飼い猫がものを持ち込んだり貯めこむときの意味とは？

特定のアイテムを「獲物」とみなす意味

獲物を持ち込みする狩猟本能

オス猫に多い異常行動としては、ハンティングによって得た獲物を自分のねぐら周辺に持ち込みする行動です。

ハンティングに特化した猫族は、常に身軽でいるために胃の容量が犬の半分しかなく、食べきれない獲物は安全な場所に運ぶ習性があります。 飼い猫は食事のために狩りをする必要はありませんが、擬似的な行動をしているという意味があるようです。

子猫に獲物を運ぶという意味

それではメス猫の場合、特定の物を安全な場所に持ち込みする異常行動にはどんな意味があるのでしょうか？

ひとつの説は、子猫に餌を運ぶ行動を模しているという意味づけです。

子猫は生後6か月くらいで離乳後の餌の好みが決まります。母猫はこの期間に、住処の環境で食べられる獲物を運んで「食」の教育をします。

メス猫の持ち込み行動には、この意味があると考えられます。

別の説は、母猫がオモチャと子猫に見立てているという意味づけです。母猫は子猫の首を噛んで安全な場所に運んだり、ねぐらの引っ越しをしたりします。

飼い猫の異常な持ち込み行動は、これを意味するというものです。

猫だけじゃない！コレクター動物

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リスなどは食糧貯蔵

ねぐらや巣に物を収集する動物には、鳥や齧歯類があります。

齧歯類の貯蔵癖は実用性があり、木の実などを貯蔵して保存食に利用します。犬が食べきれない餌に砂かけ動作をするのも、同じ意味です。

猫でも余った餌に砂かけ動作をする子がいますね。

光りモノを集める鳥

いっぽう、鳥には巣を飾るために光り物を集める習性をもつ種がいます。

オス鳥が巣を光り物で飾り付けるのは、交尾相手のメスの気を引くための行動です。巣の飾り付けがうまいオスは、甲斐性があって餌を採るのもうまく、子孫が繁栄する証しとみなされるようです。

猫のお宝持ち込みにも、光り物好きが居るようですが、この異常行動の意味はわかりません。単に宝飾品が好きな女性の性なのかもしれませんね。