犬のトレーニングやしつけにご褒美を!効果的な与え方はなに?

犬のトレーニングやしつけにご褒美を!効果的な与え方はなに?

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mofmo編集部

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犬のトレーニングにはご褒美が欠かせません。ご褒美がもらえることで犬はますますトレーニングを頑張ることができます。しかし、ただおやつを与えれば良いというわけではありません。効果的な与え方を紹介します。

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ご褒美におやつが効果的な理由は?

ご褒美としておやつが効果的なのはどうしてでしょうか。おやつにはいくつかのメリットがあります。それぞれのメリットをお伝えしますので、是非おやつを有効活用なさってはいかがでしょうか?

犬が理解しやすい

犬と老人

Budimir Jevtic/shutterstock.com

おやつによるご褒美はワンちゃんが褒められていることを理解しやすいというメリットがあります。これはトレーニング、しつけにおいてとても大切なポイントだと言えますね。

食事はワンちゃんが大好きな時間の1つです。特に、普段のごはんでは食べることができないようなおやつを用意しているならば、おやつを食べた時の喜びは大きいものでしょう。

誉め言葉やスキンシップ、おもちゃなどでも褒められていると実感することはできますが、特別性を出すことに関してはおやつに劣るのです。

ワンちゃんは普段から、飼い主の言葉や、スキンシップ、おもちゃで遊ぶことを必要としています。ですから、トレーニングの時だけにそれらを与えることはできません。

しかし、おやつは違います。おやつを普段与える必要はありません。特別な時だけ与えることができるので、ワンちゃんは「おやつ=褒められている」と認識しやすいのです。

ワンちゃんたちは賢いので、おやつを与えられたときの状況を覚えていて、繰り返すことが出来ます。また美味しいおやつを食べたいので、同じように繰り返してくれることでしょう。おやつがあることで、正しい振る舞いを理解しやすく、覚えやすいという大きなメリットがあるのです。

簡単

犬のご褒美

photka/shutterstock.com

「おやつを与える」という行為は非常に簡単です。飼い主が簡単にワンちゃんにご褒美として与えることが出来ます。事前におやつを買っておくだけで、いつでもご褒美として与えることが出来ますね。

おやつはワンちゃんの状態を簡単にコントロールできるというメリットもあります。ワンちゃんはおやつを食べるだけで満足します。

しかし、スキンシップやおもちゃなどはワンちゃんが興奮してしまうことがあります。うれしくて興奮したワンちゃんをコントロールするのはなかなか難しいものです。おやつぐらいのご褒美が程よい喜びを与えることが出来るのですね。

短時間で終わる

褒められる犬

Alfred Wekelo/shutterstock.com

おやつはご褒美が短時間で終わるというメリットもあります。

しつけやトレーニングは継続的で日常的に行わなければいけないものが多いでしょう。ですから、たくさんの時間をご褒美に割くことは得策ではありませんよね。しつけと同じくらいの時間をご褒美にあてているなら、いつまで経ってもトレーニングが進まないでしょう。

当然ですが、トレーニングの時間は「ご褒美ではなく、主にトレーニングのために」用いられるべきです。ワンちゃんとのスキンシップは別の時間に取ってあげるようにしましょう。メリハリは大切ですね。

おもちゃはワンちゃんのストレス解消にとても役立つものですが、なかなか終わりがないという難点があります。ひとたび遊びだすと、その遊びをやめさせるまでに時間がかかってしまいます。

その点、おやつは非常に優秀です。短時間でご褒美の時間を済ませることが出来るのです。基本的におやつは一口で終わるものが多いでしょう。一口で食べてしまえば、ご褒美の時間は終了です。ワンちゃんは理解もしやすく、切り替えもしやすいのですね。

効果的なご褒美(おやつ)の与え方

ご褒美をもらう犬

Branislav Nenin/shutterstock.com

ワンちゃんのトレーニングにはおやつによるご褒美が効果的であることが分かりましたね。しかし、ご褒美の与え方によっては、それらのメリットを潰してしまう可能性もあります。

ワンちゃんへのご褒美の与え方をマスターすることで、よりストレスなく、効果的にしつけを行なえるようにしましょう。効果的なご褒美(おやつ)の与え方のポイント3つをご説明しますね。

与える量を制限する

ご褒美をもらう犬

Lucia Romero/shutterstock.com

ワンちゃんのおやつの量をしっかりと制限することは大切です。しつけの際に与えるおやつは、実は非常に少量で構いません。ほとんどの飼い主さんが多く与えすぎているのです。

1度のご褒美にどれだけの量を与えると良いのでしょうか?実は人の小指の爪ほどのサイズのおやつで良いそうなのです。ワンちゃんにとっては少し味がして物足りない程度で良いのです。確かにこの量以上にたくさん与えている人は多いかもしれませんね。

どうしてご褒美の量は少なくしたほうがよいのでしょうか?

