キング・チャールズ・スパニエルの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

キング・チャールズ・スパニエルの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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キング・チャールズ・スパニエルの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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キング・チャールズ・スパニエル

shutterstock.com

名称:キング・チャールズ・スパニエル 性格:控えめ・穏やか・明るい・理解力がある・愛情深い 寿命:12~14歳 体重:5~8kg 体高:26〜31cm 毛色:ブラック&タン、ルビー、ブレンハイム、トライカラー 値段相場:ペットショップではほぼ手に入らないため不明、ブリーダー50万円前後

キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel
キング・チャールズ・スパニエル King Charles Spaniel

キング・チャールズ・スパニエルの性格

キング・チャールズ・スパニエルはもともと「キャバリア」の愛称をもち、飼い主の足を温める湯たんぽ犬としてかわいがられてきました。17世紀のイギリス国王、チャールズ2世が飼っていたことから「キング・チャールズ・スパニエル」という名前がつけられます。

現在は、同じような名前ををもつ「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」とは別の犬種として登録されており、この2つの犬種にはややこしい過去があります。

当初、鼻が短い犬の人気が出たために、キング・チャールズ・スパニエルは狆やパグと交配しマズルが短くなっていました。

しかし、もとのキング・チャールズ・スパニエルの姿を取り戻そうとする活動が起こり、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが誕生します。

つまり、もともとのキャバリアが「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」、鼻が短いのが「キング・チャールズ・スパニエル」という名前をもつこととなったわけです。

性格は温和で理解力があり、愛情深い犬種です。オスにはやんちゃではっきりとした性格の犬が多い一方、メスは落ち着きがあります。物静かな性格なので運動をしたり散歩をしたりするより、飼い主と一緒にのんびり過ごすことを好みます。

キング・チャールズ・スパニエルの平均寿命

キング・チャールズ・スパニエルの平均寿命はおよそ12~14年です。

小型犬の平均寿命が14年前後なので、平均的な寿命といえます。飼育環境によっては寿命を大幅に超えて長生きする犬もいるでしょう。

キング・チャールズ・スパニエルの平均体重

日本における犬種の選定を行うジャパン・ケネルクラブによると、キング・チャールズ・スパニエルの平均体重は5.4~8kgです。

心疾患にかかりやすい犬種なので、体重管理をしっかりする必要があります。

キング・チャールズ・スパニエルの平均体高

キング・チャールズ・スパニエルの平均体高は26〜31cmです。体に対して頭が大きめの体型で足は細いです。

キング・チャールズ・スパニエルの人気カット

※以下はカットイメージで、類似犬種を表示しているものがあります。

コッカースタイル
Portrait of a King Charles spaniel. King Charles spaniel in beautiful nature.

Enna8982/shutterstock.com

ツインテール風
Boy Taking Puppy For Walk On Lead

Daisy Daisy/shutterstock.com

耳を丸くしたスタイル
dog king charles spaniel

antonzuev/shutterstock.com

キング・チャールズ・スパニエルの毛色(カラー)

ブラック&タン
King Charles Spaniel also known as the English Toy Spaniel

Erik Lam/shutterstock.com

  • ブラック&タン
  • ルビー
  • ブレンハイム
  • トライカラー

キング・チャールズ・スパニエルが成犬になるまでの期間

キング・チャールズ・スパニエルはおよそ8カ月で成犬になります。体の大きさは生まれたときに比べ、約20倍に成長します。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

キング・チャールズ・スパニエルの鳴き声

穏やかで争い事が苦手なキング・チャールズ・スパニエルは、吠え立てることの少ない犬種です。無駄吠えしにくい性質なので、集合住宅でも飼いやすいでしょう。

キング・チャールズ・スパニエルがかかりやすい病気

病名時期や症状治療費
軟口蓋過長症軟口蓋が長いことによりイビキや呼吸困難等の症状を引き起こす。手術する場合、約3〜10万円
心臓病咳や呼吸困難、チアノーゼ、腹水、失神などの症状が出る。不明
気管虚脱気管が扁平状に潰れ、呼吸困難、チアノーゼなどの症状が生じる。およそ1万円
熱中症暑さによる体温上昇によって脳にダメージを起こす。重篤な場合、死に至る。5~9月頃に多い。不明

