犬が後ろ足を蹴るしぐさをする意味とは?やめさせた方が良いこと?

犬が後ろ足を蹴るしぐさをする意味とは?やめさせた方が良いこと?

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犬を飼っている方であれば、愛犬が後ろ足と使って地面を蹴っている姿を見たことがあるのではないでしょうか?特に排泄後によく見られる行動ですが、なぜ犬は後ろ足を蹴るのでしょうか? この記事では犬が後ろ足を蹴る理由やその意味、心理状態などについて解説していきます。

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夏の草むらでのマーキングには注意しよう!

夏の散歩

Martin Valigursky/shutterstock.com

多くの犬は、散歩中に草むらを見つけると喜んで向かっていく傾向があります。犬の糞の放置はほとんどの地域で禁止されていますが、おしっこに関する条例はないため、草むらでのおしっこを許している飼い主さんも少なくありません。

しかし草むらでのマーキングには危険がたくさん潜んでいます。特に夏の草むらには、犬にとって危険な植物や虫がたくさんいます。それには次のようなものが挙げられます。

草むらに潜んでいる危険な植物

草むらに潜んでいる犬にとって危険な植物には、チカラシバ、エノコログサ、毒キノコなどがあります。

・チカラシバ チカラシバとは、道路脇や空き地,山の草むらなどのどこにでも生えているイネ科の雑草です。犬の手足の指の柔らかい部分にチカラシバの種子が刺さってしまうと、炎症を引き起こす危険性があります。

また、耳や鼻からチカラシバの種類が入り込むと、麻酔を伴う手術が必要になることもあります。草むらの中だけでなく、散歩中の道路脇などチカラシバが生えてるいえう場所を散歩した後は、丹念にブラッシングをしてチカラシバの種子をすべて取り除くようにしましょう。

・エノコログサ エノコログサは、通称ネコジャラシとも呼ばれているお馴染みの雑草です。チカラシバと同じような症状を招くので、散歩後はエノコログサが体についていないかどうかをしっかり確認するようにしましょう。

・毒キノコ 毒キノコは草むらや公園など身近なところに生息している植物です。食べると死に至る危険性もあるので、毒キノコを発見したら愛犬を近づけないようにしましょう。

・公園に生えている雑草 公園に生えている雑草には除草剤が散布されている可能性があります。どのような除草剤を使用しているかにもよりますが、その多くは神経科を作用する危険な成分が配合されています。ですから公園などの公共の場の雑草だけでなく、すべての雑草を舐めさせないようにしましょう。

草むらに潜んでいる危険な虫

草むらに潜んでいる犬にとって危険な虫には、マダニ、毛虫、アオダイショウ、ミミズなどがいます。

・マダニ マダニがSFTSウイルスを保有している場合、噛まれることで6~14日で感染症が犬にも発症します。具体的には発熱、下痢、食欲不振、嘔吐、腹痛などの症状があらわれます。症状が進行して重症化すると、多臓器不全などで生死の危険性も出てきます。

すべてのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではありませんが、万が一に備えてマダニ対策をすることはとても大切です。つまり、マダニが生息している草むらの中には可能な限り入らないようにすることです。

・毛虫 毛虫の中には毒を保有しているものがおり、触るだけで激しい痛みや痒みを発症します。犬の肉球は特にデリケートですので注意が必要です。

まとめ

ビーグル

Nejron Photo/shutterstock.com

犬が後ろ足を蹴る理由についてみてきましたがいかがでしたか?

犬が後ろ足で蹴ることには、マーキング目的や足に付いてしまったおしっこ拭いているなどの意味があります。そのため犬が後ろ足で蹴る行動は、排泄後によく見られる光景です。

砂や土の上で後ろ足を蹴ることには特に問題ありませんが、コンクリートなどの硬い上や砂や土の上だとしても長時間蹴り続けると肉球に大きなダメージを与えてしまうので、十分注意するようにしましょう。

また犬がどうしてマーキング行為をするのかその理由や、犬の心理状態を飼い主さんが把握しているなら、愛犬とのペットライフを有意義なものとすることができるでしょう。

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