ケアーン・テリアってどんな犬?そのルーツや特徴を紹介!

ケアーン・テリアってどんな犬?そのルーツや特徴を紹介!

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テリア種の中でも古い犬種の「ケアーン・テリア」。日本ではあまり聞いたことのない犬種かもしれませんが、「世界一の小さな相棒」と呼ばれるほど、飼い主に忠実な犬として知られています。今回は、そんなケアーン・テリアのルーツや特徴を紹介したいと思います。活発で好奇心旺盛な小型犬を探している方に是非お勧めです!

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「世界一の小さな相棒」:ケアーン・テリア

飼い主と散歩しているケアーン・テリア

Mary Lynn Strand/shutterstock.com

テリア種というと、賢くてちょっと頑固でパワフルなイメージだったりしますが、そんなテリアらしさを持ち合わせつつ、飼い主に忠実で前向きな性格をしているのが、「ケアーン・テリア」です。

ケアーン・テリアはタフで、勇敢で、粘り強さも持ち合わせる最高のパートナー。イギリスにあるケアーン・テリアクラブでは「世界一の小さな相棒(The best little pal in the world)」って紹介されているんですよ!

「ケアーン・テリア」という名前はなかなか聞きなれないかもしれません。というのも、犬の種類というのは世界では1000種を超えているとも言われているくらいですから、あまりなじみのない犬種が多いんです。でも、実のところ日本人の中にも、知らないうちにケアーン・テリアを目にしたことのある方は少なくありません。なぜなら、ケアーン・テリアは有名な映画に登場している犬種だからです。

その映画というのが「オズの魔法使い」です。1939年に公開されたこの映画の中のドロシーの冒険の相棒となったのが、ケアーン・テリアの「トト」でした。「トト」を演じていたのは「テリー」という名前のケアーン・テリアの俳優犬だったんです。テリーはメスで、「オズの魔法使い」のほかにも、いろいろな映画で活躍していました。映画の中で、ドロシーの相棒として重要な役割を果たし、その人気は急上昇したといわれています。

犬を相棒にして冒険するって、なんだかとっても夢があって素敵ですよね。冒険にまではいかなくとも、ケアーン・テリアは小さいけど世界一の相棒としてきっとあなたの生活を豊かにしてくれるはずです。

有名イラストレーター上田三根子さんも夢中

ケアーン・テリアを最高の相棒として暮らしている方の中に、有名なイラストレーターの上田三根子さんがいます。雑誌だけでなく、ゲームのキャラクターを手掛けたり、CMやテレビ番組の中でも上田さんのイラストを見ることがあります。そんな大人気イラストレータの上田さんが開いた個展では、愛犬と一緒に暮らす女性たちが描かれていました。

その愛犬として多く登場していたのはケアーン・テリアでした。というのも、上田さん自身が3匹のケアーン・テリアと一緒に暮らしているそうです。それもケアーン・テリアとの生活はすでは約25年という長さで、その人懐っこさ、賢さ、明るさなどに惹かれているそうですよ!

ケアーン・テリアのルーツ

2匹のケアーン・テリア

Marina Plevako/shutterstock.com

ケアーン・テリアはスコットランドが原産国のテリア種です。小型犬で、体高は28~31cmほど、体重は6~8㎏ほどになります。作業テリアとして、害獣から農作物をまもったり、小動物の駆除のために改良されました。それで、とても頑丈で勇敢であるという特徴をもっています。

もともとスコットランドが原産のテリアはスコティッシュ・テリアがもとになっています。その基礎になっているテリアにもっとも風貌が似ているのがケアーン・テリアなんです。スコティッシュ・テリアはスコットランドが土着の犬として知られていました。

1860年ごろまではスカイテリアやダンディ・ディモントテリアなども、スコティッシュ・テリアとして扱われていましたが、そのことに反対した犬種のオーナーたちによって、犬種としての分類が行われるようになったようです。それで、1873年になると、スカイテリアとダンディ・ディモントテリアは別の犬種として認められるようになり、スカイテリアからさらにハードヘアード・テリアが分かれることとなりました。

このスカイテリアから分かれたハードヘアード・テリアから生まれたのがケアーン・テリアなんです。ケアーン・テリアは元となっているスコティッシュ・テリアに風貌が似ていて、その素朴な姿が愛されてきました。また、テリアたちは猟犬として勇敢に働く気質を持っています。ケアーン・テリアもキツネやネズミ、ウサギといった小動物の猟犬として働き、農村部で市区されてきたようです。

ケアーン・テリアの名前の意味も、彼らが行ってきた仕事に由来しています。「ケアーン」というのは、「石積み」を意味しているんです。石が積まれた場所で、彼らはその石のすきまにいるネズミを追い出し捕獲する仕事をしていたことから、この名前が付けられたといわれています。この名前が付けられ、犬種として独立したのが1912年のことといわれています。

とはいえ、本来ならば地名が犬種の名前として残るのが一般的だったこの時代、ケアーン・テリアが地名を名乗っていないのは少し不思議に思われるかもしれません。古い犬種ならなおさらのことです。それには理由があって、ドッグショーなどが始まって犬種名がそれぞれに与えられるようになっていたその時代、もうすでにスコットランドを代表するような地名が他の犬種に使われちゃっていたんです。だから、ケアーン・テリアの場合には地名ではなく、積み石や岩場の穴からネズミを追い出しているという彼らの仕事を由来として名前が付けられたそうですよ。

後の時代、彼らは猟犬としてではなく、家庭犬またはショードッグとして飼育されるようになりました。ショードッグとして育種されるさいも、彼らの祖先犬に近いその素朴な見た目が大切にされました。それで他のテリア種とは違い、あまり手を加えずに育種されているという特徴があります。

ケアーン・テリアの愛好家たちが祖先犬に近い見た目を残して育種してきた、ということですが、現代でもブリーダーたちは昔のままのテリアとして保存することを目的としてブリーディングしているようです。

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