
気弱な犬って?気弱な犬の特徴と飼い主ができる対処方法!

mofmo編集部です。
わたしたち人間がそうであるように、ワンちゃんたちもそれぞれ性格が異なります。積極的なワンちゃんがいれば、消極的なワンちゃんもいます。行動的であることもあれば、あまり動きたがらないワンちゃんもいるでしょう。飼い主さんには、その性格に合わせた気遣いやお世話、フォローが出来るに違いありません。

散歩嫌い

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ほとんどのワンちゃんは散歩に行くことを好みます。散歩に連れて行こうとするだけで嬉しそうに尻尾を振ってくれるものですね。足腰が弱いわけでもないのに散歩に行こうとしないワンちゃんもいます。もしかしたら、気の弱さがそうさせているのかもしれません。
散歩に行くなら慣れた環境ではなく、新しい経験ばかりです。知らない人、知らない場所、知らないワンちゃんたちに会うことを恐れるので散歩を嫌うのです。
そうしたワンちゃんに対してもバランスの良い対応ができます。散歩には行きますが、なるべく同じような道を通って安心感を抱かせることができます。
うろうろと歩く
あなたのワンちゃんはウロウロと同じような場所を歩くことがありますか?もし、頻繁にそのような行動を取っているのであれば、それはストレスによるものかもしれません。あなたのワンちゃんは何らかの形で慢性的にストレスを感じているのです。
ストレスを感じているからと言って必ずしも気が弱いわけではありません。しかし、気弱なワンちゃんは他の犬でも大丈夫な出来事でもストレスを強く感じてしまうものです。どんな時にストレスを感じているか気にしてみてはいかがでしょうか?
同じ行動を繰り返す
体の同じところを何度も掻いたり、舐めたりしているなら、それもストレスによる行動です。あまりにもそうした行動が続くなら皮膚がただれたり、被毛が抜けたりすることがあります。そこまでであれば、病院に連れて行った後にしっかりとストレスケアについて考えましょう。
思い当たらないのであれば、それもワンちゃんの気の弱さからくるものかもしれません。いずれにしてもストレスが溜まったままだと、同様の行動を繰り返します。確かな対処が必要となってきます。
極度に気が弱いワンちゃんは要注意

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気の弱いワンちゃんはいるものです。これまでに紹介してきた特徴や行動があったとしても、悩むことは無いかもしれません。しかし、極度に怯えたり、攻撃的になったりするワンちゃんは注意が必要です。
単に性格の問題というよりは、ワンちゃんの幼いころの生活に問題があった可能性があります。
もしかして社会化できていない?
極度に気が弱く、人や犬に慣れていない場合、それはワンちゃんの社会化に失敗している可能性があります。社会化とは何でしょうか?
社会化とは
「社会化」はワンちゃんを幼い時から飼い始める時の最も大切なこととさえ言われていることです。社会化とは人間社会の色々なものにワンちゃんを慣れさせることを言います。
幼い時から、知らない物、知らない人、知らない動物、知らない環境、聞いたことのないにおいや音を多く感じることで、知らないものに慣れることです。幼い時のこうした経験により、知らないものに対して不必要な警戒心を抱かないようにできるのです。
幼い時に散歩に連れて行ったり、他のワンちゃんや人とのふれあいを与えてあげたりすることはとても重要なことなのですね。
幼いワンちゃんがかわいそうだとか、怯えているからと言って、いつも同じ空間で生活させているなら、この「社会化」に失敗する可能性が高いです。幼い時に形作られたこうした性格は大人になってもなかなか改善しません。
社会化できていないワンちゃんの特徴
社会化できていないワンちゃんにはどんな特徴があるのでしょうか?基本的には今までご紹介した気弱なワンちゃんの特徴があります。
単に気弱なだけでなく、かなり強い拒否反応を示すことが多いです。特に知らない人に会ったり、散歩に行ったりすることを極度に嫌います。
強引に連れ出したり、人と合わせたりしても過度なストレスを抱えてしまうだけです。今まで以上に人に対して恐怖を感じてしまうことにさえなってしまうのです。このような場合はどうすれば良いのでしょうか?
極度な気弱を治すには

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社会化できていないワンちゃんを含む極度な気弱を治すにはどうすれば良いでしょうか?かなりの時間と忍耐が必要になると考えてください。強引な方法は行わず、少しずつ人や物に慣れさせるのです。
人慣れさせるためには、協力者を用意しましょう。
まずは協力者とワンちゃんを同じ空間に置くことから始めましょう。協力者から近づくようなことはせず、じっと待ってもらいます。最初は警戒していたワンちゃんも徐々に警戒心を解いて、興味を抱き始めるでしょう。
ワンちゃんから少しでも協力者のほうに近づくならしっかりと褒めてあげてください。いきなり触れ合うことは求めず、その日はそれで終わりにしてください。また別の日に同様の方法で協力してもらいます。
ワンちゃんが十分協力者に近づくようになったら、まずは目線を合わせるところから始めましょう。それでも恐怖心を抱かなければ、次は協力者がエサを与えてみることが出来るでしょう。警戒していたワンちゃんも徐々に気を許し、おやつを食べてくれるかもしれません。
また別の日に同様に距離を近づけることが出来ます。十分近い距離になれば優しく触ってあげるようにしてください。ワンちゃんが逃げてしまうかもしれませんが、追うことはせず、また最初の状態に戻しましょう。
ワンちゃんから近づいてきてくれることを待つのです。そのような経験を何度も繰り返していくなら、次第にワンちゃんも知らない人に慣れてくることでしょう。
大切なのは気長に待つことです。ワンちゃんから行動するのを待つことでストレスを与えないようにすることが大切です。極度な気弱を治すためにも粘り強く、頑張ってくださいね。
まとめ
気弱なワンちゃんの特徴や行動をご紹介することが出来ました。
ワンちゃんにも生まれ持った性格というものがあります。どうしても気弱なワンちゃんはいます。身体が小さいワンちゃんなどは気弱になりがちです。そうした性格をしっかりと認めてあげることは大切です。
まずは皆さんのワンちゃんが気弱な性格かどうか判断しましょう。気弱なワンちゃんの特徴や行動ははっきりとしているので、判別しやすいことでしょう。
自分のワンちゃんが気弱であることが分かったなら、無理をせずサポートしてあげましょう。特にストレスを溜めてしまうことがないようにしたいですね。過保護もいけませんから、バランスよく助けてあげるとよいのではないでしょうか?
過度な気弱は幼いころの社会化失敗から来ている可能性があります。そうした場合は、強引に治そうとしないでください。徐々に慣れていくよう協力者をお願いして対処していきましょう。なかなか改善しなくとも愛をもって接してあげてくださいね。