中国ではどんな犬種が人気?中国で人気の犬種ベスト10を紹介!

中国ではどんな犬種が人気?中国で人気の犬種ベスト10を紹介!

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日本では、アパートやマンションに住んでいる人が多いため、飼育スペースをあまりとらないトイプードルやチワワなどの小型犬がペットとして人気です。では、海外ではどんな犬種が人気なのでしょうか?今回はお隣の国中国でどんな犬種が人気なのか、人気の犬種ベスト10をまとめてみました。

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中国で人気の犬種ベスト10

愛らしい顔をしているトイプードル

mohitseb/shutterstock.com

中国で人気の犬種は、富裕層の好む犬種が異なっているので、ほかの国と比較すると変動が大きいのが特徴的です。ですからここでは富裕層が爆買いする犬種を取り除いた上で、中国での人気の犬種ベスト10をみていきましょう。

1位「トイ・プードル」

日本でも人気の高いトイ・プードルは、中国でも断トツ人気があります。

くるくるとした巻き毛が特徴のトイ・プードルは、狩猟犬として古くから水辺付近で活躍していましたが、16世紀頃からフランスの貴族の間で注目され人気になってから、愛玩犬として飼育されるようになりました。

体臭が少ないことや被毛が抜けにくいなど手入れがラクなことに加え、人懐こくて穏やかな性格をしており、飼い主さんにとても従順なので、飼育しやすいことも人気の理由のひとつとなっています。

サーカス犬としても起用されるほど物覚えがよくて賢いので、一緒に生活しやすいのも魅力となっています。

2位「チワワ」

大きく潤んだ瞳が魅力的なチワワは、日本だけに限らず、中国でも人気となっています。

チワワには2種類の被毛タイプがあります。それは短くて滑らかな「スムースコート」と、手触りがやわらかくて耳や首に飾り毛がある「ロングコート」の2タイプです。どちらのタイプも人気があり、自分の好みの被毛タイプを選んでいるようです。

チワワは世界最小の犬種として知られていますが、その可愛らしい容姿とは別に、とても勇敢な性格をしています。また、飼い主さんやその家族、仲間などに対してはとても愛情深くて、忠誠心が強い性質をしています。

可愛らしいルックスと性格のギャップに魅了される方は多く、人気となっているようです。

3位「ミニチュア・ダックスフンド」

ミニチュア・ダックスフンドは、ダックスフンド種の中で中間サイズの犬種です。

猟犬らしい気質を持つミニチュア・ダックスフンドは、ほどよい警戒心を持ちながら勇敢なので、番犬としてもしっかり働いてくれます。また、好奇心旺盛で運動が大好きな活発な犬種なので、散歩や遊びの時間をしっかりとってあげることが大切です。

愛犬とスキンシップやコミュニケーションを図りたい方におすすめです。

4位「ポメラニアン」

まるでぬいぐるみのようなルックスをしているポメラニアンは、被毛のふわふわした触り心地がとても魅力的な犬種です。

毛色のバリエーションも人気の秘密です。毛色にはクリーム、ブラック、オレンジなどの単色をはじめとし、白毛に別のカラーが加わったパーティカラー、オレンジに褐色が混ざったオレンジセーブなどさまざまなパターンが存在しています。

ポメラニアンはとても社交的な性格をしており、小さな体でありながら元気よく動き回ることが大好きな性格をしています。ただし、神経質でアグレッシブな一面もあるので、しつけをしっかりするようにしましょう。

5位「ヨークシャー・テリア(ヨーキー)」

ヨーキーという愛称で親しまれているヨークシャー・テリアは、その美しい毛並みから動く宝石とも呼ばれています。

優雅なルックスをしながら、実は害虫駆除のために作りだされた犬種と言われています。ヨークシャー・テリアは、寂しがりやで甘えん坊の性格をしているため、飼い主さんとのスキンシップが大好きです。

その一方、テリア気質も持ち合わせており、勇敢で頑固な面もあるので、わがままにならないようにしつけをしっかりすることは大切です。

6位「柴犬」

日本で人気の柴犬は、中国でも人気です。柴犬は日本犬の中でも唯一の小型犬で、歴史のある犬種です。

毛色は赤毛、黒毛、胡麻毛の3種類に分かれていますが、白毛の毛色も存在しています。柴犬は警戒心がとても高いため、知らない人に対しては簡単に心を許してくれません。

しかし、信頼のある飼い主さんにはとても忠実なので、一度主従関係を築くことができれば、生涯にわたってよきパートナーとなってくれます。

7位「マルチーズ」

マルチーズはもともと、ヨーロッパで愛玩犬として飼われていた犬種で、古い歴史を持っています。

光沢のある純白の被毛が特徴的ですが、稀に白以外の毛色をしている個体もいるようです。とても繊細な被毛をしているので手触りがとても心地よいですが、毛玉になりやすいので毎日お手入れが欠かせません。

