イタリアングレーハウンドは噛み癖がある?!性格やしつけのポイントをすべて紹介していきます!

イタリアングレーハウンドは噛み癖がある?!性格やしつけのポイントをすべて紹介していきます!

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優美な見た目と活発さが魅力のイタリアングレーハウンド。日本では「イタグレ」という愛称でも親しまれています。でもイタグレは噛むなんていう情報もありますが、本当のところはどうなのでしょうか。噛み癖がつきやすい犬種なのでしょうか?子どものいる家庭でも飼育しやすいのか、性格やしつけのポイントもまとめました!

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噛み癖がでやすいって本当!?

イタリアングレーハウンド

Annette Shaff/shutterstock.com

イタリアングレーハウンドは穏やかな性格な犬種です。とはいえ「噛み癖がでやすい」なんていう情報も見られます。小さなお子さんのいる家庭だったり、犬を飼育するのが初めてという方だったりすると、噛み癖がつきやすい犬種を飼育することに少し不安を感じるかもしれませんね。

ではイタグレが噛み癖がつきやすいって本当なのでしょうか?

噛み癖が出る理由

どの犬種にも言えることですが、子犬の時期に噛み癖がでることはあります。イタリアングレーハウンドの場合、基本大人しい性格ですが、環境の変化による不安や緊張、また寂しいときや歯が痒いときなどに噛むことがあります。例えば寂しさを感じているときなどに、甘噛みをして飼い主さんの注意を引こうとすることがあるかもしれません。

また、生後半年くらいは歯が生え変わる時期なので、歯がかゆくていろいろなものを噛むことがあります。さらに、活発でもあるイタリアングレーハウンドは興奮状態のときなどに甘噛みをすることも多いようで、噛む欲求は強いほうのようです。

噛み癖をそのままにしておくと、飼い主だけでなく他の人や犬にケガをさせてしまう可能性がでてしまい危険ですし、イタリアングレーハウンド自身も含めすべての人にとってマイナスになってしまいます。それで、子犬のうちにしっかりと噛み癖を直しておく必要があります。とはいえ、しっかりと教えれば成犬であっても噛み癖は直すことができます。

噛み癖の直し方

その個体の性格や状況などによって効果的なしつけ方法は異なりますが、放置をして無視をする、手を噛まれたときに口の中に手を少し突っ込むようにして、手を噛むと嫌なことがあると覚えさせるなどの方法があります。歯が痒い時期には、紐などの噛んでもよいおもちゃを与えるなどしてあげることもできます。

グレーハウンドが興奮しているときや遊んで甘噛みをする際に、無視すればそれでもう噛むことをやめる個体もいるようです。寂しいとか、遊んでほしいというときに甘噛みしてくる個体の場合、噛めば飼い主が反応してくれると勘違いしている場合があります。

その場合には、噛まれても全く無視することによって、噛むことで自分に注意を向けてくれるという意識を変えることができるでしょう。犬にとって大好きな飼い主さんに無視されることはとても嫌なことですので、ある場合には”無視をする”というしつけ方も効果があります。

しかし、はっきりと叱る必要がある場合もあります。特に、気の強いやんちゃな性格のイタリアングレーハウンドの場合、優しく教えたり無視したりするだけでは全く効果がないということもあるようです。逆に中途半端に優しく注意するという態度をとると、飼い主が注意を向けてくれた、遊んでくれたと喜んでしまい、もっと噛むようになることもあります。

それで、中途半端に叱るというのは逆効果になる場合があります。一貫してはっきりと「ダメ」と伝えるようにしましょう。

当然のこととして、暴力をふるうことは絶対にダメです。イタリアングレーハウンドがどうして叱られているのかがわからないまま、飼い主が感情にまかせて叱っても、逆に防衛本能が働いてもっと噛み癖がひどくなる場合もあるようです。また、イタリアングレーハウンドは繊細な性格ゆえに、厳しくしかると臆病な性格になってしまうという意見の専門家の方もいます。

それで、まずは子犬のときから上下関係をはっきりとさせ、信頼関係をしっかりと築くことがしつけを成功させるうえで絶対に欠かせません。小型犬とはいえもともと猟犬であることや、活発な犬種でいたずらっ子なところもあるようですので、噛み癖が出ることは多いですが、しっかりと根気強く教えてあげれば噛み癖は直すことは可能です。

特に1歳ごろまではとてもやんちゃで活発で噛み癖が出やすいようですが、しっかりと教えてあげれば直すことができます。

もちろん、イタリアングレーハウンドという犬種のなかでも、当然のことながらみんな個性や性格が違います。とても臆病な子もいれば、気の強い子もいます。それでその子のことをよく観察し、その子に適した教え方をしてあげる必要があるでしょう。

