犬にパイナップルはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬にパイナップルはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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犬にパイナップルを与えても問題ありません。パイナップルは犬が安心して食べることのできる、ヘルシーで栄養満点なフルーツです。しかし与え方や量には注意が必要です。ここでは、犬にパイナップルを与えるメリットや注意点を詳しく解説します。

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犬にパイナップルを与えても問題ない?

子犬とパイナップル

OlesyaNickolaeva/shutterstock.com

パイナップルは熱帯アメリカが原産のフルーツです。ほとんどは輸入品が多く、通年出回っているフルーツですが、数は少ないながら日本でも沖縄や鹿児島で春から夏にかけて生産されています。

甘くてジューシーなパイナップルですが、犬に食べさせても問題ないのでしょうか。基本的には問題なくあげることができます。パイナップルにはビタミンやクエン酸といった栄養素がたくさん含まれており、犬にとっても健康を維持するのにある程度の効果を期待できる食べ物といえます。

犬にパイナップルを与える際は、加工されたものではなく「生の」状態であげましょう。また、皮にはトゲがありますし、芯の部分は硬くて消化に良くないので、必ず皮や芯を取り除いた状態であげる必要があります。

犬は何でも丸飲みしやすいので、実の部分であってもなるべく小さくカットしたものを与えるようにしましょう。

犬にパイナップルを与えてもいい量

カットパイナップル

pixabay.com

では、犬にパイナップルを与えるときには、どれくらいの量を目安にすると良いでしょうか。

どんなに食べさせて良い食材でも、与え過ぎは体に悪影響を与えてしまいます。特にパイナップルも含めフルーツの多くには糖分が豊富に含まれています。糖分過多になってしまうと、肥満や糖尿病の原因にもなるので、「適量」を守って与えるようにしたいものです。

では、犬にとっての「適量」とはどれくらいなのでしょうか。それは犬の体重によって異なります。犬の体重ごとに与えていいパイナップルの適正量は下記です。

超小型犬の場合

超小型犬とは体重が4kg未満の犬種を指します。代表的なものとしてはチワワやトイプードル、ヨークシャーテリア、ポメラニアンなどがいます。

超小型犬に与えていいパイナップルの量はおよそ10g~28gです。パイナップルを厚さ2cmの食べやすいサイズにした場合、1切れ未満から2切れ未満程度が目安になります。

小型犬の場合

小型犬は体重が10kg以下の犬種のことをいいます。例えばパグやボストンテリア、ミニチュアダックスフンド、柴犬などが挙げられます。

小型犬に与えていいパイナップルの適正量は、体重が10kgで56g程度です。食べやすい大きさのパイナップル4切れ未満が目安になります。愛犬の体重に合わせて56gより少ない量を与えるようにできます。

中型犬の場合

中型犬には体重が25kg以下の犬種が含まれていて、フレンチブルドッグやウェルシュコーギー、ブルテリア、ボーダーコリーなどが挙げられます。

体重が20kgの中型犬でパイナップルの目安量は95g程度、6切れほどになります。愛犬の体重に合わせて増減するようにしてください。

大型犬の場合

大型犬とは体重が25kg以上の犬種です。ラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバー、アイリッシュセッター、グレーハウンドなどが含まれます。体重が30kgの犬でパイナップル128g程度40kgの犬で160g程度を目安にできます。

子犬の場合は注意が必要

子犬にもパイナップルを与えることはできますが、子犬にあげるときは特に注意が必要です。子犬は消化器官がまだ発達していない状態です。ゆえに、嘔吐や下痢など消化不良を起こしやすいといえます。

体重に関わらず子犬に与える際は「ほんの少し」だけにするか、もしくはわざわざ与えなくても良いといえるかもしれません。

犬にパイナップルを与えることで期待できる効果

食べ物をもらう犬

pixabay.com

犬がパイナップルを食べると、どんな効果を期待できるのでしょうか。パイナップルには下記のような栄養素が含まれています。

  • ビタミンC、B1、Aなどのビタミン類
  • 食物繊維
  • ブロメライン
  • 鉄やマグネシウムなどのミネラル
  • クエン酸

パイナップルに含まれる豊富なビタミンは新陳代謝を促し、皮膚や粘膜の働きを良くしたり、免疫力を高めたりする効果があります。また、食物繊維は便秘の予防や解消に役立ちますし、クエン酸やブロメラインには食欲をアップし、消化を助ける働きがあります。

犬にパイナップルを与えるときの注意点

診察を受ける犬

pixabay.com

犬にパイナップルを与えるときには皮や芯を取り除くことに加えて、他にもいくつかの注意点があります。

パイナップルに含まれる食物繊維は便秘の予防や解消に役立つ一方で、一度に食べ過ぎてしまうと下痢や消化不良の原因につながる可能性があります。たくさん与え過ぎないことが大切です。

また、「ワルファリン」という血栓予防の薬を飲んでいる犬にパイナップルを与えてしまうと、薬の効果が強くなりすぎて出血しやすくなる可能性があるので、与えないように気をつけましょう。

パイナップルにアレルギー反応を示す犬もいます。初めて与える時はほんの少しで様子を見るようにしてください。もし万が一、体に何らかの変化が見られるようなら、すぐに獣医師に相談するようにしましょう。

パイナップルの缶詰やパイナップルジュースを与えても問題ない?

パイナップルジュース

pixabay.com

パイナップルの缶詰やジュースなどの加工品を犬に与えるのはどうでしょうか?

缶詰はシロップ漬けになっていて、砂糖がたくさん入っているので避けた方がいいでしょう。肥満や糖尿などの健康被害につながる可能性があります。

ジュースはパイナップルのみが原材料になっているならOKです。果汁100%と書かれたものであっても糖類や香料が添加物として含まれている場合があるので、原材料をよく確認してから与えるようにしてください。

ドライパイナップルに関して言えば、砂糖がコーティングされていますし、食べたものが胃の中で膨らんで消化不良を起こす可能性があります。積極的に与える必要はないです。

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