オーストラリアで人気の犬種とは?世界のペット事情を知ってみよう!

オーストラリアで人気の犬種とは?世界のペット事情を知ってみよう!

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日本で犬をペットとして飼っているご家庭の数は、世界と比べても決して少なくはありません。では、海外の犬のペット事情はどうでしょうか?日本と同じように、犬をペットとして飼うことが一般的なのでしょうか。ここでは、オーストラリアではどのようにして犬が飼われているのか、どんな犬種が人気なのかを取り上げます。

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オーストラリアで人気の犬種ランキング

それでは、ここからオーストラリアで人気な犬種について取り上げていきたいと思います。

ミックス犬をのぞいた犬種で、1位から10位までをランキング形式で紹介します。

1位:ラブラドール・レトリバー

ラブラドールレトリーバー

Dora Zett/shutterstock.com

日本では盲導犬としても活躍している犬種で、賢く人懐こい性格が特徴です。ちなみに、オーストラリアでも身体障害者補助犬や警察犬として活躍しています。

また、水遊びが大好きでアクティブな犬種でもあるため、オーストラリアの飼育環境にぴったりです。もともと網にかかった魚を回収するのに役立っていた、耳かきのついた足を持っているという身体的特徴も、水遊び好きに一役買っています。

牧場を持っている、あるいは家畜がいるというご家庭でも、とても賢く作業意欲も高いラブラドール・レトリバーは狩猟犬や作業犬として活躍しています。

カラーバリエーションは、ブラック、イエロー(アイボリー、クリーム、フォックスレッド)、チョコレートがあります。

2位:スタッフォードシャー・ブル・テリア

スタッフォードシャーブルテリア

Melounix/shutterstock.com

あまり日本では耳にしない名前かもしれません。スタッフォードシャー・ブル・テリアはイギリスが原産の犬種で、骨太のがっしりした筋肉質の体に、額に少ししわが寄っているのが特徴です。足は太くて短く、体と同じ単毛に覆われたまっすぐなしっぽを持っています。

サイズは中型犬です。毛の色はホワイト&ブリンドルやブリンドル、レッド、フォーン&ブリンドルなど、さまざまな種類があります。

もともと牛いじめ(ブル・バイティング)や熊いじめ(ベア・バイティング)という、犬と牛、犬と熊を闘わせる人気のスポーツに使われていた犬種なので、興奮しやすく攻撃的な一面を持っています。そのため、しっかりとしたしつけができないと飼育は難しいと言われています。

攻撃的な一面もありますが、本来の性格は無邪気で明るく、陽気で友好的と言われています。見た目と違って人懐こいので、しつけさえきちんとできれば飼いやすい犬種でしょう。

運動量が多めなので、広い庭があって遊ぶ場所が十分にあるオーストラリアで飼うには適した犬種なのかもしれません。ちなみにオーストラリアだけでなく、イギリスやニュージランドでも人気がある犬種です。

3位:フレンチ・ブルドッグ

フレンチブルドッグ

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日本でも人気のあるフレンチブルドッグは、オーストラリアでも人気があります。

オーストラリアの人に人気な他の犬種に比べると散歩量が少なくてすむため、アパート暮らしの方たちに人気がある犬種です。

フレンチ・ブルドッグの持つ何とも言えないかわいらしいキャラクターから、フレンチ・ブルドッグをテーマにしたフレンチブルドッグカフェもあるとのことで、その人気ぶりをうかがえます。

4位:ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマンシェパードドッグ

Alexia Khruscheva/shutterstock.com

名前の通りドイツが原産の犬種で、名前の意味は「ドイツの牧羊犬」です。日本国内ではシェパードと略されて呼ばれることが多いです。警察犬としてイメージする方が多いのではないでしょうか。

