水を飲むたび床が水浸し!?ワンちゃんが水入れを掘ってしまう理由と対策は?

水を飲むたび床が水浸し!?ワンちゃんが水入れを掘ってしまう理由と対策は?

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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ワンちゃんの行動にはわたしたち飼い主に理解できないことも多くあるのではないでしょうか?あるワンちゃんたちは水を飲む時にも飼い主にとって不思議な行動を起こします。水を飲むだけでなく、水入れの中に前脚を入れてバシャバシャと水を掘るような動作を繰り返すのです。これにはどんな意味があるのでしょうか?

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中身の水を確認している

水は基本的に透明ですよね。ですから水面に動きが無い場合などは特に水の有無を判断しにくいものです。ワンちゃんはちゃんと水入れに水が入っているのかどうかを確認している場合があります。

掘るような動きをすることで、確かに水があることを確認しているのですね。これが理由の場合、水を飲む前に何度か繰り返すでしょう。

ストレス過多

ワンちゃんがストレスを強く抱えている場合は同じような行動を繰り返すことがあります。例えば、身体の同じ部分を舐め続けたり、ある部分を爪で引っ掻き続けたりします。同じ場所をぐるぐると歩き続けることさえあるようです。

こうした行動はワンちゃんの意志とは無関係に続きます。ストレスによる一種の病的な行動だと考えてください。繰り返し行動には、どこかを掘り続けることも含まれます。

ずっと掘り続けることで、ワンちゃんは自分のストレスを紛らわせているのです。そして自分でもやめられなくなっているのですね。

水入れを一心不乱に掘り続けるなら、ストレスの可能性を考えましょう。ワンちゃんもストレスを抱えることは当然ありますが、少しのストレスではこうした行動には繋がりません。かなりの強いストレスからくる症状なのです。

飼い主さんは出来るだけ病院に連れて行ってあげることが出来ます。獣医さんに相談して正しく処置してもらいましょう。

加えて、ストレスの原因を見極めてあげることも大切です。繰り返し行動に至るほどのストレスを継続的に感じているはずですから、原因をすぐに見つけることが出来るに違いありません。

日常的な暴力や怒鳴り声などはないでしょうか?また引っ越しなどの急激な環境の変化、工事などの周囲の騒音などが原因となっているかもしれません。早急な対処を考えてあげましょう。

ワンちゃんが水入れを掘る理由は、微笑ましく放っておいても問題のないものが多いのですが、これは違います。すぐに対処してあげるべき大きな原因です。

水入れ掘り対策

Labrador puppy drinking water from red bowls in the park in the summer, in the spring.

Sushitsky Sergey/shutterstock.com

ワンちゃんが水入れを掘る行為は、見ていて微笑ましさすら感じるものです。無理にやめさせる必要はないかもしれませんが、被害が出ているのなら、少し考えものですよね。特にワンちゃんを室内で飼っていて、水がこぼれていつも室内が水浸しになってしまうなら困ってしまいます。

仮に幼い時のイタズラのようなものであったとしても、それで床がダメになることは避けたいものです。

ワンちゃんの水入れ掘りの被害を少なくしたり、やめさせたりするにはどのような対策が取れるでしょうか?対策もいくつかご紹介しますので、それぞれ合うものを試してみてはいかがでしょうか?

新鮮な水を与える

ワンちゃんが水入れの中の水を嫌っている場合、新鮮な水を入れることで問題は解決するかもしれません。出来るだけいつも新鮮な水を与えるようにしましょう。

水入れの水を入れ替える時には水入れ自体も同時に洗ってあげるようにしましょう。そうすることで、ワンちゃんの飲み水はいつも新鮮で清潔な状態が保たれるのです。

水嫌いのワンちゃんはあまり水を飲まないかもしれません。そうしたワンちゃんは夏などに脱水症状を引き起こしてしまうことがあります。なるべくたくさんの水を飲んでもらうためにも、新鮮な水を与えることは効果的です。

しっかりと散歩や遊び、運動の時間を与える

Owner and Labrador dog walking in city on unfocused background

Africa Studio/shutterstock.com

水入れを掘るのは、遊びたいからかもしれません。これが原因の場合は、他の時間にしっかりと遊んであげることが解決策となるかもしれません。

ワンちゃんが身近なもので遊ぼうとするのはストレスが溜まっている時にも生じます。散歩や運動をしっかりとすることでストレスを解消させることも出来るでしょう。

特に幼いワンちゃんはずっと変化のない状況で暇を持て余すことがあります。身近なもので遊ぼうとするのですね。

是非、飼い主さんが遊び相手になってあげましょう。大切なのは日ごろのスキンシップと運動です。しっかりと遊んであげることによって、信頼関係を深めると同時にストレスを解消させてあげましょう。

また運動がしっかりとできているかも自問しましょう。健康なワンちゃんには少なくとも週に1度は運動が必要です。これは単なる散歩でなく、公園や広場などで出来るような全身運動です。一生懸命走ったり、ジャンプしたり、方向転換することで、身体全体の筋肉を使うことは大切です。

