【ドッグトレーナー監修】犬が肩に乗ってくるのは何故？犬の気持ちを知って上手に対応しよう

どうゆう関係になりたいか考えよう！

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愛犬が肩に乗るのを許すのか、それとも辞めさせるのか、この判断はとても難しいですね。犬の行動の裏にある心理は必ずしもいつも同じではないからです。

先述のように、自分が上だということをアピールしたいために乗ろうとしているのかもしれません。ただただ飼い主さんが大好きで甘えたくて登っているのかもしれません。飼い主さんに絶対的な安心感を抱いているので、子犬が母親にするように上に乗りたいだけかもしれません。たまたま興奮してとびかかったということもあるかもしれません。その時々の状況によって、同じ行動でも心理状態が違う可能性もあります。

それで、愛犬の肩に乗ってくるその気持ちを判断するのは、今のところそれぞれの飼い主さん自身であるということになります。いろいろな本やインターネットで情報を探すとわかる通り、この行動についてはいろいろな意見があります。結局のところ、自分の飼い犬に当てはまる理由や気持ちがどれなのかを判断できるのは、飼い主さんなのです。

それで考慮したいのは、愛犬とどんな関係になりたいのか、ということです。甘えん坊で安心感を必要としている犬なのか、あるいは独立心の強い性格なのかということも、肩に乗せるのを辞めさせるか許すか判断する一つの基準となります。他に基準となる点も見てみましょう。

指示にしっかりと従うか？

犬は自分が飼い主よりも上の立場にいると感じると、飼い主さんの指示に従わなかったり、自分勝手な行動を取ってしまうことがあります。そうなると、犬にとっても飼い主さんにとっても、そして接する周りの人たちにとっても、危険です。他の人や犬を傷つけてしまう恐れがあります。

そのような場合、飼い主は愛犬や自分、そして周りの人の安全を守るためにしっかりと行動しなければなりません。それには、肩に上ることを許さないという点も含まれるでしょう。

逆に、飼い主さんの肩に乗ってくる犬でも、もし飼い主さんの指示にしっかりと従うことができているのであれば問題ないと判断するかもしれません。

信頼関係ができているか

飼い主さんと愛犬の関係性はまさに家族のようになることがあります。お父さんまたはお母さんと子どものような関係かもしれません。先述のように、愛犬が体の上に乗ってくるのは飼い主さんを全く安心できる存在として信頼しているから、ということも考えられます。

しかし、まだまだ信頼関係が築かれていないのに、何度も肩や頭の上に登ろうとしてくるとしたら、もしかしたら優位を取ろうとしているのかもしれません。そうであれば、その行動を許すかどうかよく考える必要があります。

でも、まだ会ったばかりで信頼関係が十分築かれているとは言えなくても、子犬であればただただうれしくて遊びたくて、飼い主の上にぴょんと乗っかってくることもあるでしょう。ですから、一緒にいる時間の長さだけでなく、個体の特徴や年齢など、総合的な点を考えながら判断するようにしてください。

まとめ

今のところ、犬が人の肩の上に登ろうとする行動の理由にはいろいろな意見があります。それで、どれが絶対的に正しいと言い切るのは難しそうです。昔言われていたことも、近年になって否定されることも少なくないからです。

ですから飼い主さんはそれぞれ、愛犬とどのような関係性を持ちたいかをよく考えることが大事です。さらに愛犬の特性などを考慮して、肩の上に乗ることを許すのか止めさせるのかを決めていく必要がありそうです。