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

キング・チャールズ・スパニエルは鼻が短い短頭種のため、暑さが苦手な犬種です。

夏場は暑い時間帯の散歩を控え、室内でも直射日光を避けるようにし、エアコンで温度管理をしましょう。

キング・チャールズ・スパニエルの体臭

垂れ耳をもつキング・チャールズ・スパニエルは耳の中が蒸れやすく、耳掃除を怠ると臭いの原因になります。また、被毛が多いので汚れがたまると臭いがきつくなることも。

定期的なシャンプーをして、臭いを除去しましょう。

キング・チャールズ・スパニエルの飼い方

キング・チャールズ・スパニエルは、飼い主と過ごす時間が大好きな犬種です。しかし1匹で過ごす時間も必要なので、家族が集まるリビングに犬が安心して過ごせるケージなどで、犬専用の居場所を作ることをおすすめします。

キング・チャールズ・スパニエルのように鼻が短い犬種は体温調整が苦手なので、夏場は室内でも熱中症に注意が必要です。エアコンを使って、温度管理をしましょう。

フローリングなど滑りやすい床材は、足が細いキング・チャールズ・スパニエルが関節炎などを起こす心配があります。滑りにくいマットを敷き、歩きやすい環境を作ることも必要です。

ドッグフードの量・回数

心疾患にかかりやすいキング・チャールズ・スパニエルは肥満に注意が必要な犬種です。低カロリーで食物繊維やミネラルを豊富に含むドッグフードを与えましょう。

また、ココナッツオイルや亜麻仁油はキング・チャールズ・スパニエルの毛並みを美しく保ちます。

与える食事の量はドッグフードの種類や個体によっても違うので、まずはパッケージを参考に与えます。犬の様子を見ながら量を調整しましょう。

なお、子犬のときは子犬の成長に必要な栄養素をバランスよく配合した子犬用のドッグフードを与えます。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

キャバリア同様、キング・チャールズ・スパニエルはアンダーコートとオーバーコートをもつダブルコートなので、抜け毛が多い犬種です。春と秋の換毛期はもちろん、1年中毛が抜けます。

また、毛が長くからまりやすいので毎日のブラッシングは欠かせません。スリッカーブラシを用いて抜け毛を取り除くことで毛玉や皮膚トラブルの予防にもなります。

お風呂の入れ方

キング・チャールズ・スパニエルは被毛が多いため、月に1~2回のシャンプーが必要です。毛が伸びる犬種ではなくカットの必要がないので、自宅でもお風呂に入れることができます。

成犬と子犬のお風呂の入れ方を紹介します。

子犬をお風呂に入れるときは、犬がお風呂嫌いにならないよう手短に行うのが基本です。お風呂で嫌な思いをすると、お風呂の度に嫌がったり暴れたりして大変です。

嫌がる場合は一度に全身を洗おうとせず、部分ごとに日を分けてシャンプーをしましょう。

キング・チャールズ・スパニエルの子犬のお風呂の入れ方

  1. 体を濡らす前に、ブラシで毛玉やゴミを取り除きます。
  2. シャワーを犬の体に密着させ、水圧に注意しながらぬるま湯を掛けます。足から掛けると嫌がりにくいです。
  3. 犬用のシャンプーでよく泡立てます。顔を洗うのを嫌がる場合は、濡らしたガーゼ等で拭きましょう。
  4. シャワーでしっかり流します。
  5. タオルでよく拭いたあと、ドライヤーで乾かします。
  6. ブラシで被毛を整えます。

キング・チャールズ・スパニエルの成犬のお風呂の入れ方

成犬の場合も手順は同じです。

  1. シャンプーをする前にブラッシングをして、毛玉やゴミを落とします。
  2. シャワーを犬の体に密着させ、ぬるま湯を足から掛けます。
  3. 犬用シャンプーでよく洗います。
  4. シャワーで泡をしっかり流します。
  5. タオルドライの後、ドライヤーで乾かします。
  6. ブラシで被毛を整えます。

ダブルコートで被毛が多い犬種は、スリッカーブラシをかけながらドライヤーをすると乾きが早いです。

また、シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

最適な散歩時間

小型犬でおとなしい性格のキング・チャールズ・スパニエルは、あまり運動量を必要としない犬種です。しかし散歩には運動以外に、社会性を育んだり気分転換を図ったりの目的があります。