そうすることで体の健康を維持し、心の健康も良い状態に保つことが出来るのです。

日ごろから十分な遊びと運動がなされているなら、あえて水入れで遊ぼうとは思わないでしょう。

しつけ

どうしてもワンちゃんの水入れ掘りをやめさせたいのであれば、しつけによってそうしましょう。しつけしやすい幼犬の時期が一番おすすめです。

水入れを掘り始めたら、「ダメ」とか「ノー」という短い言葉で注意するようにしましょう。そうした言葉と同時に掘る行為をやめさせてあげましょう。何度か繰り返すうちにワンちゃんは「水入れは掘るとダメなのだな」と理解するようになります。

そうなってくると、言葉だけでやめるようになります。ご褒美をあげるようにしてください。小さなおやつなどをあげてしっかりと褒めてください。

しつけは注意や叱ることだけでなく、褒めることも含まれます。良く出来たなら、褒めてあげて飼い主さんとの正しい関係を築くようにしましょう。

また、水入れを掘り出したなら、手を叩いて、こちらに注意を向けさせることも出来ます。こうした行為としつけとを合わせることで繰り返し効果的に教えてあげるようにしてくださいね。

もちろん、本能的な行為から掘ろうとしている場合も多いので、気長に優しくしつけてあげるようにしてくださいね。

水入れの下にタオルを敷く

これは辞めさせるというよりは、被害を少なくする対応策ですね。水入れの下にタオルを敷くなら、多少水がこぼれたとしてもタオルが吸収してくれるでしょう。

床が濡れてしまうことを防ぐことが出来るでしょう。大きめのタオルを準備しておくなら、万が一水入れがひっくり返っても安心できますね。

水入れの素材を変更する

ワンちゃんは水入れの素材が変わるなら、掘ることを止めるかもしれません。

水入れの素材の中には光を反射しやすいものがあります。そうした光の反射が水面の光と相まって、ワンちゃんの好奇心や本能を刺激しているのかもしれません。木やプラスチックなどの素材は反射もせず、安定して使用できるかもしれません。

もしくは、ワンちゃんが水入れをひっくり返さないように重い安定感のある水入れに交換することも出来るでしょう。特に金属製の水入れは安定感があります。水入れの裏側にズレ防止かひっくり返り防止の素材が付けられていることもあります。

そうした安定感のある水入れを使用することで、多少の水が跳ねてしまうことは許容しつつも、水入れがひっくり返ることが無いようにし、被害を最小限に抑えることができます。

水入れの大きさや位置を変更する

水入れの大きさを変更することも効果があるでしょう。

水入れの大きさには様々ものがあります。通常はワンちゃんの身体の大きさや鼻の長さに合わせて決定します。ワンちゃんの水の飲みやすさ優先にするのですね。

しかし、トラブル防止のため、ワンちゃんが掘る動作をしづらい大きさまで小さくすることも出来るでしょう。小さい水入れであれば、水入れの中を掘ることはなかなか難しいでしょう。

また水入れを置く高さを工夫してみるのはいかがでしょうか?ワンちゃんが立ったまま首を屈ませるだけで飲める高さに水入れを設置することが出来るでしょうか?

床よりも少し高い位置に水入れがあることでワンちゃんは前脚を水入れの中に入れづらくなります。そうすることで、掘ることをふせぐこともできます。

大きさと高さの調節はバランスが大切です。あまりにも極端な調節を行なってしまうと、水自体も飲みづらくなってしまい、ワンちゃんたちはがっかりしてしまうでしょう。水分不足はワンちゃんの健康を損ないますから、ちょうどよいバランスの水入れを見つけてくださいね。

まとめ

犬 水浴び ゴールデンレトリバー

APIWICH PUDSUMRAN/shutterstock.com

ワンちゃんが水入れを掘る理由とその対策法をご紹介しました。

ワンちゃんには本能がありますので、習性からどうしても水の動きや光の動きをとらえようとしてしまうものです。そのようにして水入れの水で遊んでしまうことが、わたしたち飼い主から見ると水を掘っているように見えてしまうのですね。

そうした微笑ましい理由以外にもストレスが原因となっていることがあります。ストレスが原因の繰り返し行動が原因であれば早急に問題を解決してあげるようにしましょう。

水入れ掘りの被害で悩んでいる飼い主さんは対策を打つと良いでしょう。幼いころであれば、しっかりとしつけを行なうことが可能でしょう。また物理的に水入れや周辺に対策を打つことで問題解決に至ることもあります。

こうした事は幼いワンちゃんに多いので、大人になるまで気長に待ってあげることも出来ますね。

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2 名無しさん
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中に水が入ってる状態でされると特に困る。。周りが水浸しになっちゃいますもんね。空っぽなときにするならまだいいですけどね。でも、そもそもなんであんな行動をするんですかね。犬が持つ本能に関係するのでしょうか。

1 名無しさん
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かわいいなーって見たことしかなかったけど、室内飼いでやられたら大変ですね汗

昔、川に映った自分の骨をくわえている姿を見た犬が、欲しい!と思ってワン!と吠えたら

自分の骨が川に落ちちゃったっていうかわいそうな本があったな。