室内飼い?外飼い?ワンちゃんとネコちゃんにとってのメリットとデメリットとは一体?

室内飼い?外飼い?ワンちゃんとネコちゃんにとってのメリットとデメリットとは一体?

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あなたの家のワンちゃん猫ちゃんは室内飼いですか?それとも室外飼いですか?どちらの方が良いかについては色々な意見があるようです。両方のメリット・デメリットをよく比較考慮することで、愛犬と愛猫にとってベストな選択ができるでしょう。今回は双方のポイントを詳しく解説していきたいと思います。

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ワンちゃんの外飼いのメリット・デメリット

家の外で飼われている犬

Petya Petrova/shutterstock.com

まずはワンちゃんの外飼いのメリットから考えていきましょう。

外飼いのメリット

・「室内でのいたずらや誤飲の心配がない」 先ほども触れましたが、家の中にはワンちゃんが口にすると危険な物で溢れています。外ではゴミの片付けさえ気を付けていれば、イタズラや誤飲の心配はそれほど多くありません。

・「家の中が汚れたり臭いがつかない」 外飼いならば抜け毛のせいで1日に何度も掃除機をかけるなんて心配もありません。散歩の後に砂や土などを部屋に持ち込んだりすることもないでしょう。

飼い主さんは愛犬の臭いというのは全く気になりませんが、動物が苦手な人にとってはワンちゃんの匂いが苦手という方もいます。外飼いの場合にはそうした心配はありません。

・「散歩後が楽」 室内飼いであれば散歩するたびにワンちゃんの足を洗う必要がありますが、外飼いならば極端に汚れていたりしなければ、そのまま外に繋ぐだけですから余計な手間はかからないでしょう。

・「アレルギーがある人でも飼える可能性」 中にはアレルギーがあるけど、どうしても飼いたいという方もいることでしょう。そうした方でも、外飼いであればもしかするとワンちゃんを飼うことも可能となるかもしれません。しかし、絶対大丈夫というわけではありませんので、ご自身の体調やかかりつけの先生と相談しながら決めてくださいね。

・「刺激がある」 飼い主さんが留守がちであるなら、家の中よりは外にいた方がワンちゃんにとっては刺激が多く、飽きないかもしれません。外で日光浴もすることが可能でしょう。

外飼いのデメリット

次に外飼いのデメリットについて考えましょう。

・「脱走の危険性」 鎖が切れてしまったり、首輪が抜けてしまうと気づかないうちに脱走してしまうということもあります。その度に探しに行かなければなりませんし、最悪の場合そのまま見つからないということにもなります。事故に遭ってしまったり、迷子になってしまう、人を噛んでしまうなどの危険があります。

・「人に吠える傾向がある」 番犬としてはとてもいいですが、家へ訪問してきたお客様や宅配業者の方に吠え掛かってしまい、大変な思いをしながら玄関までくるはめになってしまう場合もあるでしょう。近所から苦情が出てしまう原因にもなりますので、吠えグセがつかないようにしつけが必要でしょう。

・「悪天候の影響を受ける」 飼い主さんが家にいる時にはいいのですが、留守の時に大雨や雷雨にあってしまったら、自分で家の中に入ることができませんので。怖い思いをしながら飼い主さんを待つことになります。

中には、犬小屋があるから大丈夫と思われる方もいると思います。多少の雨風ならば大丈夫かもれませんが、最近の天候をみると、どこでどんな自然災害が起こるか分かりませんので犬小屋だけでは身を守るのは不十分の場合があります。

・「イタズラされる危険」 ワンちゃんがイタズラをするということではなく、飼い主さんの目の届かないところで他人からワンちゃんがイタズラをされる危険のことです。あまり考えたくはありませんが、ひどい場合には怪我をさせられたりするということもあります。

・「室内飼いに比べて、平均寿命は短い」 外飼いのデメリットはなんといっても、これかもしれません。室内飼いのワンちゃんよりも病気にかかりやすくなります。例えば、ノミやダニ、寄生虫のウイルスの感染の可能性が高くなります。

夏であれば、熱中症のリスクが高くなり、蚊も多いのでフィラリアにかかる危険性もあります。冬は寒さで風邪を引きやすくなるでしょう。体も汚れやすくなります。その為、肌の弱い子は皮膚病にかかってしまいます。食事や水も外に出しっ放しにしておくので、虫がたかったり、土が入ってしまったりして衛生的に良くない場合があるでしょう。

他にも、室内飼いに比べて体調の変化に気付きにくいので、病気のサインを見逃す可能性もあります。病気のサインを見ていたとしても病気だと気づかない可能性もあります。最悪の場合には手の施し用のないところまでいって初めて気づくということにもなりかねません。

ネコちゃんの室内飼いのメリットとデメリット

家の中でくつろいでいる猫

Fayzulin Serg/shutterstock.com

では、次に猫ちゃんの室内飼いと外飼いのメリットデメリットをそれぞれ見ていきたいと思います。まずは室内飼いから見ていきましょう。

室内飼いのメリット

室内飼いメリットはたくさんあります。

・「事故に遭う危険性を避けることができる」 外飼いの猫ちゃんの死因の多くは交通事故に遭って亡くなるケースが1番多いです。ネコちゃんがなぜ交通事故に遭いやすいのかというと、ワンちゃんであれば車にビックリするとそのまま走り去ったり、引き返したりしますが、ネコちゃんの場合にはそうではなくビックリしてそのまま固まってしまうからです。

