ポメラニアンとヨークシャーテリアを掛け合わせたポメキーが人気!特徴や性格をすべて紹介!

ポメラニアンとヨークシャーテリアを掛け合わせたポメキーが人気!特徴や性格をすべて紹介!

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最近では違う犬種を掛け合わせたミックス犬が人気です。今回はミックス犬の中でも人気が高い、ポメラニアンとヨークシャテリアを掛け合わせた「ポメキー」という種類について取り上げます。ポメキーの性格や特徴から育て方まですべてご紹介します!

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違う犬種を掛け合わせたミックス犬が人気!

ヨークシャーとポメラニアン

Anna Furman/shutterstock.com

最近では違う犬種を掛け合わせたワンちゃんたちが人気です。ミックス犬種とも呼ばれますが正式名称ではなく、ブリーダーによってはハーフ犬、ハイブリット犬とも呼んでいるようです。

ミックス犬が生まれた背景は諸説は有るのですが、ブリーダーのミスから自然異犬種交配が行われ、生まれた犬種を売り出したところ人気が出たのでさらに販売し始めたという話や、きちんと最初から目的を持って新しい犬種を作る為に交配させたブリーダーがいたという話もあります。

このように昔では単に「雑種」としてひとくくりの扱いだったワンちゃん達が、今や人気が出た為にミックス犬として売り出されるようになりました。

最近では二つの犬種を掛け合わせた種類はミックス犬という呼び方以外にも、二つの種類の名前を取って独特の可愛い名前で呼ばれる事があります。

今回はミックス犬の中でも人気が高い、ポメラニアンとヨークシャテリアを掛け合わせた「ポメキー」という種類について取り上げます。ポメキーとはどのような性格でどのような特徴があるのか、育て方なども詳しく見ていきましょう。

性格や特徴をきちんと把握してあげることで、ストレスを少なくした良い環境で飼うことができ、結果として健康で長生きできる事にも繋がります。またワンちゃん特有の性格をきちんと知るなら、その子に合わせたしつけを行うことができるでしょう。

ポメキーの特徴

ヨークシャーとポメラニアン

Ludmila Yilmaz/shutterstock.com

ポメキーとはどのようなワンちゃんなのでしょうか?その親について少し触れていきましょう。

まずはヨークシャテリアの特徴ですが、小型犬の中でも特に小柄で体重は平均3.2キロ以下、体高は15センチから18センチです。毛並みが美しく、絹のような美しい被毛が特徴的です。その毛並みの美しさから「動く宝石」とも呼ばれ、人気のある犬種となっています。

ポメラニアンはクリクリとした目が特徴的です。もともとは中型犬であった為に、小型犬としてはサイズが大きくなってしまう子もいるようです。平均体重は1.8キロから2.3キロほどで体高は約18センチから22センチほどです。

フォクシーヘッドと呼ばれるキツネのような輪郭に尖った耳、ツンとしている鼻、まん丸の目が人気です。毛並みはダブルコートと言われる二層になった被毛が特徴です。特に顔の周りや胸元の毛は長くなっています。

このような可愛い特徴をもつヨークシャテリアとポメラニアンを両親にもつポメキーは、まさに良いとこ取りで更に可愛く人気のあるミックス犬です。

子犬の頃はポメラニアンに似ていて綿菓子のようなフワフワとした毛に覆われていますが、成長していくにつれてヨークシャテリアの面影も現れてきます。ポメラニアンのボリュームのある毛並みに、艶のあるヨークシャテリアのシルキーな毛の質感が出てくるのも人気となる一つの要因かもしれませんね。

色はブラウンやシルバーグレイ、ブラックなどの色があるようです。ヨークシャテリア寄りなのか、ポメラニアン寄りなのかにより毛色が変わってくるようですので、どちらになるのかという楽しみもありますね。

大きさはどのワンちゃんにも言えることですが、両親の大きさが関係してくるため一概には言えません。ポメキーの平均体重は3キロ前後、体高は20センチと小さめなのが特徴でしょう。小型犬の部類に入りますから、比較的飼いやすいと言えると思います。

ポメキーの性格

ヨークシャーとポメラニアン

klevers/shutterstock.com

ポメキーはどんな性格をしているのでしょうか。これもやはり、親のヨークシャテリアとポメラニアンの性格を知ることから始まります。

まずヨークシャテリアの性格を見てみましょう。ヨークシャテリアは番犬として人気の高いテリア系の血を引いているので、吠える癖のある子もいます。自立心が強く、活発でエネルギーにあふれています。

賢い犬種でもありますので、しっかりとしつければ立派な忠犬になる子が多いそうです。しかし賢いために、飼い主が甘やかしてしまうと飼い主を見下すようになり、言うことを聞かないわがままな子になってしまう可能性も高いようです。

次にポメラニアンの性格も考えていきましょう。人間が大好きで、あまり人見知りしない子が多いです。活発でよく動き、遊ぶ事が大好きです。ただ、先祖はソリ犬だった為に気の強い子も時々いるようです。