まず、ワンちゃんの健康の問題が考えられます。

正しくしつけるためには、褒めるタイミングも多いものです。正しく行動できたときにしっかりと褒めてあげることが大切だからです。ある一連のしつけをするだけでも、何度かおやつを与えることになるでしょう。

それで、しつけの度にたくさんのおやつを与えてしまうなら、ワンちゃんにとって食べ過ぎになってしまうことでしょう。

特におやつは嗜好性が高いものが選ばれることが多いでしょう。ワンちゃんが美味しいと感じなければご褒美とならないからですね。そのようなおやつを食べ過ぎるなら、塩分過多になったり、脂質を取りすぎてしまったりするかもしれません。

しつけのためにワンちゃんが肥満になってしまったり、不健康になったりしてはかわいそうですよね。ワンちゃんの健康を害さないためにもご褒美のおやつは指先分の量に決めておきましょう。

更に、おやつの量を制限するなら、トレーニングの効率が上がります。

ワンちゃんがおやつを食べることに時間がかかってしまうなら、トレーニングが一度途切れてしまうでしょう。間違っても「おやつの合間にトレーニングする」形式にならないようにすべきです。

トレーニング中心にして、効率的に教えてあげるためにも、おやつの量は少なくしましょう。しつけはワンちゃんに対しても圧程度の負担がかかるものです。なるべく効率的に行ない、短時間で終わらせてあげると良いでしょう。

また、おやつの量を制限することで、トレーニングに集中してもらうことができます。

たくさんのおやつを与えてしまうとどうなるでしょうか?ワンちゃんはきっと食べることに夢中になってしまうのではないでしょうか?そうなると、今まで覚えたルールを忘れてしまうかもしれません。

またどうしておやつを食べているのか分からなくなってしまう恐れがあります。「トレーニング→ご褒美、次のトレーニング→ご褒美」という形を崩さないためにも、少量のおやつが大切なのです。

ご褒美を与えるタイミングを見極めよう

時計と犬

PongMoji/shutterstock.com

ご褒美を効果的に与えるためには、与えるタイミングが非常に重要です。教えたことが出来た時、即座に褒めるようにしているでしょうか?ワンちゃんは即座に褒められることで、何に対して褒められたかを理解しやすくなります。

理解すると、次から、褒められるために同じような行動を取ることができます。いくらか時間がたってしまった後に褒めたとしても、何を褒められたのかを理解することができません。

それで、ワンちゃんを即座に褒めるために、誉め言葉と、おやつを有効活用しましょう。ワンちゃんが正しく出来たならすぐに「えらいね」「よくやったね」と褒めてあげましょう。誉め言葉と同時におやつを与えるなら、ワンちゃんはより理解しやすいことでしょう。

タイミングを逃さないためにも、ご褒美のおやつは手元に持っておくことができますね。

飼い主さんが正しいタイミングをつかむことが出来れば、ワンちゃんのしつけは何倍にも簡単になることでしょう。

メリハリが大事

トレーニングする犬

KajaNi/shutterstock.com

ご褒美に効果性を持たせるために、メリハリを意識するようにしましょう。

ワンちゃんは頻繁におなじおやつが与えられるなら、そのおやつをもらうことが当たり前になってしまうのです。当たり前になってしまうとワンちゃんの中で喜びが小さくなりますし、どうして褒められたのか、行動との関連性を持つことが難しくなります。

おやつの種類にメリハリを持たせましょう。いつも同じおやつではなく、数種類用意して適宜変更して与えることができます。

また、毎回のご褒美をおやつ限定にしないことも大切です。トレーニングでご褒美を与える時に、おやつを与えないで、その他の方法で褒めることが出来ます。そうすることで、ワンちゃんはおやつに対していつまでも新鮮な喜びを抱くことが出来ます。

おやつをもらうととてもうれしいので、もっともらおうと学ぶようになるのです。この「もっと欲しい」と思う気持ちを継続させることがポイントです。そのためのメリハリですね。

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