犬は頭がいい!頭がいい犬種解説と頭のいい犬に飼い主が感心する瞬間

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mofmo編集部

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犬は、嗅覚が優れているといわれていますが、最近では、頭もいいといわれています。 実際どのくらい頭がいいのでしょうか?また、どんな時に頭いい!と感じるのでしょうか? 今回は、そんな犬の頭脳についてお話していきます。

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犬の知能は何歳児レベル?

curious serious cute dog jack russell terrier in glasses on yellow background. horizontal banner. back to school

Kalamurzing/shutterstock.com

犬は賢い動物とよく言われます。実際しつけがしやすい動物のひとつであり、社会で活躍する動物でもあります。例えば警察犬や麻薬捜査犬、盲導犬など様々な場面で活躍しています。これらの犬にしかできないような仕事もあり、人は時に犬に依存することすらあります。

そんな犬ですが、人間の知能レベルで言うと何歳くらいに相当する知能があるのでしょうか?一説によると、2,3歳に相当するのではないかとされています。もちろんこれは平均的な話であり、個体差や犬種による差などがあるでしょう。しかし少なくとも乳幼児より賢いと思える場面もあります。

犬の脳の特徴

Studio portrait of the dog on the white background

Monika Vosahlova/shutterstock.com

理性を持つか持たないかという点が人間と動物との大きな違いですが、理性に関連するのは大脳皮質という部分です。人間はこの部分が発達しているため理性による言動をコントロールすることができます。しかし犬に関してはこの部分がさほど発達していません。さほど善悪を判断することはできず、ある程度の学習はできるものの、人間とは大きく異なります。そのため飼い主は叱るという行動をもって犬の動きを制御しなければいけません。 もちろん過度に叱るのは避けるべきですが、脳の構造上そうしないとしつけが成り立たないのです。一貫してしてはいけないことは「してはいけない」と叱ることによって、飼い主と犬との信頼関係はきちんと築かれます。

犬とほかの動物との差

Adorable cat and dog resting together on sofa indoors. Animal friendship

New Africa/shutterstock.com

犬は動物の中でも特に賢いというイメージを持つ人は少なくないでしょう。

では実際のところ、ほかの動物と比べてどの程度賢いのでしょうか?エクセター大学とカンタベリー・クライスト・チャーチ大学の研究者の調査によると、犬の知能は他の動物と比べて特に高いわけではないようです。

研究の結果、猫の脳と比べると明らかに神経の密度が高いのは事実とはいえ、これが知能の高さと関係があるわけではないようです。研究では様々な動物に関して調査が行われましたが、最終的に分かったのは、猫やチンパンジー、ハイエナ、イルカ、馬、オオカミなどと比べて、これまで犬は知能が過大評価されていたようです。

研究では犬が所属する「肉食動物」「人間に飼育されている動物」「社会的狩りを行う動物」という3つのカテゴリーの中で、「知覚認知」「身体的認知」「空間認知」「社会認知」「自己認知」という5つの分野における犬の「優秀さ」を調査しましたが、結果的には犬の知能が突出しているわけではないようです。

カンタベリー・クライスト・チャーチ大学の心理学者ブリッタ・オストハウス氏は、「犬はあくまでも犬としての能力しか持っておらず、『他のどの動物よりも優秀である』といった過大評価をしてはいけません。

犬と触れ合う時には、本来犬が持つ能力についての正しい認識を持つ必要があります」と話しています。とはいえ犬が人間にとって賢いと思える動きをすることは事実です。他の動物でもそれは行える可能性があるものの、やはり身近な分犬の動きにはより注目がいくのでしょう。

ちなみにアメリカの心理学者ハリー・ジェイソン氏による脳化指数(体重に対する脳比率)は以下の通りです。

  • 人(7.4~7.8)
  • チンパンジー(2.2~2.5)
  • クジラ(1.8)
  • アフリカゾウ(1.3)
  • ラス(1.25)
  • 犬(1.2)
  • 猫(1.0)

これは知能の高さを示したものではありませんが、知能レベルとある程度かかわりがあることを示しているようです。これを見るとやはり人間は突出しているのが分かります。また賢いとされるチンパンジーも高いです。カラスが犬より高いというのも興味深い点です。また理性をつかさどる前頭前脳皮質の割合は以下の通りです。

  • 人(29%)
  • チンパンジー(17%)
  • テナガザル(11.5%)
  • キツネザル(8.5%)
  • 犬(7%)
  • 猫(3.5%)

やはり人間とチンパンジーが上位にきます。犬が猫よりも高いのは、集団生活を送る犬のほうがコミュニケーション能力がはぐくまれる事が理由のようです。

犬の特異な能力

Underwater funny photo of golden labrador retriever puppy in swimming pool play with fun - jumping, diving deep down. Actions, training games with family pets and popular dog breeds on summer vacation

Tropical studio/shutterstock.com

犬には嗅覚を中心とした能力の高さがありますが、知能レベルに関しても高い能力を示すことがあります。 時には猿よりも賢いといえる行動をすることもあります。例えば「指さし実験」と呼ばれる、物の下におやつが入っていることなどを理解させる実験がありますが、この実験においては猿よりも犬のほうが賢い動きをするようです。猿はしっかり教えないとクリアできませんが、犬はあまり教えなくても課題をクリアできるようです。この結果がイコール「犬は猿より上」となるわけではありません。とはいえ犬の得意分野が存在するということの証明にはなります。 また人間の動きを観察したり把握する能力においても犬は優れているといわれています。 これはやはり長い歴史の間人間と一緒に生活してきた犬の得意分野といえるでしょう。

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