マルチーズはとても大人しくて明るく、社交的で人懐っこい性格をしています。その一方、勇敢な性質も持っており、大型犬に対しても臆することなく対応できる一面を持っています。

マルチーズは飼い主さんに従順なので、初心者の方でも飼いやすい犬種と言えるでしょう。

8位「シー・ズー」

シー・ズーは古くから、中国王朝貴族の家庭内で大切に飼われてきた小型犬です。短頭種の垂れ耳をしており、体高よりも体長が長いという特徴をもっています。

体重は個体によって差がありますが、平均4~7キロ程度です。被毛が大きな眼球に入りやすくて傷つきやすいので、長めの頭部の毛を縛ったり、カットするなどのお手入れをする必要があります。

シー・ズーの人気の秘密は外見だけでなく、その性格にもあります。遊ぶことが大好きで活発な性格をしていますが、穏やかで落ち着きもある一面を持ち合わせているので、子どもからお年寄りまでどなたとでも協調性をもって接することができます。

フワフワした被毛を持ちながら、軽やかに身体を揺らしながら歩くその姿に魅了されることでしょう。

9位「ゴールデン・レトリバー」

小型犬が人気の中、唯一大型犬でランクインしている人気犬種はゴールデン・レトリバーです。

明るいクリーム色から暗い赤金色まで、個体によってさまざまな毛色をしています。オスの平均体重は30~34キロ、メスの平均体重は24~29キロとなっています。

体格はとても大きいですが、賢くて飼い主さんにとても忠実で、温和な性格をしているのでペットとして飼育しやすいことで知られています。人懐っこい性格もしているので、子どもからお年寄はもちろん、他の犬とも友好的な関係を築くことができます。

10位「フレンチ・ブルドッグ」

日本ではフレブルという愛称で親しまれているフレンチ・ブルドッグですが、その起源にはさまざまな説があり、今でもその原種については分かっていません。

フレンチ・ブルドッグの毛色はブリンドル、フォーン、パイド、クリームの4種類に大きく分かれています。コミカルな印象を与える容姿は、その見た目通り明るくて陽気な性格をしています。

ほとんど吠えることがないので、アパートやマンションなどの集合住宅でも飼育しやすい犬種と言えるでしょう。

中国で人気だった犬種

毛並みの良いシベリアン・ハスキー

Liliya Kulianionak/shutterstock.com

上記でも少し触れましたが、中国では富裕層が爆買いする犬種があり、ブームによって異なるようです。

犬をモノのように扱っているので、ブームが過ぎると飼育放棄したり、新たな犬種に買い替える人が多くいます。ブームは最長でも3年周期で変わるため、今まで多くの犬種たちそのブームから去っています。

それには次の犬種が挙げられます。

・チベタン・マスティフ ・シベリアン・ハスキー ・サモエド ・イングリッシュ・ブルドッグ ・秋田犬

ブームになる犬種はほとんど大型犬、もしくは超大型犬なので、小型犬よりも寿命は短いですが、3年で亡くなるということは大きな病気を患わない限りありません。

ではブームから去った犬種はどうなってしまったのでしょうか?よくあるのが飼育放棄です。日本でもニュースで話題になりましたが、超大型犬のチベタン・マスティフが野良犬となり、群れを作って人を襲う事件が起きました。

ブームが去ると、新しいブームの犬種を購入するために路上や山に捨ててしまうことが珍しくありません。もしくは、食肉として売られることもあるようです。

中国は犬を食する文化があるので抵抗がないのかもしれませんが、一度飼育した犬を捨てたり食肉とすることは、わたしたち日本人にとっては考えられないことです。

現在、飼育方法に関しては社会問題となっていますが、今後改善されることを願います。

まとめ

中国での人気の犬種や犬の飼育状況についてみてきましたが、いかがでしたか?

人気の犬種は小型犬ばかりで、唯一大型犬としてゴールデン・レトリバーがランクインしています。中国では富裕層が犬をモノのように扱い、飼育方法に関してはこれから改善していく問題がたくさん残されています。

近年、動物愛護団体も発足されたようなので、少しづつでも改善されていくことでしょう。

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