さらに繊細な面もあるために、飼い主さんや他のワンちゃんに依存することもあります。また、玄関のチャイムが鳴ったり、留守番をしていたりするときに吠え続けることがあります。可愛い点として、自分が小さいとは気づいていないようで、自分よりもかなり大きなワンちゃんにも向かって行って、威嚇して吠えることもあります。

このように、ヨークシャテリアの賢い気質とポメラニアンの活発で繊細な性格が合わさったポメキーですから、育てやすい性格だと言えます。

忠誠心が強く、他のワンちゃんと遊ぶより飼い主さんと一緒にいることが好きなようです。飼い主さんとしては嬉しいでしょうが、甘やかしすぎて飼い主さんとばかり接していると、排他的で外の事に対して臆病な性格になってしまう可能性もあります。

また、飼い主さんに対する依存が強くなりすぎると分離不安になることもあります。分離不安とは、留守番などでワンちゃんが飼い主さんと離れて自分だけになることに強い不安や恐怖を感じてパニックになってしまうことです。

ポメキーはこのような分離不安になってしまう子が多くいます。あとでもう少し詳しく書きたいと思いますが、子犬の頃から出来るだけ様々な人やワンちゃんに慣れさせていく必要があります。

また、ヨークシャテリアとポメラニアンの両方の繊細さと慎重さが重なってしまう性格の子だと、神経質で噛み癖、吠え癖がつきやすくなりますので、しつけは他の子よりも慎重にする必要が生じます。

しかしポメキーは元々利口で忠誠心の強い子が多いので、愛情を込めてしっかりとしつけができれば、かなり聞き分けのいい利口な子に育つでしょう。

ポメキーのしつけ方

ヨークシャーとポメラニアン

Mangostar/shutterstock.com

先ほども見たように、ヨークシャテリアもポメラニアンも繊細で甘えん坊な性格をしているので、ポメキーもかなりの甘えん坊になるでしょう。可愛いからといってそのまま甘やかしていると上下関係が出来ず、ワンちゃんの方が上だと勘違いし、飼い主さんの言うことを聞かなくなる可能性もあります。

その為、しつけの基本項目を軽視してはいけません。しつけの基本項目とは「お座り、伏せ、待て、来い、飼い主さんの横について歩く」という5項目です。この基本項目をオヤツなしで出来るようになれば、上下関係をきちんとわきまえているということになります。

この基本的な5項目は大体のワンちゃんであればすぐに出来るようになります。しかし、出来るようになったから…とか、ある程度できればいいかな…としつけやトレーニングを途中で止めてしまうならば 、ワンちゃんは一度での指示では従わなくなり、飼い主さんから何度も指示を出されてやっとシブシブやろうという姿勢になってしまいます。

それで良しとして妥協してしまうと、何度か飼い主さんからの指示を無視してもいいんだとワンちゃんは覚えてしまいます。こうなると選択権はワンちゃんの方にあることになり、最終的にワンちゃんは飼い主さんをリーダーとしては認めなくなってしまいます。

こうしたことはポメキーだけに限りませんが、特に飼い主さんをよく観察するポメキーに関しては大切な点です。ですから、ポメキーをしつけるには飼い主さん自身がしっかり毅然とした態度で臨まなければなりません。

普段の生活の中でも注意していきましょう。賢いポメキーは飼い主さんをよく観察しています。例えば、散歩の際にワンちゃんが前に出て飼い主さんが引っ張られている場合には、上下関係が逆転している証拠です。

また、抱っこやオヤツをおねだりしていつでもその要求に応えているのも良く観察しています。要求に応えてあげる前に、何か指示を出して従ったご褒美として要求に応えてあげたり一緒に遊んであげたりするならば、ポメキーとの良好な関係が築かれていくことでしょう。しつけは毎日の積み重ねという事が言えますね。

先ほども少し触れましたが、ポメキーは飼い主さんに依存しやすい性格ですので、小さいうちから様々な種類のワンちゃんや人間に触れ合う必要があります。特に小さい頃からワンちゃん同士のコミュニュケーションの方法を学ぶことで、大人になってからも、散歩などで他のワンちゃんを威嚇したり吠えたりなどの問題行動はなくなります。

人間やワンちゃんに慣れさせることを社会に順応する力を養う、つまり「社会化」といいます。この社会化に一番適している時期は生後3ヶ月までと言われています。この時期に経験したことが多ければ多いほど、飼い主さんへの依存は少なくなるでしょう。

ポメキーの幼少期にどのように社会化を行なうことができるのでしょうか?例えば、家の中でもラジオやテレビの音など様々な音を聞かせてあげることができます。

外に出たらいつも同じ人やワンちゃんではなく、老若男女問わず様々な人やワンちゃんに会わせましょう。他にも自動車や自転車、電車やお店のライト、ワンちゃん以外の動物などを見せるのもいいかもしれません。

しかしこの際に気をつけて欲しいのは、怖がっているのにしつけだからと無理に経験させてしまうと、かえってそれがトラウマとなり、その音や光などを見ると怖がるようになってしまうということです。

大切なのは徐々に慣れさせていくことです。様子を見ながら少しずつ範囲を広げていってあげてくださいね。

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