そうした被害に見舞われない為には、室内飼いがいいでしょう。

・「迷いネコの防止」 もともと帰巣本能はありますが、何かに追いかけられたり大きな道路を超えてしまったなど、何らかの理由により帰りたくても帰れないというネコちゃんも多いです。室内飼いだと、家内のどこかにはいるので、迷いネコの心配はありません。

・「ご近所とのトラブル回避」 外飼いだと飼い猫が近所の庭に入っていって、大切に育てている植物を踏んだり、排泄したりしてトラブルが起きるリスクがあります。猫好き、動物好きな人ばかりではないのでご近所に迷惑をかけたくないという方は室内飼いをオススメします。

室内飼いのデメリット

室内飼いのデメリットは何でしょうか?

・「運動不足になりがち」 外飼いのネコちゃんと比べると、やはり運動不足になりがちです。広い外でのびのびして走り回るネコちゃんと比べると、室内でじっとしている時間が長いネコちゃんは運動不足のリスクがあります。

運動不足にならない為にも、刺激を与える必要があるでしょう。飼い主さんが積極的に遊んであげたり、オモチャを与えたり、上り下りできるようなキャットタワーを作ったり、既製品を買ったりしてもいいかもしれませんね。

・「肥満」 運動不足に加えて、飼い主さんが甘やかしてしまい、オヤツなどをちょくちょくあげたりして肥満傾向になってしまう場合があります。また、飼い主さんが食べている物を欲しがるためについついあげてしまうということが肥満の原因になることもあるでしょう。

ネコちゃんの外飼いのメリットとデメリット

家の外で自由に動きまわっている黒猫

Giedriius/shutterstock.com

次に、外飼いのメリットとデメリットも考えましょう。

外飼いのメリット

・「ストレスが溜まりにくい」 好き勝手に動き回ることができる、のびのびできるというのは自由が好きなネコちゃんにとってストレスフリーとなるでしょう。狭い室内飼いだと好き勝手にできない、刺激が少ないのでストレスが溜まってしまう傾向があります。

特に、もともと外で暮らしていたネコちゃんを途中から室内飼いにした場合には、慣れない環境によるストレスから問題行動を起こしてしまうということもあるようです。外に出たくても出られないストレスもあることでしょう。

・「運動不足にならない」 目に入った物を追いかけたり、ネコちゃん同士で遊んだりしているうちに、自然と運動不足解消になります。猫ちゃんは縄張りの生活圏を自由に行き来できるので行動範囲も広く、狭い室内に比べると運動量ははるかに多くなります。

・「爪研ぎが自然とできる」 アスファルトなどの固い地面を歩くことで自然と爪が削れていきますし、木などの自然の爪研ぎもたくさんありますので、そうしたもので爪研ぎができます。飼い主さんが爪を切ったりしなくても良くなります。

外飼いのデメリット

次に外飼いのデメリットを見ていきましょう。

・「室内飼いに比べて、平均寿命が短い」 他の猫との縄張り争いなどのケンカにより大怪我をしたり、感染症になってしまったりする可能性があります。若いネコちゃんやもともと元気な子であれば問題ありませんが、老齢だったり体の弱い子はそうした傷が原因で残念ながら命を落とすこともあります。

1番の危険は、先ほども触れましたが交通事故のリスクが一気に高まるということです。大通りが近くにないから大丈夫と思われる方もいるかもしれませんが、細い道路や車があまり通らない道路でも、急に車が来たりすると反応しきれない場合があります。スピードを出していたり、脇見運転しているドライバーもいるかもしれません。

また夜になると見えづらいということもあります。急にネコちゃんが飛び出してきてブレーキをかけたけれど間に合わないということもあります。

室内飼いと比べて病気の発見が遅くなるということも言えるでしょう。怪我をしていたり病気の子は大抵の場合、どこか安心できる場所でじっとして体調が良くなるのを待っています。そのまま治ってくれればいいのですが、発見が遅れて手遅れになってしまうことも考えられます。

・「虐待を受ける可能性」 飼い主さんが見ていないところで、誰かがネコちゃんに嫌がらせをすることもあります。外では不特定多数の人が行き来していますので、犯人を特定することは難しいでしょう。虐待を受けてしまったネコちゃんは人間不信となってしまい、飼い主さんにも寄り付かなくなってしまったということも聞きます。

・「ご近所迷惑になる可能性」 先ほども触れましたが、近所からクレームが入る場合もあります。鳴き声がうるさい、敷地内に糞尿をされた、庭を掘り起こされたなど様々にあります。ネコちゃんに言い聞かせても直すことは難しいので、飼い主さんがご近所さんと話し合う必要があるでしょう。

まとめ

今回はワンちゃん、ネコちゃんそれぞれの室内飼いと外飼いでのメリット・デメリットを調べていくことができました。室内飼いにも外飼いにもどちらもメリットもデメリットもありました。飼い主さんがよく愛犬、愛猫のことを考えてどちらにするか決めていただけたらと思います。

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