犬にニラを与えてはダメ!食べてしまった際に起こる中毒症状と対処法を解説!

犬にニラを与えてはダメ!食べてしまった際に起こる中毒症状と対処法を解説!

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ワンちゃんには命の危険があるので決して食べさせてはいけない食材がいくつかあります。そのうちの一つが、この記事でとりあげる「ニラ」です。この記事では、なぜニラをワンちゃんに食べさせてはいけないのか、食べてしまうとどんな中毒症状が起きるのか、さらには食べてしまった場合の対処法についてまとめてみました!

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犬にニラを与えるのは危険!

エサが欲しいワンちゃん

New Africa/shutterstock.com

ワンちゃんを飼う時に、飼い主が注意しなければならないことの中に、どんな食べ物を与えるかということがあります。人間と同じように、愛犬が健康に生活できるかどうかは、普段の食生活に大きく左右されます。

最近では、食物アレルギーが「アナフィラキシーショック」など、命に関わる症状を引き起こすということが周知されてきたので、単なる嗜好性の問題で嫌う場合は別として、体質に合わない物を無理に食べさせるという風潮は少なくなってきました。

ワンちゃんにとっても同じことが言えます。実はワンちゃんには、命の危険があるので決して食べさせてはいけない食材がいくつかあります。そのうちの一つが、この記事でとりあげる「ニラ」です。

ワンちゃんは人間とは違って、食べたら危険だということを学習することができません。そのため、飼い主がしっかり見守っていないと、おいしそうという食欲にひかれてうっかり食べてしまうことが多いようです。

そこで今回の記事では、なぜニラをワンちゃんに食べさせてはいけないのか、その理由についてまずご紹介します。また、ニラを食べてしまうと愛犬にどんな症状が起きるのか、どれくらいの量を食べてしまうと危険なのか、という点についても解説します。

加えて、うっかりワンちゃんがニラを食べてしまった場合、どのような対処法をとる必要があるのかについてもまとめていきます。

「ニラ」とは

ニラ

K321/shutterstock.com

そもそも、「ニラ」とはどのような食材なのでしょうか。「ニラ」はユリ科に属する緑黄色野菜の一種です。原作国は中国で、日本には9世紀頃に持ち込まれたとされています。古くは、「古事記」や「日本書紀」などにも記述されています。

一般的に「ニラ」として認知されているのは、緑色をした「大葉ニラ」が主流ですが、「黄ニラ」や「花ニラ」なども存在します。

「ニラ」には、種々のビタミン類やミネラル、食物繊維など、健康に役立つ栄養素が豊富に含まれています。また、「ニラ」にはカロテンが多く含まれていて、人間の体内において喉や鼻の粘膜を保護する働きのある「ビタミンA」を生み出す働きもあります。

「ニラ」には、「硫化アリル(アリシン)」という成分が含まれています。「硫化アリル」は硫黄化合物の一種であり、「ニラ」が発する独特の匂いはこの成分が原因です。

「硫化アリル」という成分は、人間にとっては消化液の分泌を促進したり、内臓の働きを活発化させるなどの良い働きを促す有益な成分です。また、血行を促進し、風邪予防などにも効果を発揮します。

しかし、ワンちゃんの身体にとっては赤血球を破壊する原因となる有害な物質であり、「ニラ」を食べさせてはいけない原因となる成分となるのです。

犬にニラを食べさせていけないのはなぜなのか

ご飯をもらえないワンちゃん

Studio Pet Photos/shutterstock.com

では、なぜワンちゃんが「ニラ」を食べてしまうと危険なのでしょうか。それは、先ほどご説明したように、「ニラ」には「硫化アリル(アリシン)」という成分が含まれているからです。

「硫化アリル」がワンちゃんの体内に入ると、赤血球の中にある「ヘモグロビン」と反応を起こします。そして「ヘモグロビン」を破壊して、細胞の外へと遊離させてしまいます。

「硫化アリル」という成分は熱を加えても壊れにくく、焼いたり煮たり、茹でたりするなど、調理された状態でも成分が残ります。そのため、料理してもワンちゃんに対する有害性が消えることはなく、どんな状態であってもワンちゃんに食べさせるのは危険です。

「ニラ」が入っている料理をワンちゃんが食べてしまうと、通称「たまねぎ中毒」と呼ばれる中毒症状になってしまう危険性があります。結果として、「溶血性貧血症」や「血色素尿症」という、命の危険がある症状を引き起こす可能性があります。

「たまねぎ中毒」とは

犬に食べさせてはいけないネギ科の食材いろいろ

Richard P Long/shutterstock.com

「たまねぎ中毒」という名前からもわかるように、ニラだけでなく「ネギ科」に属している野菜は、同じように「たまねぎ中毒」になる危険があります。

例えば、にんにくや長ネギなどもワンちゃんが食べてはいけない食材です。らっきょうやわけぎなども「ネギ属」の食材なので、「たまねぎ中毒」になる危険性があります。

どんな症状がでるのか

では、ワンちゃんににうっかり「ニラ」を含んだ料理を食べさせてしまうと、どんな症状が現れるのでしょうか。「たまねぎ中毒」を引き起こしたワンちゃんには、貧血や血尿などの症状が現れます。

愛犬が貧血を起こしているかどうかは、ワンちゃんの舌の色を観察することによって見極めることができます。舌の色がいつもより白いとしたら、体内に血液がきちんと巡っていないサインなので、貧血が起きていると考えることができます。

「たまねぎ中毒」になったワンちゃんにあらわれる別の症状として、下痢や嘔吐などをあげることができます。重度のケースでは痙攣なども伴い、最悪の場合死に至ることもあります。

注意が必要なのは、こうした「たまねぎ中毒」の症状は、愛犬が「ニラ」を食べてしまってからある程度の時間が経過した後に出現することが多いという点です。

すぐに異変があらわれる場合も中にはありますが、数日過ぎた後にようやく症状があらわれて、実は「たまねぎ中毒」であったということが判明するというケースも多くあります。

目立った症状がないので、「ニラ」を食べさせてしまったことに気が付かず、さらには同じ料理を食べ続けさせてしまい、重症化してしまうという危険性もあります。

「たまねぎ中毒」を起こしている時に生じる「血色素尿症」に関しては、ワンちゃんのおしっこの色を確認する必要があります。もし、おしっこの色がピンク色や茶色であれば、血色素尿症である可能性が高いようです。

その場合には、直ちに病院で診察を受けるようにしましょう。放置して慢性化してしまうと、肝機能の低下や黄疸など、他の深刻な病気を引き起こしてしまう可能性が高まります。

どれくらいの量が危険なのか

実際に、どれくらいの量の「ニラ」食べるとワンちゃんの健康に影響があるのかは、個体差によって大きく違いがあるようです。

中には、ニラが入っていた鍋の残り汁を食べただけで、重度の症状が出てしまうというケースもあるようです。少量だからと油断しないようにしましょう。

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