頭がいい犬種で、作業犬としてオーストラリア以外でも人気です。

その性格は飼育される環境によって大きく異なると言われています。基本的に正しいしつけや訓練が必要で、犬を飼うのが初めてという方には向いていない犬種かもしれません。

運動量が多く、最低でも1日に2回、1時間程度の運動が必要と言われています。運動が足りないと体力や持久力を維持できなくなり、ストレスの原因にもなります。

住居環境的にもオーストラリアは、シェパードを飼うのに適していると言えるかもしれません。

5位:ボーダー・コリー

ボーダーコリー

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ボーダー・コリーと聞くと、多くの人は牧羊犬をイメージするのではないでしょうか。広大な牧場で白と黒の毛をまとい、羊を追う姿が目に浮かぶようです。

イギリス原産で、エネルギッシュで1日に多くの運動をする必要がある犬種です。ブリティッシュコロンビア大学の研究によると、世界で最も賢い犬とも言われています。

聡明な性格以外にも、粘り強い、警戒心が強い、敏感、鋭敏、活気があるなどが代表的な性格として挙げられています。

オーストラリアでは牧羊犬の中でも特に人気の高い犬種です。

6位:ゴールデン・レトリバー

ゴールデンレトリーバー

Olena Brodetska/shutterstock.com

人気1位のラブラドール・レトリバーと同じく、水遊びが大好きな狩猟犬として高い能力をもっています。

イギリス原産の大型犬で、賢く飼い主に対して忠誠で、穏和な性格なのでペットとしても適しています。しつけもしやすい犬種と言われているので、犬を初めて飼う方でも比較的飼いやすいかもしれません。

オーストラリアでは、がっちりとした骨格で色が濃いアメリカ系のゴールデン・レトリバーよりも、毛の色がゴールドかクリームのイギリス系ゴールデン・レトリバーの人気が高いようです。

7位:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアキングチャールズスパニエル

BIGANDT.COM/shutterstock.com

日本ではキャバリアと呼ばれているキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが、小型犬にも関わらずオーストラリアの人に人気な犬種にランクインしています。

もともと貴族の愛玩犬として親しまれてきた犬種で、名前に含まれる「キング・チャールズ」は、キャバリアをでき愛したイングランドの王チャールズ1世とチャールズ2世からとられています。

性格は優しく穏やかで、愛情深くてもの静かです。飼い主だけでなく、見知らぬ人や他の犬・動物に対しても友好的で、スキンシップや人に触れられることを好みます。

また遊ぶのが大好きなので、小型犬ながらもアクティブな犬を好む傾向が強いオーストラリアの人たちに合うのかもしれません。

8位:アメリカン・スタフォードシャー・テリア

アメリカンスタフォードシャーテリア

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2位にランクインしているスタッフォードシャー・ブル・テリアと名前が非常に似ていますが、19世紀にイギリスからアメリカに輸入されたスタッフォードシャー・ブル・テリアを品種改良し、より大きな犬種として作られたのがこの犬種です。

やはり牛や熊と戦わせていたため、闘犬が禁止された今でも攻撃性のある一面は残っています。

飼い主には忠誠で忍耐強く、独立心が旺盛でもあります。何といっても運動量が多いので、オーストラリアのような広い庭のある家で飼うのが好ましいでしょう。

9位:ミニチュア・シュナウザー

ミニチュアシュナウザー

Jagodka/shutterstock.com

学者のようにヒゲを生やしたような顔が特徴の犬種です。

やや頑固で、小型犬の中ではオーストラリアで人気な犬種です。

10位:ロットワイラー

ロットワイラー

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大きな体と強い顎を持っているロットワイラーは、もともとイノシシ猟で活躍していた犬種です。

性格は警戒心が強く家族への忠誠心があり、家族を守ろうとします。

ただし、しっかりと訓練していないと攻撃的な一面があるため、しっかりとしつける必要があります。

まとめ

動物大国のオーストラリアだからこそ、大型でワイルドな性格の犬をペットとして好む傾向があることが分かりました。

広いスペースで運動することが必要な犬種や、しつけをきちんとしないと攻撃的な犬種も人気があります。動物愛護の精神が広くいきわたり、動物の扱いに慣れている国民が多いことも反映されての結果かもしれません。

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