噛むことは悪いことなんだとしっかりと理解できるような仕方で教えることが大切です。感情任せに叱ったり、ときには「ダメ」といい、ときには放っておくというような一貫性に欠けたしつけを行ったりするのでは、逆にイタリアングレーハウンドを混乱させてしまいます。

冷静に、根気強く教えてあげましょう。たくさん褒め、ダメなことはダメとはっきりと教えてあげれば、イタリアングレーハウンドのしつけはそれほど難しいものではありません。

飼いやすさと飼育方法

イタリアングレーハウンドは小型犬で室内飼育をする必要のある犬種です。特に気候の変化に弱く、寒さに弱い犬種なので、日本の気候はかなり厳しいと言えますから、室内で室温管理をしっかりとしながら飼育する必要があります。お留守番をさせてあげるときにも、エアコンなどで常に室温を調節しておいてあげてください。

しかし、被毛が短いことや抜け毛が少ないこと、また体臭が少ないという特徴があるので、室内飼育にとても向いている犬種といえます。無駄吠えも少なく、飼い主さんにとても忠実な性格をしているのでしつけもそれほど難しくありませんから、初心者さんでも飼いやすい犬種です。

とはいえ気を付けたいのは骨折です。活発でジャンプや走り回ることも大好きな犬種なのですが、骨が細く、骨折をしやすい犬種なんです。華奢ながらも高いところに上ってジャンプをしたりと、特に若いうちは元気いっぱいに遊びます。

室内飼育の場合、フローリングなどの滑りやすい床のスペースもあるかもしれません。滑り止め加工をする、マットを敷くなどの工夫をして、安全な飼育環境を整えてあげる必要があるでしょう。

毎日のお散歩も欠かせません。一日に30分程度のお散歩を2回ほどさせてあげましょう。時々おもいっきり遊べるようにドッグランなどに連れて行ってあげるなら喜ぶでしょう。

運動量が足りないとストレスを感じて室内で走り回ることもあり、危険も増えます。若いうちは特に活発ですので、たくさん一緒に遊んであげましょう。

注意したい点として、小さいものを追いかける習性があります。それで小動物を見て追いかけてしまうこともあるようです。一旦興奮して全力疾走を始めると、飼い主が追い付けないほどです。

危険ですのでお散歩の時には、リードをしっかりと持ちましょう。頭部が細く首輪も抜けやすいので、ひっぱらないようにしつけをしながらお散歩をするようにしましょう。

被毛が薄いため皮膚も傷つきやすいので、首輪や洋服で皮膚がこすれて傷つかないようにも気を付けてあげましょう。被毛のお手入れはとても簡単で、定期的に蒸しタオルなどで拭いてあげるだけでOKです。簡単ですね。皮膚が強くないので、乾燥している時期にはクリームなどで保湿ケアをしてあげることも良いでしょう。

グレーハウンドで注意したい点として、麻薬や薬に敏感に反応してしまうことがありますので、ケガをしたなどで麻酔や薬を使用するときにはよく獣医さんと相談しましょう。

まとめ

散歩をする犬

Annette Shaff/shutterstock.com

イタリアングレーハウンドは、優美で繊細で飼い主さんに忠実といった、とても魅力あふれる犬種です。抜け毛も少なく被毛のお手入れも簡単で、体臭も少ないということで、室内飼育がとてもしやすい犬種なので、初心者さんでも飼育しやすいことでしょう。寂しいとかかまってほしい時、興奮した時や歯がかゆい時などに噛み癖が出ることもあります。

繊細で感受性が豊かな性格だと言われていますので、怯えさせるようなしかり方はしない方がよいでしょう。とはいえ、中途半端なしつけは犬を混乱させてしまいますので、飼い主さんが冷静に「ダメ」なことを伝え、一貫したしつけをして教えれば噛み癖は直るようです。

どの犬種でも子犬のときに噛み癖はよく見られます。これはイタリアングレーハウンド以外の犬種にも言えることです。噛み癖は根気強く教えしつけることよって直すことができますし、イタリアングレーハウンドはしつけが難しいとされる犬種ではありませんので、それほど心配することはないようです。

とても甘えん坊で、活発で飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きな犬種ですので、たくさん遊んであげてください。気候の変化やストレスに弱いので、常に温度管理をしてあげたり、イタリアングレーハウンドが安心して休める環境を整えてあげたりしましょう。

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