犬が寝たふりをする理由とは?犬のアピールにどう対応してあげたら良い?

犬が寝たふりをする理由とは?犬のアピールにどう対応してあげたら良い?

update

犬が寝たふりをする時はないでしょうか?その姿をみて、飼い主さんはきっとかわいいと思うことでしょう。そもそも犬はなぜ寝たふりをするのでしょうか?今回は犬が寝たふりをする理由と対応策などについて考えていきたいと思います。

update

犬の気持ちを知る方法

耳を動かす犬

KateSun/shutterstock.com

寝たふりをしたり、いろいろアピールしたり、犬は飼い主さんになんとか自分の気持ちを知ってもらおうとしています。しかし残念ながら、犬の気持ちを全て理解することは難しいですね。

それで私たちが犬の気持ちを理解する為には、犬の表情をみて汲み取る必要があります。いくつかの表情を解読してみましょう。しかし注意して欲しい点として、同じ行動でも状況によって意味が違ってきますし、個体差もありますので、参考程度で見てくださいね。

目から分かる犬の気持ち

穏やかでリラックスしている時の瞳の大きさを普通にして比べると、興奮していたり集中していたりする時には瞳孔が開きますので、楽しくて興奮している時にはキラキラとしていて、不安や怒っている時にはギラギラと光って見えます。

犬が飼い主さんをジッと見つめている時には、飼い主さんの注意を引きたい、構って欲しいときです。体をリラックスさせて熱心に見つめていたのなら、撫でて欲しいな〜、餌が欲しいな〜、オヤツが欲しいな〜などの要求が含まれています。

体が緊張していて頭を下げながら見つめていたのなら、苦しいなどの不快感を訴えている可能性がありますので、このような時にはどこに違和感を感じているのか注意してみてください。

目をそらすのは、喧嘩したくない相手に対して、敵意はありませんよという表現です。そのため飼い主さんから目をそらすということは、飼い主さんに対して敵意がないことを示し、あなたに従いますというサインを出しています。まばたきや目を動かすことで目線を合わせないようにしています。

しかし、犬が全く飼い主さんを見ようとしない時には、人間を恐れていて臆病になっている可能性もあります。昔、人間から怖い目にあわされたり、飼い主さんから厳しく叱られたりしたことで少しナーバスになっているのかもしれません。そうした場合には無理せず、できるだけ優しく話しかけながら、撫でて安心させてあげることが大切です。

耳から分かる犬の気持ち

耳は注意している方向に向きます。リラックスしている時には自然と前に向いています。何かに集中していたりする時には、力強くそちらの方向に向きます。周囲を警戒しているようであれば、前後左右に広がったり、動かしたりして落ち着きがありません。

特に自信がある時などは、耳はピンッと立っています。怒っている場合でも耳は立ちますが、この場合には歯もむき出しになっているため分かりやすいでしょう。消極的な時や怯えている時、従順を示している時には、後ろにピタッと倒れます。恐怖から身を守る為に威嚇する場合にも後ろに倒れます。

口から分かる犬の気持ち

満足している時、リラックスしている時などは口元が緩んで下の歯が見えます。意識を集中している時、何かの匂いを嗅いで情報収集している時には、より多くの情報を取り入れる為に口を閉じます。

緊張や警戒している時にも口を閉じる傾向があります。また、不安を感じたり、緊張していたりする時には、自分を一旦落ち着かせる為に舌で口元や鼻を舐めるという行動をします。

唇がめくれ上がって、歯茎まで見えている状態の時は警告の合図です。歯茎が見えれば見えるほど警告の度合いは高く、前歯と上の犬歯まで見えている場合には最終警告と考えていいでしょう。それ以上の接触を試みてしまうと攻撃される可能性がありますので、そっとその場を離れましょう。

表情の他にもボディーランゲージから発する感情を理解することも可能です。どんなボディーランゲージがあるでしょうか?

大きなあくびをするときの犬の気持ち

あくびはストレスを抱えている、感じている時のサインです。知らない人が近づいてきたとか、多くの人や犬に囲まれている病院の待合室などであくびをする場合があります。

犬が何にストレスを抱えているのか知り、その状況から脱出させてあげる必要があります。

首を傾ける時の犬の気持ち

知らない音や飼い主さんが発する言葉が分からないような時に、犬はこのようなジェスチャーをします。これは飼い主さんの言葉を一生懸命理解しようとしている証拠です。

また、知らない音がどこからくるのか、何の音なのかよく分からない場合にもします。こんな時には分かる言葉で言い直してあげたり、音の原因を知らせてあげたりするなら安心するでしょう。

しっぽの動きから分かる犬の気持ち

犬の感情を最も表しているのが、しっぽの動きです。しっぽの位置が高ければ高いほど自信がある表れで、低い位置にあればあるほど服従心を表しています。さらに、しっぽを後ろ足の間に隠している時には、何かしらに対する恐怖を感じている時です。これはしっぽを隠しているというよりかは、しっぽで急所を隠して守るという動作です。

また、しっぽを振る早さが速いほど興奮している状態を示しています。もちろん嬉しい時にもブンブン振りますが、見知らぬ人にしっぽを思いっきり振っているのは、緊張している時に表れる仕草です。ですから、見知らぬ犬がしっぽを思いっきり振っている時には、喜んでくれているというよりはいつでも攻撃できる!という体勢ですので気をつけてください。

飼い主さんと一緒に散歩している時には、犬のしっぽはだいたい斜め上に上がっています。しかし、そのしっぽの先端が体に向いている時には、完全にリラックスしている状態ではありません。何かに備えてすぐに応戦できるよう、自分と飼い主さんを守ることができるように用意している状態です。

まとめ

今回は犬が寝たふりをする理由と、その他の行動の心理について見ることができました。

飼い主さんが愛犬の気持ちを感じ取り、それに答えてあげることによって愛犬との絆はますます強くなっていくと思いますし、気持ちが分かれば分かるほど愛犬との距離も縮まって楽しい生活ができることでしょう。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板