそのおもちゃを取ってくるように指示したところ、そのおもちゃを表す言葉を知らなかったにも関わらず、きちんとその見知らぬおもちゃを取ってきたようです。聞きなれない言葉から、指示されたものは見知らぬそのおもちゃであると推測したようです。

犬の賢い行動例4:人を「動かす」能力がある

にわかには信じがたいですが、時に犬は人をだますこともできるようです。先述のヘバーライン氏は以下のような研究を行いました。

  • 初対面の3人の人間と犬とをパートナーにする
  • そのうちの1人は協力的、1人は非協力的、1人は超協力的という設定にします。協力的な人物は褒美をくれる人、非協力的な人物は褒美を見せるだけの人、超協力的な人は大好物を褒美としてくれる人という設定です。
  • 犬はパートナーの人を褒美の入った箱に誘導するように訓練されます。そして犬が人間をご褒美の入った箱まで誘導すると「協力的な人」は犬にご褒美を与えます。「非協力的な人」は褒美を与えません。「超協力的な人」の場合は全てのご褒美を与えます。
  • 最後に犬の前に、大好物のソーセージが入った箱と、それほど好物ではないビスケットが入った箱、空の箱を用意します。
  • 犬を、3人のパートナーを1人ずつ誘導するように命令します。

この結果犬は非協力的な人物を空の箱に連れていきました。そして協力的な人物も空の箱に連れて行きました。そして超協力的な人物だけをソーセージの入った箱に連れて行きました。これによってすべての褒美をもらえる動きをしたことになります。このように犬は人間の行動を考えて戦略的な行動をすることもできるということが明らかになりました。

まとめ

いかがでしたか?

犬は、頭がいいので、飼い主の表情や会話からいろんなことを読み取ります。 飼い主とペットは似る…という言葉はあながち間違いではないのかもしれませんね。

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