子猫が寝てくれない時どうしたら良い?寝ない6つの理由と対処法を解説

子猫が寝てくれない時どうしたら良い?寝ない6つの理由と対処法を解説

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「猫」は「寝子」が語源という説があるくらい、睡眠時間が長いと言われています。子猫は成長期ですからなおのこと睡眠をたっぷりとることが大切です。今回は子猫の睡眠について取り上げます。よく寝るといわれる子猫なのに、なかなか寝ない6つの理由やその対処法についても詳しくまとめました!

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子猫が寝ない理由と対策

おもちゃで遊ぶ子猫

Lars Christensen/shutterstock.com

その1.お腹がすいた

一番はじめに考えられるのは、お腹が空いて寝られない……もしくは、お腹が空いて早朝に起きてしまうということでしょう。人間もそうですが、お腹がいっぱいになると眠くなります。

対策としては『子猫のお腹をいっぱいにしてあげる』ことです。

成猫の食事はほとんどの方が1日2回朝と晩というペースで与えていると思います。しかし離乳して固形フードに変わったからといって、すぐに1日2回というペースだと子猫の体がついていきません。

なぜならば生後4~5ヶ月頃までは一度にたくさんの食事をとることができないからです。1日あたりの食事量を4~5回くらいに分けて与える必要があります。そうしたことを考えると夜中に起きてお腹が空いてしまうのもわかるような気がします。

また、なんらかの理由でまだミルクしか飲めない子猫ちゃんを育てることになった場合は、もっと小まめにミルクを与えなければなりません。

◆生後1~7日目 6~8回5~10ccずつ ◆生後8~14日目4~8回5~15ccずつ ◆生後15~21日目4~6回5cc~飲めるだけ(欲しがるだけ) ◆生後22~1ヶ月 徐々に減らしていく・離乳食を与えてから飲ませるようにする

授乳は2~3時間間隔というのが基本にはなってきますが、だからといって寝ている子猫をあえて起こす必要はありません。夜中にお腹が空いて起きて鳴き出すので、その時にミルクをあげてください。しかし、生後14日頃までは8時間以上ミルクを飲まずにいると低血糖を起こす可能性があります。あまりにも長時間寝続けるようであるならば、一度起こして与えてください。

子猫の食事の回数は離乳前であれ、離乳後であれとても大切です。一回でたくさんのキャットフードを食べることができず、食べたと思ってもすぐに消化してしまい、お腹が空けば鳴いて訴えてきます。ぜひ、子猫の健康を考えながらミルクやキャットフードを与えてあげてください。

その2.トイレがキレイじゃない

ねこちゃんはとてもきれい好きです。飼い主さんであるなら1日のうち最低でも1回は猫トイレの掃除をしていることでしょう。しかし、トイレに排泄物があると入りたくないというねこちゃんの習性を考えると、できればトイレに排泄物があればすぐに取り除いてあげるように習慣付けると良いかもしれません。

汚れたトイレを嫌がって排泄を我慢するねこちゃんもいますし、とんでもないところで粗相するねこちゃんもいます。毎回、その都度トイレ掃除をすることが難しいのなら、夜寝る前だけでもにきれいにしておくと、夜中に「トイレが汚くて入れないニャ〜」と鳴き続けることはなくなるでしょう。

対策としては『できるだけトイレはきれいにしてあげる』ことです。

夜中に起こされることを考えるのなら、面倒でも夜寝る前にきれいに掃除をしておいた方が良いのではないでしょうか。また猫砂に入っている排泄物だけではなく、猫トイレの縁や内側に猫の尿や便がついて臭いを発生させているため、嫌がるねこちゃんもいます。そうしたことを考慮に入れて、猫用トイレを掃除してください。

猫のトイレの適正数は「飼っている猫+1以上」と言われています。トイレの数を増やして対応するという方法でも、夜中の「ニャンニャン攻撃」はなくなることでしょう。

またねこちゃんを引き取った初日などは、元の飼い主さんからねこちゃんの匂いのついた猫砂を少しばかりもらって置くと安心感に満たされ、夜鳴きはなくなるかもしれません。

その3.遊んでほしい

「遊んでほしい!!!」という欲求があると、夜中に鳴きだして寝てくれないということもあります。子猫であっても狩猟本能というものはあり、体を動かすことが大好きです。

生後2ヶ月以降で元気に遊びまわるような時期に達していて、夜中に寝てくれないのならば遊びが足りないのかも知れません。そんな時には10分〜15分ほど遊んであげましょう。長時間遊び続けると疲れすぎてしまうので、ある程度の時間にとどめるようにして、猫の様子をみながら相手をしてあげてください。

