パーソン・ラッセル・テリアの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

パーソン・ラッセル・テリアの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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パーソン・ラッセル・テリアの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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Portrait of Parson russell terrier on green grass

Simone Capozzi/shutterstock.com

名称:パーソン・ラッセル・テリア 性格:家族には友好的で忠実、勇敢で負けず嫌い 寿命:13〜15歳 体重:5〜7kg 体高:33〜36cm 毛色:ホワイト、ホワイト&タン、ホワイト&レモン、ホワイト&ブラック 値段相場:ブリーダー20万前後(国内での繁殖が少なく、主に輸入となる)

パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier
パーソン・ラッセル・テリア Parson Russell Terrier

パーソン・ラッセル・テリアの性格

パーソン・ラッセル・テリアは、飼い主に献身的で忠実な性格をしています。家族にも友好的で、子どもや他の犬とも仲良くすることができます。物覚えもよく、比較的しつけをしやすい犬種です。

スタミナがあり身体を動かすことが大好きです。好奇心旺盛で運動能力も高いので、ドッグスポーツのパートナーとしても活躍しています。

純粋犬種の保護や普及を目的に血統証明書の発行などを行っているジャパンケネルクラブによると、パーソン・ラッセル・テリアはイギリスのラッセル牧師が小型で狩猟能力に優れた犬をつくり出すことを目的に、フォックス・テリアとビーグルや複数のテリア種を交配した子孫だとされています。

ラッセル氏の死後、イギリスに残ったものがパーソン・ラッセル・テリアと呼ばれるようになり、オーストラリアでウェルシュ・コーギーと交配されたものがジャック・ラッセル・テリアとなりました。この2種は起源が同じためよく似ていますが、パーソン・ラッセル・テリアのほうが四肢がやや長く、ひとまわり大きいのが特徴です。

狩猟本能が強く残っていることから、パーソン・ラッセル・テリアには自分より身体の大きな獲物にも怯まず向かっていく、勇敢で負けず嫌いな一面があります。ウサギや猫などの小動物と同じ環境での飼育は避けたほうがよいでしょう。

知らない人に対して警戒心を示し攻撃的になることもあるので、子犬のうちから社会性を養っていく必要があります。

パーソン・ラッセル・テリアの平均寿命

パーソン・ラッセル・テリアは小型犬です。平均寿命は13〜15年程度で、小型犬としては平均的といえるでしょう。

パーソン・ラッセル・テリアの平均体重

パーソン・ラッセル・テリアの平均体重はオスで6〜7kg、メスで5〜6kg程度です。

骨太で筋肉質な体格は、俊敏さと耐久力を兼ね揃えています。

パーソン・ラッセル・テリアの平均体高

パーソン・ラッセル・テリアの平均体高は、31〜38cmです。

理想体高はオスで36cm、メスは33cmとされており、上下2cmまで許容されています。

パーソン・ラッセル・テリアの毛色(カラー)

ジャパンケネルクラブで認められている毛色は、ホワイトの地にタン、レモン、ブラックの斑のあるものです。

色の組み合わせでトライカラーになることもありますが、ホワイトの部分が優位でなければならないとされています。

ホワイト&タン
Parson Jack Russell Terrier resting on the grass

godrick/shutterstock.com

ホワイト&ブラック
Studio shot of two adorable Parson Russell Terrier looking curiously at the camera - isolated on white background.

Csanad Kiss/shutterstock.com

  • ホワイト
  • ホワイト&タン
  • ホワイト&レモン
  • ホワイト&ブラック

パーソン・ラッセル・テリアが成犬になるまでの期間

パーソン・ラッセル・テリアは、生後8〜10カ月程度で成犬になります。成長期に丈夫な身体に育てるためには、骨や筋肉の発育に必要な栄養を十分摂ることと、適度に運動させることが特に大切です。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

パーソン・ラッセル・テリアの鳴き声

パーソン・ラッセル・テリアは吠えやすい犬種だといわれています。狩猟犬だった頃に、獲物を見つけると吠えて知らせる習性があったためです。鳴き声によって近隣トラブルにならないよう、子犬のうちから愛情を注いで信頼関係を築き、一貫した態度でしつけを行うようにしましょう。

パーソン・ラッセル・テリアがかかりやすい病気

病名時期や症状治療費
緑内障眼球内の圧力が上昇することによって、視神経や網膜の機能に障害がおこる病気。1万7千円〜
膝蓋骨脱臼(パテラ)膝蓋骨(大腿骨にはまっている骨)がずれてしまい、膝に痛みが出て歩きづらくなった状態。先天性の場合もある。25万円〜
レッグペルテス症ふとももと骨盤とをつなぐ大腿骨頭の血行が悪くなることで、骨頭が壊死してしまう病気。1歳までに発症するケースが多くみられる。不明

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

気温が22〜23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。夏場の散歩や運動は、気温が高くなる前や日が落ちてからの涼しい時間帯に行うようにしましょう。パーソン・ラッセル・テリアはスタミナのある犬種ですが、こまめな水分補給や、日陰で休憩する時間を設けることも大切です。

