犬にたけのこは与えない方が良い?!その理由と食べた時の注意点を解説していきます!

犬にたけのこは与えない方が良い?!その理由と食べた時の注意点を解説していきます!

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春から初夏にかけて旬を迎えるたけのこ。ほのかなえぐ味やシャキシャキとした食感が好きという人も多いことでしょう。最近はたけのこを使った手作りごはんを愛犬にあげている飼い主さんも少なくないようですが、犬にたけのこは与えない方が良いようです。今回はその理由と、たけのこを食べた時の注意点を解説していきます。

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犬はたけのこを食べていいの?

竹を加える犬

cynoclub/shutterstock.com

犬にたけのこを食べさせたことはありますか?そろそろたけのこが旬の季節です。気持ちの良い季節にもなってきますので、「愛犬を連れてたけのこ狩りでも行こうかな」と考えておられる方もいるかもしれませんね。

あるいは、「たけのこをお友達からたくさん貰ってたけのこ料理を作ったので、それを愛犬にも少し食べさせてあげようかな」と思う飼い主さんもおられるかもしれません。

ペットショップやネットショップにはいろいろな種類のドックフードがありますが、「自分は愛犬に手作りご飯をあげたい」という飼い主さんは少なくないようです。そういう飼い主さんの中には、「愛犬にもぜひ旬のおいしいものを食べさせてあげたい」と思う人が多いでしょう。

でもここで一つ疑問があります。そもそも犬にたけのこを与えても大丈夫なのでしょうか?毒性はないのでしょうか?

今回は愛犬にたけのこを与えても問題ないのか、たけのこを食べた時の注意点はあるのか、といった点を解説していきます。

犬にたけのこはあげない方が無難

結論から言いますと、たけのこは犬に与えない方が無難な食材です。これは、たけのこを食べることでさまざまな危険が発生するリスクがあるからです。

ネットを検索すると犬用のたけのこレシピがそれなりに出てきますので、「犬もたけのこを食べるんだ」と思ってしまうかもしれませんが、実際のところはそうとは言えません。

犬がたけのこを食べない方が無難というのは、たけのこが有害な食べ物だからではありません。食べたところで即死亡するといった極端なリスクはありません。とはいえ食べる際にはある程度のリスクが伴います。たけのこは犬の体にあまり適していない食材なので食べない方が良いということです。

ではなぜ犬にたけのこを食べさせないほうがいいのか、これから詳しく説明します。

犬にたけのこを与えない方がいい理由1:消化の問題がある

犬がたけのこを食べると消化が上手に出来ません。

たけのこには、食物繊維が豊富にたくさん含まれています。食物繊維といいますと、通常は便通を良くしてくれるものですので「体に良い」というイメージがありますよね。そのため犬にもあげた方が良いと思ってしまいがちですが、実際はその逆です。犬の場合、食物繊維を取り過ぎてしまうと消化が上手に出来なくなってしまい、結果的に消化不良に陥ってしまう危険性があります。

消化不良が起きてしまいますと、色々な症状が引き起こされてしまいます。たとえば、嘔吐や下痢です。嘔吐や下痢を引き起こしてしまった場合、症状が軽ければ様子を見ながら安静にしていることで回復に向かっていきます。しかし症状が重症化してしまうと、脱水症状を引き起こしてしまう恐れがありますので、気をつけなければなりません。

犬にたけのこを与えない方がいい理由2:シュウ酸が含まれている

犬にたけのこを与えない方が良いといえる他の理由は、たけのこには「シュウ酸」が含まれているからです。

シュウ酸という成分は人間の体にとっても体に悪影響を与えるものですが、犬にとっても良いものではありません。シュウ酸は肝臓や膀胱や尿道で結石を作ってしまう原因となりやすいです。もしシュウ酸によってシュウ酸カルシウム結石になってしまうと次のような症状が見られるようになります。 ・頻尿 ・食欲不振 ・尿道閉塞

頻尿くらいならたいしたことがないように思えるかもしれませんが、食欲不振や尿道閉塞になってしまうと、経過時間によっては大きな問題になります。犬の健康全般に悪影響を出て、最悪の場合死亡するリスクすらあるでしょう。人間の場合でも「年配の人の食欲がなくなって物が食べられなくなったら死が近い」と言われますが、犬も食べ物で生きている以上、食欲不振は大きなダメージとなります。そのことを念頭に置くと、著しい危険性がないとはいえ、たけのこをあげない方が無難と言えるでしょう。

犬にたけのこを与えない方がいい理由3:のどを詰まらせる恐れがある

別の理由は、「たけのこを食べると繊維がのどに詰まってしまう恐れがある」という点です。

人間がたけのこを食べる時もたけのこの食物繊維には注意しないといけません。実際「繊維がのどに詰まってしまった」という話があります。犬の食道は人間の食道より細いです。人間の食道で詰まるのであれば、犬の食道ではさらに詰まりやすいです。

もし繊維が詰まってしまうと、窒息してしまう危険性があります。特にたけのこが生の際には、より注意が必要です。火を通したたけのこよりも生のたけのこの方が皮などが硬いため、噛み切れなかったたけのこがのどに詰まりやすくなるからです。

ここまで見てきたように「たけのこは絶対に犬に与えてはいけない」食材の一つではありません。しかし、シュウ酸の存在やのどに詰まる危険性などを考えると、与えない方が無難な食材であることには違いありません。

もし「どうしても愛犬にたけのこを与えたい」という場合には、たけのこを茹でて柔らかくした上で、食べやすくのどに詰まりにくい大きさにきちんと切ってあげて食べさせてあげましょう。

ではもし意図せずに犬が犬がたけのこを食べてしまった、という時にはどうしたらいいでしょうか。その場合に意識すべきポイントをご紹介します。

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