対策としては『遊んであげる』ことです。

遊びのメニューは、狩猟本能を刺激する猫じゃらしのようなものが良いかもしれません。また日中であってもねこちゃんが起きている時にはできるだけ遊んであげたり、甘えさせてあげたりすると良いでしょう。

このように運動不足によるストレスを解消させ、エネルギーを発散させたりしていくならば、夜にはグッスリと寝てくれるでしょう。

遊んだ後には子猫がグッスリと眠れるような環境を整えておいてあげる必要があります。猫用の毛布やベッドで落ち着いて寝ることができる場所を準備してあげてください。

その4.不安や不満がある

保護したばかりの子猫や、性格上甘えん坊の子猫などは、さみしさや不安で鳴いている可能性も考えられます。

対策としては子猫が『安心できるようなものをベッドに入れてあげる』ことです。

ねこちゃんを引き取る時に、可能なら元の飼い主さんから子猫が使っていた毛布やクッションなどをいただいてくると良いかもしれません。また、母の乳房を連想する柔らかい毛布などでも安心するようです。

不安やさみしさのあまり寝てくれないのであれば、そうしたものベッドの中に入れてあげると安心します。猫は環境が変わることを苦手としています。そんな気持ちを考えて優しく接してあげてください。

その5.病気やケガをしている

病気やケガが原因で夜寝ることができないという子猫ちゃんもいます。そんなねこちゃんは痛み、不快感、倦怠感、違和感などを訴えて、夜じゅう寝ずに鳴き続けることでしょう。

鼻水や咳、嘔吐、下痢、出血などですと、症状からしてすぐに病院に連れていくことができますが、音が聞こえないものや正常に周りが見渡せない、耳鳴りがするなどといったものは飼い主さんにはなかなか伝わらないでしょう。きっとストレスゆえに鳴き続けるかもしれません。

対策としては、体調ゆえに鳴き続けて寝ないのだなと感じたら『早めに動物病院で受診』してください。早期発見が早期回復につながります。

その6.発情しているかも

「エッ!!!発情!?子猫なのに?」って思ってしまいますよね。実は猫の性成熟は生後1年足らずで始まるのです。早いねこちゃんの場合は生後半年で発情します。

発情期になると攻撃的になったりソワソワして鳴き出したりします。外に出たがろうとして網戸を破ったり、部屋の中でスプレーをして飼い主さんを困らせたりもします。とても『寝る』なんてことは考えられないでしょう。

対処方法としては、『繁殖を望まないのなら去勢避妊手術を行う』ことです。

発情期の猫の行動に合わせるのはとても大変です。発情してスプレーを覚えてしまうと、手術しても癖になってしまうこともあります。手術するかしないかは飼い主さんの判断となります。慎重に決めるようにしてください。

猫を快眠に導くためのベッド

猫のベッド

Africa Studio/shutterstock.com

「愛猫ちゃんがグッスリ眠れるためにベッドを用意してあげたい」と思うかもしれません。しかし、気に入ってもらうためには愛猫の性格や、使用する季節などを考慮しながらベッドを選ばなければなりません。

愛猫の性格に合わせたベッド

警戒心の強いタイプの場合は、身を守れるような「ドーム型」のベッドがおすすめです。安心できる居場所になることでしょう。

好奇心の強いタイプの場合は、周りが見わたせる「オープン型」が良いかもしれません。「オープン型」は頭上が覆われていないので、開放感溢れる形になっています。お昼寝時には窓際においてあげると、鳥や草木の揺れ動きなどを眺めて日向ぼっこをしながら、そのうちに眠ってくれるでしょう。

季節によって変えてみる

夏は「ドーム型」だと通気が悪いので「オープン型」の方が良いかもしれません。しかし、最近の「ドーム型」はひんやりとした素材でできているものもありますし、夏用のラタン製のものもあります。購入前にそうした事を考慮してねこちゃんに準備してあげてください。

まとめ

睡眠は子猫の体の成長にとってとても大切です。睡眠不足からストレスを感じると『イライラ』して反抗的な態度になり、飼い主さんと良好な関係が築けなくなってしまうこともあります。また抵抗力が弱まり、感染症をはじめ、多くの病気にかかりやすくなってしまいます。

愛猫ちゃんに健康で長生きしてもらうにはやはり睡眠は大切です。子猫が寝ないその理由を考え正しく対処することによって、ねこちゃんにしっかりと寝てもらうように心がけてください。子猫ちゃんにとってあなたが最高のパパでありママとなってあげましょう。

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