室内でもエアコンなどを活用して、適切な温度と湿度を保つようにしましょう。直射日光が当たらない風通しのよい場所に寝床を確保するなどの配慮も必要です。

パーソン・ラッセル・テリアの体臭

パーソン・ラッセル・テリアはそれほど体臭が強くない犬種だといわれています。

ただし毛量が多いので、手入れが不十分だとニオイがすることもあります。皮膚病を予防するためにも、定期的なブラッシングで汚れや抜け毛を取り除くようにしましょう。

パーソン・ラッセル・テリアの飼い方

狩猟本能が強く残るパーソン・ラッセル・テリアを育てるには、人との触れ合いを通して社会性を養うことが大切です。室内での飼育を基本とし、いつでも家族が見守れるようにするとよいでしょう。

犬が室内で元気に歩き回れるようにするため、床の材質にも注意を払いましょう。フローリングなどの滑りやすい床は股関節を痛める原因になるうえ、転倒事故につながる恐れもあります。長く健康的に暮らせるようにするには、カーペットを敷いたりコルクタイルを並べたりして、歩きやすい環境を整えてあげることが必要です。

ドッグフードの量・回数

犬の健康的な成長には、食事の質が重要です。パーソン・ラッセル・テリアには、室内で暮らす小型犬のために配合された、総合栄養食のドッグフードを与えるとよいでしょう。ライフステージごとに適したものを選べば、成長の段階に応じて最適な栄養素をバランスよく摂取することが可能です。

フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3〜4回に分け、ふやかして与えます。

成犬になれば基本的に1日2回に分けて与えます。成犬になってからの病気を防ぐには、肥満を防止することも大切です。適正体重を維持できるよう、飼い主が責任をもってカロリーコントロールに努めましょう。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

パーソンラッセルテリア

godrick/shutterstock.com

毛質には個体によって3つのタイプがあります。

  • 短く真っ直ぐなものは「スムース」
  • 長くてウェーブがかったものは「ラフ」
  • 長毛と短毛が混ざって生えているものは「ブロークン」

と呼ばれます。

パーソン・ラッセル・テリアの被毛はダブルコートです。硬い手触りのアウターコートと、豊かなアンダーコートに覆われているのが特徴です。

抜け毛は比較的多いほうです。換毛期になるとさらに増えますが、放置するとニオイや皮膚トラブルのもとになるので、こまめなケアが必要です。 できれば朝と夜の1日2回、ブラッシングで余計な毛を取り除いてあげるようにしましょう。

ラフコートやブロークンコートの場合は、定期的なカットとプラッキングを定期的にトリマーさんへお願いする場合も多いです。

プラッキングとは、身体全体の毛を専用のナイフや指で間引く技法です。プラッキングをすると、犬にとって良いコートコンディションを保てるようになります。

毛が溜まって不潔になるのを防いだり、抜け毛も減るため家庭での手入れも楽になります。

犬の毛を抜く行為になるので、安全のためにも必ずプロのトリマーにお願いしましょう。

お風呂の入れ方

パーソン・ラッセル・テリアのお風呂は、月に1回を目安にしましょう。シャンプーのし過ぎは、かえって皮膚にダメージを与えてしまいます。

お風呂の前にはブラッシングを済ませておくとよいでしょう。毛質のタイプにもよりますが、毛玉がなくなり抜け毛と汚れもある程度落とすことができるので、シャンプーが楽になります。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。
子犬と成犬それぞれのお風呂の入れ方について紹介します。

パーソン・ラッセル・テリアの子犬のお風呂の入れ方

  1. 37度前後のぬるま湯で身体を濡らします。シャワーを使う場合は、音や水圧で怖がらせないようにしましょう。
  2. シャンプーで優しく洗います。嫌がらない場所から洗い始めて、顔を最後にしましょう。
  3. 顔から順番にすすいで、シャンプー液を落とします。
  4. タオルで水気を取ってから、ドライヤーで乾かします。子犬のうちは体温調節が苦手なので、毛の根元までしっかり乾かしましょう。

パーソン・ラッセル・テリアの成犬のお風呂の入れ方

  1. シャワーの温度を37度前後のぬるま湯に設定し、足先から濡らしていきます。
  2. 顔から遠いほうから順番に、シャンプーで優しくマッサージするように洗っていきましょう。
  3. 顔から足先へ向かってすすぎ、シャンプー液を落としていきます。
  4. タオルで水気を取ったら、ドライヤーで乾かしましょう。毛並みに沿って風を当てるようにするのが、毛流れよく仕上げるコツです。

最適な散歩時間

パーソン・ラッセル・テリアは身体を動かすことが大好きです。スタミナもあるので、毎日1時間程度の散歩を1日2回行うようにしましょう。

運動が足りないと、パーソン・ラッセル・テリアはストレスを溜めてしまいます。散歩のほかにも、河川敷や野原などの土の上で、思い切り走らせてあげる機会をつくれると理想的でしょう。

