しっぽが短い犬種がいるのはどうして?その理由としっぽが短い犬種を教えます!

しっぽが短い犬種がいるのはどうして?その理由としっぽが短い犬種を教えます!

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しっぽ短い犬を見たことがあるでしょうか?ほとんどの犬は長いですが、しっぽが短い犬種も存在します。短いしっぽの事は「ボブテイル」と呼ばれることもあります。実は犬の尻尾が短いのは、先天的なものではなく後天的な理由であることがほとんどだと言われています。犬のしっぽが短い2つの理由について見ていきましょう!

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現在でも断尾されるのはどうして?

ドーベルマン

Eudyptula/shutterstock.com

断尾が習慣となった理由をいくつか知ることが出来ました。断尾の習慣はどれも曖昧なものが多いように感じたでしょう。「尻尾を切るほどの事なの?」と感じた人も多いはずです。

当時は良くても、現代でも断尾の習慣が残っているのはどうしてなのでしょうか。

大きな原因は「犬種標準(けんしゅひょうじゅん)」です。犬種標準とは、それぞれの犬種に対してその犬種のスタンダード(一般的)な姿を記載したものです。断尾が習慣化している犬種は、生まれたままの状態ではなく、断尾した後の姿が載せられています。

犬種標準は様々なものに活用されます。ペットショップの犬を紹介するためのパネルや写真、犬の図鑑などでも犬種標準の姿が載せられることでしょう。当然、多くの人はその姿の犬を求めるのではないでしょうか?

飼い主たちは断尾された犬種を標準と考え、断尾された犬を探します。ブリーダーやペットショップ側も、出来るだけ標準とされているものに近い姿にしようとします。その方が高価ですしよく売れるからです。

習慣が販売の基準ともなってしまったのですね。

断尾のメリット

現在でも断尾されることはあるようですが、犬にとってのメリットはあるのでしょうか?

現状では、断尾のメリットはほとんどないでしょう。ペットとして生活するうえで長いしっぽがトラブルを生むことはほとんどないからです。

しっぽが汚れないメリットはありますが、断尾するほどのメリットではないかもしれません。

断尾のデメリット

断尾のデメリットはたくさんあります。断尾の際の痛みはあまりないと言われてきましたが、実際には痛みが生じているようです。断尾の際に感染病になる可能性もあります。

しっぽは犬の気持ちを表現するための大切な体のパーツです。飼い主はしっぽが無い犬の気持ちを知ることが難しくなるでしょう。なにより「小さなメリットのために本来の形である尻尾を切除しても良いのか?」という倫理的な問題が残ります。

断尾に対する現在の傾向は

現代でも断尾されている犬はたくさんいます。しかし昔とは傾向が変わってきているようです。多くの国では断尾を禁止する国が増えてきています。

日本では断尾は禁止されていないものの、断尾していない犬も増えてきているようです。断尾に対する正しい知識が広まってきたので、犬の事を考えて断尾を好まない人が出てきているのです。

断尾されることがスタンダードとされてきた犬種に対する見方にも変化が出てくるかもしれません。今まで短いしっぽがスタンダードだと思われていたものが、長い方がスタンダードになる可能性があるのです。これからの傾向と習慣の変化に期待したいですね。

まとめ

しっぽが長いコーギー

Dora Zett/shutterstock.com

犬のしっぽが短い理由を2つお伝えすることが出来ました。犬種によってはもとからしっぽが短い子たちもいます。しかしほとんどの場合は、断尾によって後天的にしっぽが短くされています。

昔の習慣ゆえに断尾がスタンダートとされてきた犬種もあります。それでも最近では「断尾に反対」する人たちも増えており、そうした意見を元に断尾されない犬たちが増えてきています。将来的には断尾されていない犬たちが増えていくことでしょう。

犬のしっぽが短い理由にびっくりした人もいるでしょう。それでも、私たちの身近なワンちゃんの状況について正しく知っておくのは大切なことなのです。

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