ワンちゃんの尻尾が傷ついちゃう…ハッピーテイル症候群には注意!

ワンちゃんの尻尾が傷ついちゃう…ハッピーテイル症候群には注意!

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mofmo編集部

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犬はうれしいことがあったりテンションが上がったりすると、尻尾を振ります。 でも、その時に気を付けないとハッピーテイル症候群になりかねません。 今回は、そんなハッピーテイル症候群についてお話していきます。

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日常的に気を付けること

dog

Monika Chodak/shutterstock.com

「ハッピーテイル症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?名前だけだと、なんとも楽しそうな響きのある言葉ですよね。実はこのハッピーテイル症候群は、あるワンちゃんのケガや疾患を指して呼ばれているものなのです。

ワンちゃんを飼っている人や、飼おうと考えている人には知っておいてほしい情報です。これから「ハッピーテイル症候群」がどんなものかをご紹介しますね。

ハッピーテイル症候群

Young female veterinarian checking up the dog at the veterinarian clinic

Zivica Kerkez/shutterstock.com

「ハッピーテイル症候群」とは正式な病名ではないのだそうです。しかし、ワンちゃんの気持ちや行動から獣医さんたちや飼い主さんたちにそのように呼ばれているのだそうです。

ハッピーテイル症候群とは?!

「ハッピーテイル」という名前のとおり、「ハッピーテイル症候群」はワンちゃんの「幸せ」な気持ちと、その時の「尻尾」の状態から名付けられています。

ワンちゃんたちが幸せを感じる時にはどんな仕草をするものでしょうか?大抵の方はすぐに答えることができますよね。嬉しそうに尻尾を振るのではないでしょうか?ワンちゃんたちがうれしく感じた時には、その気持ちが尻尾に伝わって左右に動きますよね。

これだけでは何ら問題ありません。しかし、そのしっぽが壁や柵などに当たるとどうなるでしょうか?尻尾が傷んでしまいますよね。

もちろん、数回当たっただけでは、ハッピーテイル症候群とは呼ばれません。尻尾から血が出たり、皮膚にダメージが及ぶほどになったりすると、そのように呼ばれます。

簡単に言うと、「ハッピーテイル症候群」とは「幸せになってケガするまで尻尾を振る」症候群なのです。

ハッピーテイル症候群の原因

ワンちゃんにとって尻尾を振ることはごく普通の行為ですよね。どうして症候群と呼ばれるほどのものになるのでしょうか?根本的な原因はワンちゃんの心にあります。

通常であれば、うれしいことがあっても尻尾に痛みを感じれば、その場から離れたり、尻尾振りをやめたりします。しかし、ハッピーテイル症候群のワンちゃんは尻尾を損傷しても尻尾を振ることをやめません。なぜなら、痛みよりも興奮が勝っているからです。

ワンちゃんが幸せに感じた時、あまりにも興奮しすぎて、なかなか気持ちが冷めないことが原因となります。ハッピーテイル症候群は、幸せによる興奮状態が、通常以上でかつ継続していることが原因なのです。

ワンちゃんの尻尾のしくみ

Elevated view of Jack Russell terrier chasing tail view on grass

sirtravelalot/shutterstock.com

ワンちゃんたちの尻尾のしくみを知るなら、ハッピーテイル症候群によってどのように尻尾が損傷していくかが分かるでしょう。尻尾のダメージにも様々な種類があります。飼い主さんは日ごろから注意を払うことで、尻尾へのダメージを見極めることが出来るでしょう。

「どんな損傷なのか?」「どうして損傷しているのか?」これらを早期発見することで、早い段階で十分に対処することが出来るでしょう。

尻尾の構造

ワンちゃんの尻尾はどのような構造をしているのでしょうか?

まず、尻尾にはその芯があります。尾椎と呼ばれる尾骨が芯心となっています。ワンちゃんによって異なりますが、尾骨は6~23個あります。それらが連なって一つの尻尾の骨を形成しているのですね。尾骨は先端に向かうほど細くなっていきます。

そして尾椎の周りには筋膜で仕切られたいくつかの筋肉があります。尾椎の上下左右に分けられたいくつかの筋肉によって尻尾を振ったり、巻いたりすることができるようです。

それらの筋肉の中には他の筋肉の補助的な役割を果たすものまであります。ある筋肉が損傷を受けたとしても、その補助筋肉が機能をサポートしてくれるようです。

さらに、それら筋肉の上に皮膚があり、被毛が生えているのです。

尻尾の構造からハッピーテイル症候群について分かること

尻尾の構造を知るなら、ハッピーテイル症候群についてどのようなことが分かるでしょうか?

まず、ワンちゃんの尻尾が非常に繊細なものであることが分かるでしょう。比較的細い尻尾の中にはたくさんの骨があり、そのおかげで柔らかく曲げることが出来ているのですね。尻尾の先端にいくにつれて、骨も細くなっている点も興味深いですね。

尻尾を振ったときに壁に当たるのは、尻尾の先端でしょう。一番細い部分が当たっているのです。それを何度も繰り返してしまうと、当然ダメージも大きいことが予想できますね。

尾椎がたくさんの筋肉に囲まれていることも分かります。ワンちゃんの尻尾が力強く振られているのも納得ですね。ワンちゃんの尻尾が当たったことがある人も多いでしょう。

中型犬以上の大きさであれば、意外と痛いですよね。鞭のようにしなった尻尾にはそれだけの威力があるのですね。壁や柵などの固いものに何度も打ち付けるなら、損傷してしまうはずですね・・・。

尻尾の筋肉には他の動きをフォローするものもあるのです。ワンちゃんが尻尾を損傷しても振り続けることがあるのはそのためなのですね。

このことからハッピーテイルのワンちゃんには早急な対処が必要であることが分かりますね。尻尾へのダメージが蓄積されていく前に対処できると良いですね。

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