犬がアレルギーを発症？取り組むべき4つの対策って？！

ボディケア

犬がアレルギー症状を起こすと、痒みから、体を掻いたり噛んだりして傷つけてしまいます。そして皮膚が赤くなったり、デリケートな状態になり、少しの刺激でより痒みを感じたり、二次感染などさらなるトラブルを引き起こします。

ですから、痒みのコントロールをしてあげることは治療の第一歩になりますが、それはお薬を塗るなどして獣医と相談しながら、長いスパンで取り組む必要があります。

ただ、飼い主としてすぐにできる対策としては、保湿・抗炎症効果のあるシャンプーで体を洗ってあげたり、皮膚を保護するようなローションを塗ってあげたり、アレルギー症状に合わせて、毎日のボディケアを変えてあげることです。

例えば、シャンプーですが、何も問題のない犬の場合、月に1回か2回一般の犬用シャンプーで洗うと思います。しかし、アレルギー症状のある犬にそれを行っては、皮膚の炎症を悪化させてしまうかのせいがあります。

なぜなら、一般用シャンプーは、犬の被毛を艶やかにすることや、滑らかにすることに効果の重きを置いているからです。

それに洗う頻度も、通常は匂いが気にならないような頻度になっていますが、皮膚炎にかかっている犬は、清潔さの観点からもっと頻度を多くする必要があります。

「低刺激シャンプー」「薬用シャンプー」「殺菌シャンプー」など、アレルギー皮膚炎をおこしている犬に優しい、刺激が少なく皮膚のバリア機能を高めてくれるような専用のシャンプーを使うなら、本来皮膚が持っている防御力を回復させるように促せます。

シャンプーの頻度も、症状に合わせて、少なくとも月に4回くらい洗ってあげるなら、清潔な状態を保てますし、アレルゲンとなっているものの駆除にも役立ちます。

他にも、お湯の温度を低温にし、優しく撫でるように洗い、ドライヤーを使わない、そしてシャンプーの後には、保湿力が高いローションなどでしっかりと保護してあげるなど、症状にあったボディケアがあります。

そのような適切な洗い方やケアの方法を学び行うなら、日常的なことだけに、繰り返すだけ結果が変わってきて、回復への大きなサポートになります。

他にも、散歩から変えるたびに固く絞ったタオルで体を拭いてあげ、汚れや花粉を落とすようにしたり、アレルギーがひどい時には、専用の洋服を着せて散歩させるなど、愛犬のボディケアを怠らないようにしましょう。

食事を見直す

食べている物は健康に大きな影響をもたらします。アレルギーの症状のところでご説明したように、食べさせているドッグフードがアレルギーを引き起こしている可能性は十分にあります。

ですから、与えているドッグフードの原材料や質などを、しっかりと見直すようにしましょう。そしてしばらくの間、低アレルゲンフードと水だけを食べさせるようにして、アレルギー症状を抑えるようにすることもできるでしょう。

それから、腸内環境を整える乳酸菌を含むものや、抗酸化作用のあるビタミンC、アレルギー皮膚炎に効果的なオメガ脂肪酸3や6などを含む食品や、アレルギーをおこしている犬用のドッグフードなどを、様子を見ながら食べさせてください。

食べ物が直接のアレルゲンではないとしても、食事内容を見直し、質の良い食事をさせることはアレルギー症状を改善させ、その後再発させない助けになります。犬の食事は100％飼い主に依存していることをよく明記して、質の高い食事にしてあげましょう。

まとめ

愛犬がアレルギーを発症したら、病院に連れて行き、獣医の指示を仰ぐこと、そして部屋の掃除など生活環境を改善し、愛犬自体のボディケアも徹底して行い、食事の質を見直すことが飼い主として取るべき対策であることを学びました。