好奇心旺盛なのでボール投げやフリスビーなど、飼い主も一緒に楽しみながら運動量を確保できる遊びもおすすめです。

パーソン・ラッセル・テリアのしつけ方法

パーソン・ラッセル・テリアは、飼い主に忠実でもの覚えもよいため、比較的しつけをしやすい犬種です。毅然とした態度でしつけを行えば、本来の賢さを発揮してくれるでしょう。

ただし、負けず嫌いな一面もあるため、無理強いをするとしつけがストレスになってしまいます。そんなとき、いうことを聞かないからといって怒鳴ったり叩いたりしてしまっては、正しいしつけとはいえません。優しく愛情をもって接しながら犬との信頼関係を築き、できる限り褒めて伸ばすことを心がけましょう。

トイレのしつけ方

トイレのしつけは、できる限り早く始めるのがよいでしょう。子犬よりも成犬のほうが、トイレを覚えるまでに時間がかかる傾向があるためです。

しつけの方法そのものは、子犬に教えるときも成犬になってからしつけ直すときも変わりません。失敗させない環境をつくり、褒めながら教えるのがポイントです。

  1. ペットシーツを広めに敷き詰めて、ペットサークルで囲んでトイレの場所にします。
  2. 犬が床のニオイを嗅いだり、クルクル回りはじめたりしたら、排泄したいという合図です。よく観察して、サークルの中に入れましょう。
  3. 排泄が終わるまで目を離さないようにして見守ります。
  4. 終わったらトイレから出して、よく褒めてあげましょう。
  5. スムーズにできるようになってきたら、徐々にトイレシーツの面積を狭めていきます。

無駄吠えのしつけ方法

狩猟犬の血を引くパーソン・ラッセル・テリアは、吠えることが比較的多い犬種です。獲物をみつけたことを鳴き声で飼い主に知らせることが狩猟犬の役割だったため、その本能が残っているのです。

本能とはいえ、あまりに吠えるようでは近隣への迷惑になってしまいます。無駄吠えをやめさせるためには、子犬の頃からのしつけが大切です。

  1. 犬が吠えるのには、さまざまな理由があります。なぜ吠えているのかを飼い主が考えて、可能なら原因を取り除いてあげましょう。
  2. 警戒心から吠えているときは、さりげなく音を出して気をそらせるようにします。吠えるのをやめることができたら、その行動を褒めてあげましょう。
  3. 飼い主に要求があって吠えているときは、むやみにいうことを聞いてはいけません。「吠えれば思い通りになる」という学習をさせないことが肝心です。

噛み癖のしつけ方法

パーソン・ラッセル・テリアにとっては、噛むことも狩猟本能の表れです。しかし本能だからといって噛み癖を放置すると、いつか人に怪我を負わせてしまうかもしれません。

噛み癖のしつけを行い、噛んでよいものといけない物の区別を教えていきましょう。

  1. 噛んで遊んでもよいものとして、ガムやおもちゃを与えておきます。
  2. 噛まれては困るものは、犬から見えないように隠してしまいましょう。噛み癖をつけさせないためには、噛めない環境にすることが大切です。
  3. 隠すことができない家具や電気コードには、苦味成分などによって噛み癖を矯正するスプレーや塗布剤を使うとよいでしょう。
  4. 歯が生え替わる時期は、乳歯が抜ける前の違和感から、しきりにものを噛もうとすることがあります。これについては、しつけで矯正する必要はありません。

待てのしつけ方法

もともと狩猟犬であったパーソン・ラッセル・テリアには、動くものに対して本能的に反応してしまう性質があります。散歩の途中で見かけたほかの犬や猫などを、急に追いかけ始めてしまうこともあるでしょう。そんなときでも、「待て」ができれば事故を回避しやすくなります。

  1. 犬を座らせて、正面にしゃがみましょう。
  2. 「待て」と声をかけ、そのまま少し待たせます。
  3. 犬が待ちきれなくなる前に「よし」と声をかけ、よく褒めてあげましょう。
  4. 大好きなおやつをあげるのもよいでしょう。しつけは犬も人も楽しみながら行うことが大切です。
  5. 最初は1秒でも待てれば十分です。少しずつ時間を長くしていきましょう。

留守番のしつけ方法

パーソン・ラッセル・テリアは、人と離れて過ごすのが得意ではありません。留守番をさせると、ストレスによって無駄吠えや噛み癖が表れてしまうこともあります。

どうしても留守番をさせなければならない場合は、犬が少しでも安心して過ごせる環境を用意することを心がけましょう。出かける際に部屋の明かりやテレビ・ラジオなどをつけたままにしておくと、気が紛れる場合もあります。

  1. 留守中に犬が立ち入ると危険な場所には、ゲートを設置しておきます。難しい場合は、ケージの中だけで留守番をさせることも検討しましょう。
  2. 誤飲の恐れがあるものは、犬から見えない場所に隠しておきます。
  3. 十分な量の飲み水を用意します。こぼしてしまっても大丈夫なように、複数置いておくとよいでしょう。
  4. トイレのペットシーツは、いつもより多めにセットしておきます。
  5. できる限り早めに帰宅するようにしましょう。

保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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