散歩を怠ると社会性が育たず、臆病になったり攻撃的になったりする可能性があるため、1日に短時間でもよいので外に連れ出す目的で散歩を行いましょう。

なお、長すぎる散歩や激しい運動は関節炎を発症するリスクがあります。犬の様子を見ながら、散歩時間を調節しましょう。

キング・チャールズ・スパニエルのしつけ方法

キング・チャールズ・スパニエルは理解力が高く、賢い犬種です。しかし一方で飼い主を無視することもあるので、毅然とした態度でのしつけが大切です。

「トイレ」「吠え」「噛み癖」「散歩」「待て」のしつけ方法を紹介します。

トイレのしつけ

トイレのしつけは、犬を自宅に迎えたらすぐに開始すべきです。トイレトレーニングが遅れると、犬はどこで排泄をしてもよいと覚えてしまう可能性があります。

また、一度粗相した場所には犬のオシッコの臭いがついてしまうので、同じ場所に何度もオシッコをしてしまいトレーニングに時間がかかってしまいます。

キング・チャールズ・スパニエルは物覚えのよい犬種ではありますが、排泄回数が少ない成犬のトイレのしつけには時間がかかるケースがあります。

しかし、粘り強く何度も教えればしつけられるので諦めないようにしましょう。

本来きれい好きの性格をもつ犬は、汚れたペットシーツでは排泄をしない習性があります。多頭飼いの場合は、汚れたペットシーツはすぐに取り替える、トイレ自体の数を増やすなどの配慮が必要です。

  1. ケージやサークルにペットシーツを敷き詰める。
  2. 犬がウロウロとし落ち着きがなくなったり、床の匂いを嗅ぎ出したりしたら、排泄のサインです。犬を抱えて、トイレに連れていきます。
  3. トイレで排泄ができたら褒め、ご褒美を与えます。
  4. 重要なのは失敗しても叱らないことです。叱ると犬は「排泄=悪いこと」と覚え、隠れて排泄したり、排泄を我慢したりするようになります。叱らず、黙って片付けましょう。

無駄吠えのしつけ方法

控えめで大人しい性格のキング・チャールズ・スパニエルは吠えにくい犬種ですが、警戒心から吠えたり、要求を通そうと吠えたりすることもあります。

周囲の人への迷惑行為になるので、無駄吠えはないに越したことありません。しっかりしつけていきましょう。

  1. 犬が吠えたら、「待て」や「お座り」などの号令をかけ、犬の注意を引きます。
  2. 吠えるのをやめたら、ご褒美を与えます。
  3. 号令を無視して吠え続けているようなら、その場から離れたり大きな音を出したりして「犬にとって嫌な状況」を作ります。
  4. 吠えると嫌なことが起きる、かまってもらえなくなると犬が覚えれば成功です。

噛み癖のしつけ方法

穏やかな性格で友好的なキング・チャールズ・スパニエルは、決して噛みやすい犬種ではありませんが、やんちゃな性格の個体や興奮しやすい個体は他の犬や人を噛んでしまうこともあります。

思わぬ事故を防ぐためにも、どんな状況でも噛まないようにしつけておくことが大事です。

  1. 噛んではいけないものを噛んだときは「お座り」や「伏せ」をさせ、噛むのをやめさせます。
  2. 噛むのをやめたタイミングでご褒美を与えます。
  3. 犬が噛むのをやめない場合は無視をしたり、その場から姿を消したりして「犬にとって望ましくない状況」にします。
  4. 犬が「噛むと飼い主がかまってくれない」と覚えると、噛み癖が落ち着きます。

待てのしつけ方法

「待て」は犬の自制心を高めると共に、食事前や散歩中の信号待ちなど様々な場所で役立ちます。犬の安全を守るためにも重要なしつけになるので、しっかり覚えさせましょう。

  1. 犬を座らせ、正面に立ちます。
  2. 犬の目を見つめ、「待て」と号令をかけます。
  3. 頭の中で2秒数え、犬が動かなかったら「よし」と声をかけご褒美を与えます。
  4. 2秒が成功したら、3秒、4秒と段階的に時間を伸ばしていきます。

留守番のしつけ方法

家族と一緒に過ごす時間が大好きなキング・チャールズ・スパニエルは、留守番が苦手な犬種です。

しかし、環境を整え留守番に慣れさせることで、留守番中も落ち着いて過ごせるようになります。

  1. 犬が安心して過ごせるケージやサークルを用意し、中に犬を入れます。お気に入りのおもちゃやベッドなどがあるとよいでしょう。
  2. 犬に声を掛けると不安をあおる恐れがあるので、外出時は気づかれないよう出かけます。
  3. 帰宅し興奮状態にあるときはしばらく声をかけないようにし、犬が落ち着いたらご褒美を与えます。

保護犬の里親情報をチェック!

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家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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