ケアーン・テリアってどんな犬?そのルーツや特徴を紹介!

ケアーン・テリアってどんな犬?そのルーツや特徴を紹介!

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テリア種の中でも古い犬種の「ケアーン・テリア」。日本ではあまり聞いたことのない犬種かもしれませんが、「世界一の小さな相棒」と呼ばれるほど、飼い主に忠実な犬として知られています。今回は、そんなケアーン・テリアのルーツや特徴を紹介したいと思います。活発で好奇心旺盛な小型犬を探している方に是非お勧めです!

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ケアーン・テリアの特徴

可愛らしい顔をしたケアーン・テリア

Eric Isselee/shutterstock.com

それではケアーン・テリアの外見や性格などの特徴を見ていきましょう。

外見的特徴

ケアーン・テリアは体長が体高よりも少し長く、四肢が頑丈でしっかりとしていることが特徴です。とても機敏な動きをして、作業能力に長けている犬種といえます。愛犬家たちが愛した、この素朴で祖先犬の風貌を残した姿は、自然体ともいえる外見ともいえるでしょう。

立ち姿は前脚に体重がかかるような前傾姿勢で、力強さを感じます。立ち耳で頭部は幅広です。マズルは短めです。ダブルコートの雨風に強い被毛を持っています。

性格

素朴な見た目と、テリアらしい気質が魅力的なケアーン・テリア。一度飼育すると、その愛らしさ、忠実さ、そして明るい性格の魅力いっぱいのこの犬種の虜になってしまうと言う人がいます。一緒にいるとこっちも元気になりますが、”世界一の小さな相棒”として人生の最高のパートナーともなってくれるんです。そんなケアーン・テリアの性格的特徴も見てみましょう♪

・陽気 ケアーン・テリアは陽気で活発な性格だといわれています。明るくて、前向きな性格なんですね。明るい性格の人と一緒にいるとこちらまで前向きになることができますが、ケアーン・テリアはそのような周りを元気にしてくれる性格をしています。好奇心も強く、へこたれません。

好奇心が旺盛で元気いっぱいなので、いっぱい一緒に遊んであげましょう。子どもと一緒に遊ぶことも好きです。でも、中には子どもが苦手な気難し屋さんもいるようなので、飼育の際には子どもとの相性も考えてあげましょう。気に入った遊びは何度も何度もやりたいって言うこともあるようですし、逆に遊んでいたと思ったらすぐに飽きてしまうようなマイペースな一面もあるようです。なんだか天真爛漫なところがかわいいですね!

・飼い主に忠実 ケアーン・テリアは賢く、飼い主にとても忠実な犬種としても知られています。忠誠心の強い性格をしているので、飼い主さんのために一生懸命に働き、その要望に応えようとします。寂しがりやなところもあるようですが、テリア種は頑固で意志が強いという特徴があります。それを反抗的と勘違いしてしまう人もいるようですが、それは違います。強い意志を持っているということは、有能な作業犬として必要な一面でもあるのです。

・頭が良く警戒心が強め そして知能はとても高く、訓練性にも富んでいます。今でもスコットランドで狩猟犬として活躍している個体もいるそうですよ。

番犬にも向いていて、警戒心は強めです。しっかりとトレーニングをしないと吠え癖がついてしまうこともあるようなので気を付けましょう。そして、穴掘りも好きです。さらに、本能から小動物を見ると追いかけたくなるようです。いったんスイッチが入るとなかなか止めることができないようなので、決して放し飼いにはしないようにしましょう。

テリア種は小さな猟犬として小動物の狩猟などで活躍してきました。それで勇敢さや、力強さ、そして行動的といった特徴をもっています。ケアーンテリアは、まさにテリア気質をもつ犬種です。それで、先ほども述べた通り頑固なところもあります。気が強いところがあるんです。それで、相性が悪い相手とはちょっとうまくいかないこともあります。

とはいえ、家族に対してはとても愛情深くて、甘えん坊です。家族であれば他の動物とも仲良くすることができます。初めて犬を飼育する初心者さんにとっては、気の強いところや頑固な面が飼育の難しさを感じるかもしれません。トレーニングには一貫した指示と根気が必要になるでしょう。でも、飼い主との信頼関係がしっかりと築かれ、毅然とした態度でリーダーとして愛情深くトレーニングをしながら飼育することができれば、とってもいい子で賢い犬種ですので、飼い主さんの気持ちによく応えてくれる優秀な相棒になってくれますよ。

ケアーン・テリアのカラーとお手入れ

可愛いケアーン・テリアの子犬たち

Csanad Kiss/shutterstock.com

ケアーンテリアの被毛はダブルコートで、雨風に強いという特徴を持っています。水をはじくような剛毛を維持するためには、「ハンドストリッピング」と呼ばれる特殊なお手入れをする必要があります。これは、死毛を抜き取ることによって、新しい被毛を生えさせるもので、やり方にはコツがいります。このお手入れをしないと皮膚が弱くなって皮膚病になりやすくなる、とも言われています。

ハンドストリッピングには技術が必要なため、素人には難しい場合が多く、慣れていない人がすると犬に痛みを与えてしまいます。とはいえ、子犬のときにこれをやっておかないと成犬になったときにもっと抜けにくくなってしまって痛みが増すことになりますので、子犬を迎えることを考えている人はハンドストリッピングについてもよく調べておくようにしましょう。

春先の換毛期には抜け毛がありますが、その他にはそれほど抜け毛が多い方ではありません。普段はブラッシングやコーミングをしてあげましょう。顔周りにも飾り毛があります。どのようにカットするかで表情が変わりますよ。

ケアーンテリアの被毛のカラーには、ウィートン、サンドブリンドル、レッド、ブラック、クリームなどがあります。ウィートンとは小麦色のような毛色のことを言います。ブリンドルというのは縞模様が入っているもので、砂のような色が混じっているブリンドルがサンドブリンドルとなります。この被毛の面白いところは、成長するに伴って何度も毛色が変わるということです。なんと7回も毛色が変わるといわれています。マズルや耳は黒っぽくなることが多いです。

まとめ

飼い主と遊ぶケアーン・テリア

studiolaska/shutterstock.com

古いテリア種の気質や風貌を残すケアーン・テリア。その明るくて前向きな性格と、飼い主さんへに忠実なところがとても魅力的な犬種です。

昔から人と暮らし、生きてきた犬種ですので、飼育が難しいということはありません。とはいえ、テリア気質がわかりやすく残っている犬種で、頑固なところもあります。独立心もありますし好奇心が旺盛です。でも、攻撃的ではありません。

そしてとても活発で、勇ましく大胆です。運動量も多いので、愛犬と運動を一緒にするのが好きなアクティブな人や、テリアらしい特徴を理解し愛せる人に飼育が向いています。

子犬のときから被毛のお手入れにはハンドストリッピングの知識と技術が必要になります。それで、ケアーン・テリアを飼育する際には、ブリーダーなどからハンドストリッピングについてよく聞いて、皮膚病にならないように毎日のお手入れをしっかりとしてあげましょう。

家族に対しては深い愛情を示しますが、他人にはそっけない態度だったりあまり心を開かないという事もあるようです。家族と一緒にいることが好きで、寂しがりやなところもあるようですので、長い時間お留守番にさせておく必要のあるご家庭には向いていません。活動的な小型犬を探していて、愛犬と一緒に遊び、スポーツなども楽しみたい人などにはおすすめの犬種ですよ!

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